開講年度2017
科目名歯学入門セミナーⅤ
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者服部 正巳
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数1
曜日・時限秋学期 金曜日 1時限 楠元図書館4階大教室
秋学期 金曜日 2時限 楠元図書館4階大教室


コーディネーター
服部正巳教授(病院長)
担当講座
高齢者歯科学講座(コーディネート:病院長)
担当者
病院長他 歯学部教員
授業の概要
(目的)
【授業の概要】
・本科目は「歯科医療における安全性」「歯科保存学入門」「早期体験実習(口腔内の診察)」「研究室見学」「早期臨床実習(病院見学)」「心肺蘇生実習」の6つのサブユニットから成る。
・本科目は、歯科医学を理解し、将来の医療人としての目的意識および自覚を持ち、歯学部学生としてふさわしい行動を自ら実践するために必要な知識、技術、態度を修得することが目的である。
教材(教科書、
参考書等)
【教科書】 各授業毎に異なるため、オリエンテーション時の説明などで確認すること。
【参考書】 歯内治療学(第4版、中村 洋他編、 医歯薬出版)
【プリント】 授業毎に配布
講義(実習)
の方法・形式
講義、実習、病院見学、研究室見学
必要機器
節度ある服装。 
白衣(実習、見学)。
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1オリエンテーション

【授業項目】
第2回から15回の授業概要のガイダンス

【一般目標(GIO)】      
歯科医学を理解し、将来の医療人としての目的意識および自覚を持ち、歯学部学生としてふさわしい行動を自ら実践するために必要な知識、技術、態度を習得する。

【授業形式】
学生全員同時 講義
【講義内容】
講義、および早期体験実習、研究室見学、早期臨床実習、心肺蘇生実習についての説明。

【到達目標SBOs】
授業の内容を要約でき、口頭で述べることができる。

【予習・復習】
予習
・学習内容の確認をする。(15分)
復習
・学習内容の復習をする。(30分)

【持ち物】筆記用具
病院長(服部正巳教授)・竹内一夫・原田 純・友田篤臣・樋口直也・菊池 毅・近藤久貴・黒岩裕一朗・藤原拓也
歯科医療における安全性(1)

【授業項目】
歯科医療事故の定義

【一般目標(GIO)】
医療上の事故(インシデント(ヒヤリハット)、医療過誤等を含む)や医療関連感染症(院内感染を含む)等は日常的に起こる可能性があることを認識し、過去の事例に学び、事故を防止し、患者の安全確保を最優先することにより、信頼される医療を提供しなければならないことを理解する。

【授業形式】
学生全員同時 講義
【講義内容】
医療過誤、アクシデント、インシデント、原因、特殊性

【教材】
パワーポイント
配布資料

【到達目標SBOs】
歯科医療における事故の特異性を説明できる。

【予習・復習】
予習
・学習内容の予習をする。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】筆記用具

【コアカリ】
A-5-1)
吉田憲司
歯科保存学入門(1)

【授業項目】
保存修復学

【一般目標(GIO)】
歯に生じる疾患の概要を理解し,疾患に対する治療の進め方を修得する。

【授業形式】
学生全員同時 講義・実習
【講義・実習内容】
・保存修復学概論

【到達目標(SBOs)】
・う蝕症の概要について理解できる。
・う窩の処置(病的象牙質除去)について理解できる。
・歯質欠損に対する修復処置について理解できる。

【予習・復習】
予習
・歯学入門セミナーII(歯科学概論 保存修復学)の復習を行う。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】白衣、筆記用具、
う蝕検知液可染性模型歯

【コアカリ】
B-3-2),①
E-3-3)-(1),①,②,④,⑦
千田 彰・冨士谷盛興・友田篤臣・中野健二郎・掘江 卓
歯科医療における安全性(2)

【授業項目】
医療安全管理体制

【一般目標(GIO)】
実際に医療上の事故等(インシデント(ヒヤリハット)、医療過誤等を含む)が発生した場合の対処の仕方を修得する。

【授業形式】
学生全員同時 講義
【講義内容】
リスクマネージメント
事故防止と事故後の対処
ヒヤリハット報告

【教材】
パワーポイント
配布資料

【個別行動目標SBOs】
医療事故防止のため組織的なリスク管理が重要であることを説明できる。

【予習・復習】
予習
・学習内容の予習をする。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】筆記用具

