開講年度2018
科目名哲学Ⅰ
科目ナンバーB131-111-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者岩佐 宣明
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
哲学と科学
授業の概要
私たちが今日「哲学」と呼んでいる学問の起源は古代ギリシアにまで遡る。そこでは哲学という語は、一つの学問分野というよりも、知識を愛する人間の営み全般を表す名称だった。現代では、知識をそのもっとも洗練された形で手に入れようとする人間の営みは、一般に「科学」と呼ばれている。とはいえ、哲学に固有の問いかけが消え去ったわけではない(かもしれない)。たとえば、科学と呼ばれるものといわゆる迷信とはどこがどう違うのか、目に見えないという理由で幽霊の存在が否定されるのならなぜ同じ理由で電子の存在は否定されないのか等々、こうした問いを科学自身は主題的に探究しない。この授業では、科学とは何かを哲学的に考えるという視点から、私たちがいろいろなものごとを経験を通して学んでいく際の一般的な論理構造と、同時にまた、知識を愛する営みにおいて哲学がもちうる現代的意義について、理解を深めたい。
授業の到達
目標
・科学哲学に関する基本的な知識を得る。
・科学の営みをよく理解することで、極端な不信でも過信でもない科学に対する適切な見方・態度を養う(ないし、探す)。
・科学方法論としての科学哲学を学びつつ、その視点から私たちの日常的思考を批判的に反省する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス【予習】シラバスを読み授業内容を把握する(20)
【復習】授業の履修計画を立てる(30)
2序章【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
3第1章(枚挙的帰納法)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
4第1章(仮説演繹法、懐疑主義)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
5第1章(反証主義)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
6第1章(過小決定)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
7第2章(蓄積的進歩)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
8第2章(パラダイム論)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
9第2章(リサーチプログラム論、リサーチトラディション論)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
10第3章(実在論、悲観的帰納法、反実在論)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
11第3章(介入実在論)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
12第4章(相対主義、科学知識社会学)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
13第4章(相対主義批判)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
14第5章(統計的検定法)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
15第5章(ベイズ主義)【予習】教科書の該当範囲を読み、疑問点を整理しておく(60)
【復習】板書と講義内容をもとにノートを整理する(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験100%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『疑似科学と科学の哲学』伊勢田哲治名古屋大学出版会2800円4815804532
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
研究室は2413、オフィスアワーは月曜日、火曜日、水曜日のお昼休み(12:50~13:20)です。オフィスアワー外でもできるかぎり対応します。
備考
画像
ファイル
更新日付2018/02/16 11:45:41