開講年度2017
科目名情報サービス演習
科目ナンバー
開講種別通年
対象学年3年
担当者岡崎 信美
葛西 正裕
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 5時限
春学期集中 その他 集中
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
(葛西担当分)データベースを用いた情報サービスの知識と技能の修得/(岡崎担当分)情報資料を活用し情報提供サービスを知る
授業の概要
(葛西担当分)
情報サービスにおける情報検索サービスに着目し、情報検索に関する知識と演習による実践的技能について学習します。具体的には、情報検索を利用者が要求するデータを大量のデータから抽出することと捉え、データの管理・運用に関する理論(データベース理論)の理解とデータベースの演習をします。

(岡崎担当分)
多様化時代の情報化社会において利用者の情報ニーズに合った様々な情報検索サービスを学びレファレンスインタビー、各種情報検索の技法などの実際を演習でその実技を身につけます。
授業の到達
目標
(葛西担当分)
図書館司書の情報サービスにおける情報リテラシーをはじめとし、データベース理論の学習を通じて論理的思考力、データベース演習によって情報ニーズに対応できる問題解決力を培っていき、図書館におけるレファレンス業務の素養を身につけることを目標としています。

(岡崎担当分)
情報サービスの意義を明らかにし、情報サービスの設計・技法、レファレンスサービスの技法、更に発信型情報サービスなど、情報サービスの実際を行い実践的な能力を身につけることができます。
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション(講義概要と成績評価等)
エクセルによる検索機能
予習:シラバスを事前に読んでおく(15)
復習:授業内容の理解(60)
2情報検索技法の概要とデータベースの果たす役割
本学図書館情報センターのデータベース検索演習
復習:授業で演習した内容について本学図書館情報センターのデータベースを用いて各自演習(60)
3データベースマネジメントシステムの概要Accessの概要とファイル構成復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
4データベースモデル
データベース構築(テーブルの概要と作成①)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
5リレーショナルデータモデル(リレーションの考え方とドメイン制約)
データベース構築(テーブルの概要と作成②)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
6リレーショナルデータモデル(キー制約と参照整合性制約)
テーブル間の演算(リレーションシップの設定)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
7リレーショナルデータモデル(一貫性制約と従属性制約)
データ検索・抽出(クエリの概要と作成)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
8質問(クエリ)に対する検索と回答① (単項演算:選択、射影)
データ入力画面の構築(フォームの概要と作成①)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
9問合せ処理 (多項演算:和、積、差集合)
データ入力画面の構築(フォームの概要と作成②)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
10問合せ処理(多項演算:結合、自然結合)
データ出力画面の構築(レポートの概要と作成①)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
11正規化①(第一正規形)
データ出力画面の構築(レポートの概要と作成②)
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
12正規化②(第二、第三正規形)&これまでの理論分野のまとめ
Accsess自習
復習:授業の理解&クイズ解答と授業で演習した内容の反復練習(60)
13理論分野の記述試験予習:これまで学習した内容の理解と記述試験勉強(120)
14実技試験(図書貸借データベースシステムの構築)に向けた演習復習:レポートの完成(120)
15実技試験(図書貸借データベースシステムの構築)の実施とレポート提出予習:実技試験勉強(120)
    
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1図書館情報サービスとは
2情報サービスの設計について
レファレンスサービスの体制づくり
3レファレンスコレクションの整備
(レファレンスツールの選択、収集、整備、配架、除架、保存)
4基本的なレファレンスレクションを使って
レファレンスサービス実践その1
図書館情報センターで演習を行います
5図書情報の特徴とそのアプローチ
6発信型情報サービスについて
7雑誌や新聞記事などへのアプローチ各自テーマを選びパスファインダー作成。
最終日に提出する。
8図書資料を活用した
レファレンスサービス実践その2
図書館情報センターで演習を行います
9情報資源へのアプローチ
10レファレンスインタビューの技法と実際
11情報ニーズの分析・把握
12情報資料を活用した
レファレンスサービス実践その3
図書館情報センターで演習を行います
13各種データベース、検索エンジン活用技法
14情報サービスの評価
レファレンス事例集の活用
15情報サービスの課題
発信型情報サービスの維持管理
総合評価のための小テスト実施。
    
評価方法・基
準(評価割合)
(葛西)講義内容(理論分野)に関する記述試験50%と演習内容(Accessの技能)に関するレポート課題&演習実技試験50%で評価を行います。

(岡崎)演習課題を毎回実施します(評価80%)。最後に演習の小テスト(評価20%)を実施します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『(葛西)情報リテラシー 総合編』富士通エフ・オー・エムFOM出版2500(本体)978-4-86510-073-0
2.『(岡崎)テキストは配布します』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『(岡崎)参考資料も配布します』
2.『(葛西) 情報検索に関する参考資料を授業で配布します』
参考URL
質疑応答
(葛西)授業中、または授業前後の空き時間において質疑に応じます。それ以外については、アポイントメントをとった上で質疑するようにお願いします。

(岡崎)各課題提出後解説質疑を行います。
備考
(葛西)演習ではテキストを参照しながら解説を行いますので必ずテキストを持参するようにしてください。
(岡崎)図書館情報センターで演習を行うため事前に図書館の情報資源をよく把握しておいて下さい。
画像
ファイル
更新日付2017/02/07 16:04:52