【コアカリ】
A-5-1)
吉田憲司
歯科保存学入門(2)

【授業項目】
歯内治療学

【一般目標(GIO)】
歯を保存するために必要な歯内治療の基本を理解する。

【授業形式】
学生全員同時 講義、実習
【講義・実習内容】
講義
・根管処置
実習
・手用ファイルを用いた透明根管模型歯の根管拡大形成

【参考書】
歯内治療学(第4版、中村 洋他編、 医歯薬出版)
P2-10、97-99、119-121、136-138

【到達目標(SBOs)】
1)根管処置を説明できる。
2)根管拡大形成を体験できる。

【予習・復習】
予習
・歯学入門セミナーII(歯科学概論 歯内治療学)の復習を行う。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】白衣、筆記用具、
歯内療法実習用ブロック

【コアカリ】
E-3-3)-(2)-①、②
樋口直也 他
歯科医療における安全性(3)

【授業項目】
歯科医療従事者の健康と安全

【一般目標(GIO)】
医療従事者が遭遇する危険性(事故、感染等)について、基本的な予防、対処および改善の方法を修得する。    

【授業形式】
学生全員同時 講義                       
【講義内容】
院内感染の予防と対処
医療廃棄物の処理

【教材】
パワーポイント
配布資料

【予習・復習】
予習
・学習内容の確認をする。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【到達目標SBOs】
医療従事者が遭遇する危険性について予防対処法を説明できる。

【持ち物】筆記用具

【コアカリ】
A-5-2)
落合栄樹
歯科保存学入門

【授業項目】
歯周病学

【一般目標(GIO)】
歯周病の病態についての初歩的知識を修得し、その改善におけるブラッシングの有効性と重要性を理解した上で、ブラッシングの基本手技を体験的に身につける。

【授業形式】
学生全員同時 示説・実習
【講義・実習内容】
講義
・歯周病の病因と病態についての基礎知識
・歯周治療におけるブラッシングの位置づけ

実習
・ブラッシングの実際(スクラビング法を中心に)

【資料】プリント配布

【到達目標(SBOs)】
1)この授業の目的を説明できる。
2)歯周病の病因と病態について基礎的事項を説明できる。
3)歯周治療におけるブラッシングの重要性を説明できる。
4)スクラビング法について説明できる。
5) スクラビング法の手技を修得できる。

【予習・復習】
予習
・歯学入門セミナーII(歯科学概論 歯周治療学)の復習をする。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】白衣、筆記用具、歯ブラシ

【コアカリ】
E-3-3)-(3) -①,②,③   
B-3-2)-①,②,
F-7-3)-③
三谷章雄・林潤一郎・藤村岳樹 他
8-15早期体験実習

【授業項目】
顔と顎と口の中の診察

【一般目標(GIO)】
診察の概念を学ぶ。

【授業形式】
学生は各班にわかれて受講する。

講義・相互実習・グループ討議・全体討議
【講義・実習内容】
相互実習:顔・頸・口腔の中のスケッチ
・診察
・記録

【個別行動目標(SBOs)】
1)診察とは何かを説明できる。
2)診察の環境について説明できる。
3)診察に必要な知識を認識して、自己学習できる。

【予習・復習】
予習
・学習内容の確認をする。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】白衣、筆記用具

【コアカリ】
C-2-1)
C-2-2)
C-2-3)-(1),(2),(3)⑥,(4)④,(7)
F-1-①,②
F-2-2),3)
竹内一夫 他
8-15研究室見学

【授業項目】
専門基礎科目の担当講座の研究室を見学を行う。

【一般目標(GIO)】
歯科医学を理解し、将来の医療人としてのキャリアを継続するための目的意識および自覚、病因や病態を解明するなどの研究マインドを涵養する。

【授業形式】
学生は各講座にわかれ、レクチャー・見学・実習などを受講する。
【実習内容】
楠元キャンパスの基礎系講座(口腔解剖学講座・生化学講座・薬理学講座・解剖学講座・口腔病理学講座・歯科理工学講座・生理学講座・微生物学講座) のうち2講座の研究室を見学する。

