開講年度2018
科目名講読(思想と芸術)Ⅰ
科目ナンバーN321-842-03
開講種別春学期
対象学年3年
担当者木村 文輝
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
「生活仏教」の探求
授業の概要
 従来、仏教の研究は経典や論書、あるいは祖師の語録等に記録された教義の分析と、その変遷の究明を中心に行われてきた。けれども、そのような「教義仏教」の研究とは別に、近年ではもう一つの仏教研究の重要性が指摘されている。それは、必ずしも高尚な教義とは結び付いていないけれども、一般の民衆の生活に溶け込みながら、彼らの生活と文化を様々な側面から支えてきた「生活仏教」の研究である。そして、この「生活仏教」こそが、人々の仏教信仰に活力とダイナミズムを与えてきたと言っても過言ではない。この授業では、関連する諸論文の精読をとおして、「生活仏教」の様々な側面を学ぶことにしたい。
授業の到達
目標
 この授業では、毎時間、論文を参照しながら「生活仏教」の様々な側面の考察を進める。使用する論文は、初回の授業で受講生との合議によって決定する。受講生は、授業の予習として、該当論文を精読しておくことが出席の条件となる。
 また、それぞれの時間毎に、あらかじめ担当者を決めておく。この担当者には、その日の授業で扱う論文の要旨をまとめたレポートを作成してもらい、授業の始めに発表してもらう。一方、他の出席者も、事前にその論文の中から疑問点等を探しておき、それを授業の際に発表してもらう。担当者、もしくは出席者から提起された問題点をめぐって議論を行い、その論文の理解を深めるとともに、「生活仏教」についての理解を深めることを目指すことにしたい。あわせて、本授業では、論文を読解する力、自らの意見をまとめ、発表する力、他者の意見を参照する力、レポートを作成する力が養われることになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1授業の目的と方針
本授業の目的と方針を理解し、あわせて、受講生との合議によって、使用するテキストを決定します。
2日本仏教の死生観に関する論文の講読(1)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
3日本仏教の死生観に関する論文の講読(2)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
4日本仏教の死生観に関する論文の講読(3)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
5日本仏教の死生観に関する論文の講読(4)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
6日本仏教の死生観に関する論文の講読(5)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
7日本仏教の死生観に関する論文の講読(6)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
8日本仏教の死生観に関する論文の講読(7)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
9地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(1)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
10地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(2)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
11地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(3)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
12地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(4)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
13地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(5)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
14地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(6)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
15地蔵信仰・観音信仰に関する論文の講読(7)予習:該当論文を精読し、問題点を見つけるとともに、自らの見解をまとめる。(90)
復習:授業内容をふまえ、論文の内容を再確認する。(60)
    
16担当者としてのレポートの作成、ならびに、学期末レポートの提出担当者として、該当論文をまとめた内容のレポートの作成。(600)
講義内容の再確認と、参考文献の学習による学期末レポートの作成。(900)
評価方法・基
準(評価割合)
レポートによる評価(70%)、受講態度・発言回数・学習意欲等(30%)を総合して評価を行う。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『未定』約3000円受講生との合議により決定する
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.授業中に適宜紹介する
参考URL
質疑応答
・授業中、質問は随時受け付ける。授業時間以外で質問などがある場合は、禅研究所、または研究室(3431)まで連絡していただきたい。
備考
・この授業では、受講生自身の主体的な参加が不可欠である。また、受講生の関心事項や学習意欲によっては、授業の内容や進め方を修正する可能性がある。
画像
ファイル
更新日付2018/02/15 10:27:29