開講年度2018
科目名人間と環境Ⅰ/総合科目Ⅳ-Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者萩生 昭徳
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
地域史や史料、文化財から見つける、我が街の魅力
授業の概要
現代の最先端を歩んでいるような街であっても、その街には必ず歴史があります。どんな街でも、人がその場で積み上げてきた歴史が底流となって、人々の意識や生き方を支えているはずです。そう考えると、君たちが生活し、日常を何気なく過ごしている地域について理解を深めることは、今の自分を取り巻く文化や習慣を、その未来を見つめることにつながっているのです。この授業では、私たちが生活している地域の歴史に目を向けるだけでなく、主題についての探究や古文書解読という歴史学習の方法を体験し、さらに、自らの生活の場にある文化財を調査し紹介する活動を通して、改めてその魅力と奥深さを体感してもらいたいと考えています。
授業の到達
目標
(1)愛知県や県内各地域について、その環境や歴史、地域の特徴などを様々な方法で理解することを通して、物事を多面的・多角的に分析して考えることができるようになること
(2)歴史の学び方である主題を探究する学習や、古文書解読を体験することで、多様な学びの方法があることを知り、そのことに興味を持つことができるようになること
(3)身の回りにある文化財を活用して街の魅力を伝えるという活動を通して、自らの考えを文章にしたり、積極的に発信することができるようになること
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「この授業を始めるにあたって」
〇授業方針の説明をうけた上で、歴史、なかでも郷土史が伝える現在に続く生活環境や地域の文化について考える                           
【予習】シラバスを熟読し今後を予測する(30)
【復習】愛知県の歴史について、知っていることをまとめ論述できるようにしておく(60)
2「愛知県の成立」
〇江戸時代に尾張藩や三河の諸藩に分かれていたこの地域が、どのような過程を経て愛知県となっていくのかを学び、愛知県という地域の大きな特徴や環境を、歴史的な側面から考える     
【予習】知っていることをまとめ、整理する(30)
【復習】学んだ内容について理解を深める(30)
【課題】授業時に提示する(30)
3「愛知の環境や歴史を考える(1)」
〇主に尾張地域を中心に探訪し、地域の環境や歴史、文化財等について理解を深めながら学ぶ                 
【予習】知っていることをまとめ、整理する(30)
【復習】学んだ内容について理解を深める(30)
【課題】授業時に提示する(30)
4「愛知の環境や歴史を考える(2)」
〇前時から継続するともに、特に知多地域を中心に探訪し、、地域の環境や歴史、文化財等について理解を深めながら学ぶ 
【予習】知っていることをまとめ、整理する(30)
【復習】学んだ内容について理解を深める(30)
【課題】授業時に提示する(30)
5「愛知の環境や歴史を考える(3)」
〇主に三河地域を中心に探訪し、地域の環境や歴史、文化財等について理解を深めながら学ぶ                
【予習】知っていることをまとめ、整理する(30)
【復習】学んだ内容について理解を深める(30)
【課題】授業時に提示する(30)
6「三河武士は二度天下をとった(1)」
〇このテーマから考えられる二つの天下について、GW(グループワーク)しながらそれぞれの考えを発表する。あわせて、考えを裏づけるために必要な検証を行う                          
【予習】「二度の天下」の意味を考えておく(30)
【復習】所属グループの意見を検証する(30)
【課題】授業時に提示する(30)
7「三河武士は二度天下をとった(2)」
〇このテーマが示す歴史的な背景を授業を通して探り、二度天下を取った三河武士を発見する                       
【予習】前時の内容を再確認し、再考しておく(30)
【復習】学んだ内容について理解を深める(30)
【課題】授業時に提示する(30)
8「古文書にチャレンジ(1)」
〇各地の資料館や寺社など、各地域の様々な場所に保存され、多くの歴史的事実や当時の生活を今に伝える古文書。その解読法の基礎を学ぶ
【予習】漢文の基礎知識を高校時の教材を使って思い出し、確認しておく(60)
【復習】配付した資料で、古文書解読の基礎を再確認する(30) 
9「古文書にチャレンジ(2)」
〇学んだ古文書解読のための基礎を活用して、古文書演習問題にGWで挑戦し、解読内容を発表するとともに、歴史的背景も考える
【予習】解読の基礎を確認し、問題に取り組む(30)
【復習】演習問題の解読内容を再確認する(30)
【課題】授業時に提示する(30)
10「古文書にチャレンジ(3)」
〇学んだ古文書解読のための基礎を活用して、古文書演習問題にGWで挑戦し、解読内容を発表するとともに、歴史的背景も考える
【予習】解読の基礎を確認し、問題に取り組む(30)
【復習】演習問題の解読内容を再確認する(30)
【課題】授業時に提示する(30)
11「文化財、その区分を理解する」
〇国宝、重要文化財などに区分され、私たちの生活の場に溶け込んでいる文化財について、その区分を学び文化財への思いを新たにする                                 
【予習】文化財の区分について調べておく(30)
【復習】学んだ内容について理解を深める(30)
【課題】授業時に提示する(30)
12「私の街の文化財めぐりコース(1)」
〇自らが居住する地域の「文化財めぐりコース」を作ることを目指し、そのための作成方法について学ぶ                      〇自らの「文化財めぐりコース」作りの内容を構想し、調査すべき事柄などを整理する
【予習】居住地にある文化財について調べる(60)
【復習】「文化財めぐりコース」作りに必要な調査について、具体的計画を考える(30)
13「私の街の文化財めぐりコース(2)」
〇調査してきた内容を盛り込んだコースづくりを行い、発表のための原稿づくりを行う
〇写真などを取り込んだ作品を作成する
【予習】原稿作りのための調査や準備を行う(60)
【復習】自らの作品に検討を加え、より良い作品を目指す(60)
14「私の街の文化財めぐりコース(3)」
〇グループごとに発表会を行い、それぞれの代表作品を決定する
〇代表作品のプレゼンテーションに備え、グループで発表資料の修正を行う
【予習】グループ内発表の準備を行う(30)
【復習】他者の意見を参考に作品を検討する(30)
15「プレゼンテーション、おすすめ!私の街の文化財めぐりコース」
〇それぞれの代表作品を発表し、相互に評価する 
〇これまでの授業を振り返る         
【予習】これまでの授業について振り返り、考えたこと、身についたと思うことなどをまとめておく(30)
【課題】作品「私の街の文化財めぐりコース」             
    
評価方法・基
準(評価割合)
定期考査は実施しませんが、計10回の授業で課題を出し(予定)、提出された課題の回答や作品を点数化して評価します。(課題は各回10点満点、ただし、最後の作品課題は30点満点とし、計120点満点で評価)
課題が提出されていない場合は、授業に出席していても、その授業の課題の点数(10点)を減点します。
なお、課題を点数化する際には、授業への意欲や態度も対象にします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業時に適宜配付する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業時に適宜紹介する』
参考URL
質疑応答
教職支援センターで適宜対応しますが、事前に連絡し、予約することを忘れずに。
備考
*上記の授業内容については、変更される場合があります
(1)遅刻をしないこと。
(2)2/3以上の出席が必要です。
(3)座席指定を行います。また、適宜グループ編成も行います。
(4)指示された場合を除いて、授業時の携帯・スマホ等の使用は厳禁します。
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更新日付2018/03/09 09:56:30