【持ち物】白衣
【到達目標(SBOs)】
歯科医学と歯学部学生としての基本的態度を理解し、説明できる。

【予習・復習】
予習
・各基礎系講座のホームページより講座の研究内容等を確認する。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】白衣、筆記用具

【コアカリ】
A-6-1)
A-6-2)
近藤久貴 他
8-15早期臨床実習

【授業項目】
大学附属病院の施設と各診療部において診療や医療業務の見学を行う。
     
【一般目標(GIO)】
歯科医師として対患者関係構築のために臨床現場にてコミュニケーションの態度と技術を習得する。

【授業形式】
学生は各診療科にわかれ、レクチャー・見学・実習などを受講する。
【講義・実習内容】
末盛キャンパスの歯学部附属病院の病院内と診療室を見学する。

【到達目標(SBOs)】
・歯科医師にとってのコミュニケーションの目的と技法を理解できる。
・医療現場で信頼関係を確立するためのコミュニケーションの条件を具体的に説明できる。

【予習・復習】
予習
・歯学部附属病院のホームページで各診療部の説明を見ておく。(25分)
復習
・学習内容の復習をする。(20分)

【持ち物】白衣、筆記用具
保存・補綴・口外・麻酔・小歯・矯正・衛生・放射線の教員
8-15心肺蘇生法実習

【授業項目】
心肺蘇生法実習

【一般目標(GIO)】
心肺蘇生法は心肺機能の停止状態の患者に対する緊急の救命措置であり、一刻も早く開始しなくてはならない理由を理解し、AEDとマネキンを使用し心肺蘇生法を習得する。

【授業形式】
学生は各班にわかれ、講義・実習などを受講する。
【講義・実習内容】
心肺蘇生法実習

【教材】
配布資料
AED(貸し出し) 、マネキン(貸し出し)

【到達目標SBOs】
心肺機能の停止状態の患者に対し、一刻も早く心肺蘇生法の開始を行わなくてはならないことを理解し、実施できる。

【予習・復習】
予習
・学習内容の確認をする。(20分)
復習
・学習内容の復習をする。(25分)

【持ち物】白衣、筆記用具
原田 純 他
留意事項
・持ち物や服装は歯学入門セミナーⅤ第1回のオリエンテーションで説明する。
・第8回から15回は、複数のグループに分かれ、「早期体験実習」「研究室見学」「早期臨床実習」「心肺蘇生実習」をローテーションで受講する。詳細は、オリエンテーションで説明する。
・秋学期実習器具購入リストの該当物品は必ず購入しておくこと。
・将来の医療人として心構えのある態度、服装で授業に臨むこと。特に、早期臨床実習は附属病院での実習なので、医療人としてふさわしい頭髪、服装、身だしなみを心がけること。
・ピアス・サンダル・ハイヒール・短パン・白衣の襟からでるフードは着用しないこと。
・服装および身だしなみが適切でない場合は授業の出席は認めない。
・授業開始時にネームプレートを配布するので、紛失しないように各自で管理すること。
・欠席、遅刻、早退を評価の一つとします。(ただし、公共交通機関のトラブルによる遅刻や欠席の場合は成績評価に加味しませんが、期末試験の受験資格には考慮しません。)
・上記以外はキャンパスガイドに記載している事項を遵守すること。
授業以外の
学習方法
・参考書がある授業は事前に該当ページを読んでおくこと。
・授業の最後に当日の授業内容について、小テストを行う事もあるので、集中して授業に参加すること。
・小テストの結果により、レポートを課すこともある。                          
・授業内容を理解し,予習・復習を十分しておくこと。
・歯科保存学入門(1)~(3)(第3回,第5回,第7回)では事前に歯学入門セミナーII(歯科学概論 保存修復学 歯内治療学 歯周治療学)の復習をしておくこと。
・研究室見学前に各基礎系講座のホームページより講座の研究内容等を確認しておくこと。
・本学歯学部附属病院のホームページにより各診療部の内容を確認しておくこと。  
成績評価方法
出席、授業・実習態度(実習に対する積極性,実技の習熟度、実技の向上度など)、レポート、小テスト、筆記試験等により総合的に評価する。
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2017/02/20 17:12:19