開講年度2017
科目名硬組織疾患の病態と治療(秋)
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
部門専門  
開講種別通年
対象学年3年
担当者千田 彰
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限 楠元第3講義室


コーディネーター
担当講座
保存修復学講座
担当者
主任教授:千田 彰、特殊診療科教授:冨士谷盛興、講師:友田篤臣、中野健二郎、掘江 卓
授業の概要
(目的)
 歯の硬組織に生じる様々な疾患の病態を知り、その発症および進行を抑制し、またそれらによって硬組織の欠損が生じた場合の検査法、診断や治療法を学習し、その基本を修得する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版
「保存修復クリニカルガイド」千田 彰、田上順次 他編著 医歯薬出版

『参考書』
「象牙質知覚過敏症」冨士谷盛興、千田 彰 編著 医歯薬出版
「う蝕の治療ガイドライン」特定非営利活動法人日本歯科保存学会編 永末書店
講義(実習)
の方法・形式
講義室における講義、教科書(参考書)、スライド、板書および配布資料などを教材とする。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1本講義の概要(一般目標、到達目標、日程、学習のしかた、評価などについて)
歯の硬組織疾患の構造・組成(とくに疾患、検査、診断、治療に関して)
一般目標(GIO)
硬組織疾患の病態と診断を理解するために、歯の常態を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)本講義の意義、目標を理解する。
2)到達目標、日程、学習の仕方を知る。
3)歯の構造、機能について再確認し、歯質保存の意義を知る。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②③④
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.1-5
「保存修復クリニカルガイド」P.1-32、33-40
千田 彰
2レジン修復4
コンポジットレジンと歯質以外との接着
一般目標(GIO):
硬組織疾患に対するレジン修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)レジン接着の発展を知り、歯の硬組織欠損修復に対する貢献、意義を理解し、今後の学習の目標と目的を認識する。
2)レジン材料の歯質(エナメル質および象牙質)との接着のみではなく、他の修復材料-例えばセラミクス、金属、セメントなどとの接着についても学習し、それらとの接着機構を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑫⑬
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.139-144
「保存修復クリニカルガイド」 P.66-68、119-133、161
冨士谷盛興
3レジン修復5
接着性修復の基礎・臨床
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するレジン修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
春学期にひきつづき本講義の意義を理解し、到達目標達成に向けて学習する。
1)レジン材料と接着を用いた修復方法の概要を説明できる。
2)レジン修復の臼歯応用、切縁修復、レジンダイレクトベニアについての修復方法の概要を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑤⑥⑦⑧⑫⑬
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.162-166,228-240
「保存修復クリニカルガイド」 P.60-68, 119-133, 161
冨士谷盛興
4セメント修復
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するセメント修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)各種セメント、とくにグラスアイオノマーセメントの特徴を理解し、臨床での用途を説明できる。
2)非接着性修復物の合着、修復材料からのフッ化物徐放の意義を知り、その期待される効果について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑨⑪
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.144-145,167-174
「保存修復クリニカルガイド」 P.80-81
友田篤臣
5メタルインレー修復1
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するメタルインレー修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)メタルインレー修復の特徴を説明できる。
2)「窩洞の要件」を説明し、非接着性修復における機械的保持原則について説明することができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑨⑩⑪
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.192-195
「保存修復クリニカルガイド」 P.82-85, 92-99, 134-147
友田篤臣
6メタルインレー修復2
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するメタルインレー修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)メタルインレー修復における操作手順を説明し、また歯科精密鋳造法について十分な理解のもと、説明できる。
2)窩洞の仮封、暫間修復について説明できる。
3)メタルインレー修復における技工操作、すなわち、模型作製と蝋型採得について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑨⑩⑪
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.195-201
「保存修復クリニカルガイド」 P.82-85, 92-99, 134-147
友田篤臣
7メタルインレー修復3
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するメタルインレー修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)メタルインレー修復における埋没と鋳造について説明できる。
