開講年度2018
科目名心理学Ⅰ
科目ナンバーB131-285-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者菅原 翔
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 4時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
心理学概論:こころの働きとは何か?
授業の概要
ヒトのこころの働きを明らかにするという試みは、長きに渡り我々の大きな関心事です。現代の心理学は様々な学問と結びつき、我々の生活の至る所で心理学の貢献を知ることができます。本講義では、心理学が扱う広範な事象と理論について学び、ヒトのこころの働きについて、科学的な視点から理解することを目的とします。日常的な出来事の心理学的理解から、精神疾患の症状や治療法に至る、幅広い知識を身につけることを目指します。
授業の到達
目標
本講義の到達目標は以下の通りです。
(1)心理学が目指すものが何かを知り、その面白さを実感すること
(2)理系・文系という境界を超えた学際領域として心理学の取り組みを理解すること
(3)自らの専門分野が心理学と融合することで、「どんな新しい可能性が広がるか」を考えること
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス
心理学が何を扱う学問領域であるかを説明し、心理学の辿ってきた歴史を概説する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
2心理学的方法
主観的である心理学概念を科学的に扱うため、心理学が発展させてきた方法論について説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
3発達
心的能力の発達過程について、新生児から青年期を中心として概略を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
4感覚
外界からの物理情報を受取る感覚器官の仕組みと特性について、生物学的背景も含めて説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
5知覚
物理的な感覚情報から主観的な世界を構成するために必要な知覚過程について、視覚を中心に概説する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
6意識
睡眠や薬物によって意識が変化する際の特徴について説明することで、意識という大問題についての心理学理論を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
7学習
経験を通して反応を変えていく過程について、基本的な法則を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
8記憶
学習を通じて脳内に形成・蓄積されると考えられている記憶について、分類と特徴を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
9言語
思考や行動選択に影響する言語処理に関して、心理学的立場から概要を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
10情動・感情
入力される感覚情報が同じでも感じ方は人それぞれである。そのような違いを生む情動と感情について理論と影響を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
11動機づけ
同じ状況であっても反応の仕方は時により異なる。この違いを説明するために生まれた動機づけという概念について、理論的概略を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
12知能・人格
心理過程における個人差を説明する人格と知能について、理論的背景を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
13社会心理学
他者の存在や行為によって我々が受ける影響について説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
14精神疾患
精神疾患の分類と特徴について、国際的な診断基準に基いて概要を説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
15心理療法
様々な心理学的理論に基づき、個人の悩みを解決するために発展してきた心理療法について説明する。
配布資料を参照し、授業内容について復習すること  60分
    
16定期試験15回目の授業で配布する用語集を参考に、各講義の配布資料を復習すること 300分
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験60点、各授業の終わりに提出する感想文40点の合計で評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ヒルガードの心理学』内田一成(監訳)金剛出版22000477241438X第16版
参考URL
質疑応答
質問等があれば気軽に聞いて下さい。講義中の質問は大いに歓迎します。講義時間外での質問については、sugashou@nips.ac.jpまで要件を事前に連絡して下さい。
備考
画像
ファイル
更新日付2018/02/16 11:51:13