開講年度2017
科目名実習:感染と免疫
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
秋学期 木曜日 4時限
秋学期 金曜日 3時限
秋学期 金曜日 4時限


コーディネーター
担当講座
微生物学講座
担当者
准教授:吉田康夫、永野恵司、講師:長谷川義明
非常勤助教:鈴木清美、掘江真弓、瀧北靖代、加藤剛、山田美沙樹、中根智子
授業の概要
(目的)
微生物の観察及び取り扱いを通して、講義では十分に説明できないところを補い、より深い知識と理解を得ることにある。さらに、歯科臨床に関連した知識や将来研究に携わる場合に必要となる基礎的実験技術の習得も目指す。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
微生物学講座で作成した実習書
講義(実習)
の方法・形式
決められた項目の実習を個人または班単位で行う。微生物の一般的な取り扱いを学ぶ。同時に、形態学、生化学、免疫学、分子生物学的な手法を用いて、微生物の特徴を理解する。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1オリエンテーション
一般目標(GIO)
実習を円滑に進めるため、細菌を扱う基本的事項を学ぶ。
到達目標(SBOs)
1) 実習に関する諸注意、使用する道具について把握できる。
2) 適切な手洗いができる。
3) 基本的な細菌の扱いができる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:基本的な手洗い法を理解する(20分)。
細菌の扱いを理解する(50分)
吉田康夫他
2基本操作および染色法I グラム染色
一般目標(GIO)
微生物学の理解を深めるため、グラム染色法について理解する。
到達目標(SBOs)
1)グラム染色を行うことができる。
2)細菌のグラム染色性について説明できる。
3)代表的細菌の形態について説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:グラム染色法を理解する(20分)。
代表的細菌の形態を理解する(50分)
永野恵司他
3染色法II 特殊染色
一般目標(GIO)
微生物学の理解を深めるため、特殊染色法について理解する。
到達目標(SBOs)
1)特殊染色で染色される菌体構造物について説明できる。
2)スピロヘータなどの運動性細菌の運動性を説明できる。
3)カンジダ菌の特徴を説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:特殊染色で染色される菌体構造物を理解する(20分)。
スピロヘータなどの運動性細菌を理解する(50分)
永野恵司他
4細菌の分離・同定I
一般目標(GIO)
微生物学の理解を深めるため、代表的細菌の分離・同定法について理解する。
到達目標(SBOs)
1)選択培地の特徴を説明できる。
2)画線塗抹法の意義を説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:選択培地を理解する(20分)。
画線塗抹法の主義と意義を理解する(50分)
永野恵司他
5細菌の分離・同定II
一般目標(GIO)
微生物学の理解を深めるため、代表的細菌の各種同定法について理解する。
到達目標(SBOs)
1)細菌の生化学的反応を説明できる。
2)PCR反応を説明できる。
3)抗体の特異性を説明できる。
4)抗菌薬の作用機序を説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:PCR反応を理解する(20分)。
抗菌薬の作用機序を理解する(50分)
永野恵司他
6口腔微生物実習I
一般目標(GIO)
微生物学の理解を深めるため、口腔細菌の培養法や形態学的な特徴について理解する。
到達目標(SBOs)
1)口腔細菌の培養を行うことができ、グラム染色を行い顕微鏡で観察することができる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:口腔細菌の培養法を理解する(20分)。
口腔細菌の形態学的な特徴を理解する(50分)
長谷川義明他
7口腔微生物実習II
一般目標(GIO)
1)微生物学の理解を深めるため、口腔細菌のニッチについて理解する。
2)微生物学の理解を深めるため、口腔細菌に対する根管内消毒薬の効果について理解する。
到達目標(SBOs)
1)歯肉溝と唾液中の微生物の種類の違いについて説明できる。
2)口腔微生物に対する揮発性消毒薬の効果について説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:口腔細菌の培養法を理解する(20分)。
口腔細菌の形態学的な特徴を理解する(50分)
長谷川義明他
8口腔微生物実習III
一般目標(GIO)
1)微生物学の理解を深めるため、口腔細菌の糖発酵能について理解する。
2)微生物学の理解を深めるため、口腔細菌の管壁付着能についてその機構を理解する。
到達目標(SBOs)
1)口腔細菌の各種糖および糖アルコールの発酵能について説明できる。
2)口腔細菌の不溶性グルカンを介した管壁付着能についてその機構を説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:口腔細菌の糖アルコールの発酵能を理解する(20分)。
口腔細菌の不溶性グルカンを介した管壁付着能を理解する(50分)
長谷川義明他
9遺伝子クローニング実習I  制限酵素処理とライゲーション
一般目標(GIO)
分子生物学の理解を深めるため、制限酵素とリガーゼの性質について理解する。
到達目標(SBOs)
1)プラスミドDNAの制限酵素による切断を行い、制限酵素の性質について説明できる。
2)酵素(リガーゼ)を用いて、DNA断片を結合する。リガーゼの特性を説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:制限酵素によるDNAの切断について理解する(20分)。
リガーゼによるDNA断片を結合を理解する(50分)
吉田康夫他
10遺伝子クローニング実習II  大腸菌への形質転換
一般目標(GIO)
分子生物学の理解を深めるため、形質転換について理解する。
到達目標(SBOs)
1)大腸菌を用いた形質転換について理解し、説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:大腸菌を用いた形質転換を理解する(20分)。
大腸菌を用いた形質転換を理解する(50分)
吉田康夫他
11遺伝子クローニング実習III  形質転換効率の算定
一般目標(GIO)
分子生物学の理解を深めるため、形質転換効率の算定法を理解する。
到達目標(SBOs)
1)大腸菌を用いた形質転換効率を計算できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:大腸菌を用いた形質転換効率を理解する(20分)。
大腸菌を用いた形質転換効率を計算する(50分)
吉田康夫他
12遺伝子クローニング実習IV プラスミドDNAの抽出と精製
一般目標(GIO)
分子生物学の理解を深めるため、プラスミドDNAの抽出と精製について理解する。
到達目標(SBOs)
1)プラスミドDNAの抽出を行い、その手法について説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:プラスミドDNAの抽出と精製を理解する(20分)。
大腸菌を用いたプラスミドDNAの抽出と精製の手順を理解する(50分)
吉田康夫他
13遺伝子クローニング実習V  プラスミドDNAの切断と電気泳動
一般目標(GIO)
1)分子生物学の理解を深めるため、プラスミドDNAのサイズによる確認法を理解する。
2)分子生物学の理解を深めるため、DNAの電気泳動ついて理解する。