2)メタルインレー修復における「合着」の原理を説明し、使用される材料、器具などを列挙できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑨⑩⑪
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.201-210
「保存修復クリニカルガイド」 P.82-85, 92-99, 134-147
友田篤臣
8メタルインレー修復4
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するメタルインレー修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)メタルインレー修復における埋没と鋳造について説明できる。
2)メタルインレー修復における「合着」の原理を説明し、使用される材料、器具などを列挙できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑨⑩⑪
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.201-210
「保存修復クリニカルガイド」 P.82-85, 92-99, 134-147
友田篤臣
9保存修復とレーザー
一般目標(GIO):
保存修復領域におけるレーザーを理解するために、レーザーの概要と臨床的意義と方法、治療の進め方の基本を理解し習得する。
口腔領域の検査、診断、および治療と予防を行うための基本を習得する。
【到達目標(SBOs)】
1)保存修復領域とレーザーの関連について説明できる。
2)レーザーの基本原理について説明できる。
3)レーザーの種類について説明できる。
4)レーザーと生体との相互作用について説明できる。
5)レーザーの安全性、危険性について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②⑨⑬
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.105-107
掘江 卓
10ホワイトニング
一般目標(GIO):
ホワイトニングを理解するために、歯に生じる疾患の概要と臨床的意義と方法、治療の進め方の基本を理解し習得する。
【到達目標(SBOs)】
1)ホワイトニングの種類について説明できる。
2)ホワイトニングの適応症、禁忌症について説明できる。
3)各術式について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②⑤⑨⑬
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.82-88
「保存修復クリニカルガイド」 P.29-32、100-107
掘江 卓
11セラミックインレー・アンレー修復
一般目標(GIO):
硬組織疾患に対するセラミックインレー・アンレー修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)セラミック(ポーセレン)材料の特徴を説明できる。
2)これを臨床応用した場合の特徴を説明できる。
3)また、その修復物の製作法、修復の種類を列挙できる。
4)レジン・ポーセレン(セラミックス)接着のメカニズムを理解し、その原理を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑥⑦⑧⑨⑩
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.215-240
「保存修復クリニカルガイド」 P.82-85、134-145
冨士谷盛興
12セラミック修復・ベニア修復
一般目標(GIO)
硬組織疾患に対するセラミック修復・ベニア修復を理解するために、歯質欠損に対する修復の臨床的意義と方法を理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)セラミック修復・ベニア修復の特徴を説明できる。
2)また、その種類、製作法を説明できる。
3)レジン・セラミック接着のメカニズムを理解し、その原理を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-3)-(1)-①②④⑤⑥⑦⑧
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.215-236
「保存修復クリニカルガイド」 P.82-91, 148-152
冨士谷盛興
13-14高齢者における歯の硬組織疾患の病態と治療
一般目標(GIO)
加齢による歯の変化について理解する。
加齢に伴う歯の硬組織疾患の診断と処置法について理解する。
【到達目標(SBOs)】
1)歯の損耗(Tooth wear)ならびに根面う蝕の診断及び治療の進め方について習得する。
2)診断、発症、進行の制御及び予防についてできる。
3)修復材の選択と処置法について説明できる。
歯の損耗(Tooth wear)の原因、病態、症状を説明できる。
4)根面う蝕の原因、病態、症状を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-2)-①②
E-3-3)-(1)-①②③④⑬⑰
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P.30,73-75,163
冨士谷盛興
15歯の硬組織疾患の治療
術後のメンテナンスケア
【到達目標(SBOs)】
歯の硬組織疾患の診療システムについて説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、関連する書籍等を参照する(15分)
復習
・これまでに受講した内容に加え、授業の内容を整理して、まとめを作成する(30分)

【歯学教育モデル・コア・カリキュラム】
E-3-2)-①②
E-3-3)-(1)-①②③④⑬⑰
「第6版 保存修復学」千田 彰 他編著 医歯薬出版 P241-247
冨士谷盛興
留意事項
本講義は実習と平行して進めるため。講義終了時間および講義時間は一定でなく、内容によって変わるのでその都度学生に通達する。また講義内容と実習内容は関連づけて学習する。
授業以外の
学習方法
1回の授業について、授業時間に等しい時間の予習と復習が必要である。また教科書、参考書には臨床上での「症例」も掲載されているので、これらを考慮した実際の「症例」をイメージして復習、予習する。
成績評価方法
講義中に行われた小テストおよびレポート、定期試験での筆記試験により評価する。
参照ホーム
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更新日付2017/02/20 20:04:52