開講年度2018
科目名日本の古典文学Ⅰ
科目ナンバーN231-131-02
開講種別春学期
対象学年2年
担当者神山 重彦
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』を見る
授業の概要
数ある歌舞伎作品の中でもっとも著名な、『仮名手本忠臣蔵』全十一段のうち、春学期は大序~五段目を見ます。場面ごとに区切ってまずテキストを読み、その後にDVD映像で実際の上演のありさまを見ます。歌舞伎は、現代の演劇とは異なるところが多く、「難解」「退屈」などの感想を、受講者は持つかもしれません。しかしそれに耐えて『忠臣蔵』全十一段を見ることに、大きな意義があるのです。春学期・秋学期を通して、1年間受講することがのぞましい。
授業の到達
目標
日本が世界に誇る伝統芸術である歌舞伎を、正しく鑑賞し、理解できるようになります。歌舞伎を学ぶことによって、日本文化の特性を体感できます。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1歌舞伎と文楽
○『仮名手本忠臣蔵』には、文楽(人形劇)版と歌舞伎版があることを学びます。
【予習】『仮名手本忠臣蔵』について、文学事典や文学史の本で調べる。(60)
【復習】配布されたプリントを熟読する。(60)
2大序(1)
○「鶴が岡社頭」の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「鶴が岡社頭」のプリントを熟読する。(60)
3大序(2)
○「師直横恋慕」の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「師直横恋慕」のプリントを熟読する。(60)
4二段目
○「松伐り」の文楽版台本を読み、文楽版・歌舞伎版、両方の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「松伐り」のプリントを熟読する。(60)
5三段目「足利城外」
○「足利城外」の文楽版台本を読み、文楽版・歌舞伎版、両方の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「足利城外」のプリントを熟読する。(60)
6三段目「殿中刃傷」(1)
○「殿中刃傷」(1)の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「殿中刃傷」(1)のプリントを熟読する。(60)
7三段目「殿中刃傷」(2)
○「殿中刃傷」(2)の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「殿中刃傷」(2)のプリントを熟読する。(60)
8三段目「裏門」
○「裏門」の文楽版台本を読み、文楽版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「裏門」のプリントを熟読する。(60)
9四段目「判官切腹」(1)
○「判官切腹」(1)の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「判官切腹」(1)のプリントを熟読する。(60)
10四段目「判官切腹」(2)
○「判官切腹」(2)の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「判官切腹」(2)のプリントを熟読する。(60)
11四段目「屋敷明渡し」
○「屋敷明渡し」の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「屋敷明渡し」のプリントを熟読する。(60)
12「道行旅路の花聟」
○文楽版「裏門」の改作である歌舞伎舞踊「道行旅路の花聟」を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】文楽版「裏門」のプリントを読み直し、歌舞伎舞踊との相違を確認する。(60)
13五段目「山崎街道」
○「山崎街道」の文楽版台本を読み、歌舞伎版の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「山崎街道」のプリントを熟読する。(60)
14五段目「二つ玉」
○「二つ玉」の文楽版台本を読み、文楽版・歌舞伎版、両方の舞台映像を見ます。
【予習】前回のプリントを読み直す。(60)
【復習】「二つ玉」のプリントを熟読する。(60)
15春学期まとめ
○『仮名手本忠臣蔵』前半をふりかえり、全体の構想、後半への伏線などを確認します。
【予習】春学期に配布されたプリント全体を一覧する。(60)
【復習】『仮名手本忠臣蔵』前半をふりかえり、理解を深める。(60)
    
評価方法・基
準(評価割合)
成績(100点満点)評価の割合
○学期末のレポート80% + 授業への参加態度20% 
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プリントを配布します。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問等がある場合は、毎回の授業の前後に教室で尋ねてくれても良いし、オフィスアワー(金曜日3限)に神山研究室(3号館4階)まで来てくれても良いです。重要な質問・興味深い質問は授業で取り上げ、コメントします。
備考
授業中の私語、飲食、携帯電話・スマートフォンの使用は、禁止します。
電子辞書は大いに使用して下さい(ただし無音で)。
画像
ファイル
更新日付2018/02/04 16:38:00