開講年度2018
科目名日本文化特講6(方言研究Ⅰ)
科目ナンバーN331-137-05
開講種別春学期
対象学年3年
担当者下野 雅昭
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
方言研究のための研究方法・調査手法を理解するとともに、データ分析のしかたを学ぶ。
授業の概要
方言を研究するための基本的な用語およびこれまで開発されてきたさまざまな研究方法・調査手法を、公表されている研究成果と合わせて紹介・解説します。
授業の到達
目標
研究成果をその結果だけでなく、背後にある研究方法・調査手法・分析のしかたを含めて説明し批評できるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1前期授業のオリエンテーション(授業のテーマ・概要・目標、評価、テキスト、参考書、質問について、その他)を行います。概要・目標を確認し、受講しようとした動機を分析して、書き出しましょう(60分)。
2方言研究における基本的な用語(言語、国語、方言、標準語、言語の系統、そのほか)を解説します。講義中に出てきた用語をノートに整理しましょう(60分)。
3言語の構造・体系を研究する際のさまざまな事象を、実際の用例を掲げながら解説します。講義中に出てきた事例を整理し、自分が興味を抱くきっかけとなった用例が言語のどの部分だったかを書き出しましょう(60分)。
4言語の構造・体系研究における諸事象と方言の相関を解説します。自分が興味を抱くきっかけとなった用例を、講義中に出てきたタイプごとに整理しましょう(60分)。
5方言研究の歴史(一) 言語研究における方法を概括的に説明したのち、方言研究の歴史を言語研究の方法という観点から概説します。講義中に出てきた方法のちがいおよび方言の事例を整理しましょう(60分)。
6方言研究の歴史(二) 前時に続いて、方言研究の歴史を言語研究の方法という観点から概説します。講義中に出てきた方言の事例を整理しましょう(60分)。
7方言のアクセント 記述的研究の立場からアクセント分野に限定して詳説します。テキストの該当部分を熟読して、講義時のデータを再確認しましょう(60分)。
8方言の音韻(一) 記述的研究の立場から音韻分野に限定して詳説します。「音声」「音韻」の概念を確認して、テキスト・資料を熟読整理しましょう(60分)。
9方言の音韻(二) 前時に続いて、記述的研究の立場から音韻分野に限定して詳説します。テキスト・資料の該当部分を熟読し、講義時の用例を整理しましょう(60分)。
10方言の文法(一) 記述的研究の立場から文法分野に限定して詳説します。用語の意味を整理し、テキストの該当部分を再確認しましょう(60分)。
11方言の文法(二) 前時に続いて、記述的研究の立場から文法分野に限定して詳説します。講義時の自分のデータを追跡・再確認しましょう(60分)。
12方言の語彙・意味 記述的研究の立場から語彙・意味の分野に限定して詳説します。テキストの該当部分を熟読して、講義時の自分のデータを追跡・再確認しましょう(60分)。
13方言の待遇表現 記述的研究の立場から待遇表現に限定して詳説します。テキストの該当部分と講義内容を整理し、講義時の自分のデータを追跡しましょう(60分)。
14方言調査法(一) 実際の方言調査における調査の方法を解説します。講義中に出てきた方法を項目に分けて整理しましょう(60分)。
15方言調査法(二) 前時に続き、方言調査における調査の方法を解説します。講義中に出てきた方法を項目に分けて整理しましょう(60分)。
    
16定期試験(またはレポート試験)今期に学習したことを振り返り、整理しましょう(180分)。
評価方法・基
準(評価割合)
出席を含む授業姿勢(10点)と提出物および学期末試験(またはレポート試験)(90点)による
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ガイドブック方言研究』小林隆・篠崎晃一編ひつじ書房1800円
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『展望現代の方言』真田信治編白帝社2200円
2.『方言学(日本語ライブラリー)』真田信治編朝倉書店3500円
3.『ガイドブック方言調査』小林隆・篠崎晃一編ひつじ書房1800円
参考URL
質疑応答
授業中または授業後に適宜受け付けます。
備考
授業中の私語、携帯電話等の操作は禁止します。
画像
ファイル
更新日付2018/02/16 14:58:18