ウイルス学実習I
一般目標(GIO)
ウイルス学の理解を深めるため、インフルエンザウイルスの培養について理解する。
到達目標(SBOs)
1)プラスミドDNAの切断を行い、その手法について説明できる。
2)遺伝子の切断と電気泳動を行い、その原理と手法ついて説明できる。
C-3-1

到達目標(SBOs)
1)インフルエンザウイルスの発育鶏卵への接種を行い、ウイルスの感染と増殖、そして細胞外への離脱の機構について説明できる。
2)ウイルスの培養について、細菌の培養との相違を説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:遺伝子の切断と電気泳動を理解する(20分)。
インフルエンザウイルスの感染機構を理解する(50分)。
吉田康夫他
14ウイルス学実習II
一般目標(GIO)
ウイルスによる感染の理解を深めるため、インフルエンザウイルスのヘマグルチニンとノイラミニダーゼ性質について理解する。
到達目標(SBOs)
1)インフルエンザウイルスのヘマグルチニンとノイラミニダーゼについて、感染におけるその役割を説明できる。
2)ウイルスの力価について説明できる。
C-3-1)

予習:実習帳を読み、行う作業を理解する(20分)
復習:インフルエンザウイルスの感染機構を理解する(20分)。
ウイルスの力価を理解する(20分)。
長谷川義明他
15実習試験

一般目標(GIO)
実習項目全般について理解するため、テスト演習を行う。
到達目標(SBOs)
1)実習で行われたすべての項目の概要を説明できる。
C-3-1)

予習:実習で行われたすべての項目の概要を理解する(20分)
復習:実習で行われたすべての項目の概要で理解が不十分な部位を理解する(20分)。
吉田康夫他
留意事項
授業以外の
学習方法
成績評価方法
試験50%
レポートおよび実習への取り組み50%
参照ホーム
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更新日付2017/02/17 09:45:45