開講年度2018
科目名化学の基礎
科目ナンバーQ131-420-11
開講種別春学期
対象学年1年
担当者吉村 正宏
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 5時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
化学計算力をアップしよう
授業の概要
高校での化学計算力が不十分な学生のための授業です。計算分野で必要とされる問題の意味することを正しく読み取る力を養い、数量的スキルを身につけることを目的とします。
授業の到達
目標
この授業は化学計算力を向上することを目標にしています。授業では、高校の化学において理論・計算といわれている分野の基礎を分かりやすく解説します。とくに、単位の換算、物質量(mol)、モル濃度、希釈、pH(緩衝液や中和)などの計算を中心に、受講者の理解度に合わせて授業を進めていく予定です。また、毎回課題を出します。計算を苦手とする人にとってはしんどいかも知れませんが、欠席しないでついてきて下さい。また、進度や内容は必要に応じて調整することがあります。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1【数学の基本】
・比例計算ができる。
・分数計算ができる。
・指数計算ができる。
・対数計算ができる。
【予習】シラバスを読み、本授業内容をあらかじめ把握する(20)
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
2【化学の基本】単位換算
・単位の換算ができる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
3【化学の基本】物質量
・モルを定義できる。 
・質量から物質量を計算できる。
・物質量から質量を計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
4【化学の基本】化学反応式の量的関係
・化学反応式が書ける。
・化学反応式から反応物や生成物の物質量、質量、体積を計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
5【化学の基本】溶液の濃度①
・溶液の濃度をw/w%やモル濃度で表示できる。
・w/w% ⇄ モル濃度の計算ができる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
6【化学の基本】溶液の濃度②
・溶液の濃度をw/v%、ppm、ppbで表示できる。
・w/v% ⇄ モル濃度(M) を計算できる。
・w/w% ⇄ w/v%を計算できる。
・溶液の濃度を%で表示できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
7【化学の基本】溶液の希釈
・溶液の希釈ができる。
・希釈後の濃度を計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
8【化学の基本】水素イオン濃度とpH①
・水溶液の[H+]、[OH-]、pHを計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
9【化学の基本】水素イオン濃度とpH②
・電離度、Ka、Kb、pKa、pKbを用いて溶液のpHを計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
10【化学の基本】緩衝液
・緩衝液を定義し、緩衝液のpHを計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(30)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
11【化学の基本】中和
・酸とアルカリを混合したときの水溶液のpHを計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(60)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
12【化学の基本】酸化と還元
・酸化数、起電力を計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(60)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
13【化学の基本】ルイス構造と形式電荷
・ルイス構造式を書くことができる。
・形式電荷を計算できる。
【復習】授業でやった計算プリントを確認し、理解を深める(60)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
14【化学の基本】混成軌道①
・混成軌道を説明することができる。
【復習】授業でやったプリントを確認し、理解を深める(60)
【課題】与えられた宿題プリントを次回提出(60)
15【化学の基本】混成軌道②
・混成軌道を説明することができる。
【復習】授業でやったプリントを確認し、理解を深める(60)
    
16なし
評価方法・基
準(評価割合)
・学習態度・小テストにより総合的に評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中にプリント配付』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『薬学の基礎としての化学1定量的取扱い』日本薬学会編東京化学同人
2.『薬学系の基礎がため化学計算』和田重雄、木藤聡一著講談社
参考URL
質疑応答
・質疑応答は授業中または研究室で行ないます。4号館・2階・化学教室にいますので遠慮なく訪ねて下さい。
・オフィスアワーは 月・水・金のお昼休み時間ですが、在室中は対応可能です。
備考
・化学プレースメントテストの結果を参考にして案内します。指示されなかった学生でも、希望者は受講可能です。
・受講者の理解度に応じて進度や内容は調整されることがあります。
・授業中の私語や携帯電話使用を厳禁します。
画像
ファイル
更新日付2018/02/16 15:56:25