開講年度2017
科目名実習:細胞の構造と機能
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者本田 雅規
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数3
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
秋学期 月曜日 4時限
秋学期 木曜日 4時限
秋学期 金曜日 3時限
秋学期 金曜日 4時限


コーディネーター
担当講座
口腔解剖学講座
担当者
主任教授:本田雅規、准教授(兼担):内海倫也、講師:盛口敬一、水谷 誠、加藤彰子、鳥海 拓、非常勤講師:日下部れい、平田あずみ、山田博之、非常勤助教:神出雅子
授業の概要
(目的)
 組織・発生学講義で習得した知識をもとに、光学顕微鏡とコンピュータによるデジタルスライドを用い、組織標本をスケッチ、色付けをし、各名称を記入する。立体的に正常構造を修得する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
◎入門組織学、牛木辰男、2版 南江堂
◎組織学カラーアトラス、広澤一成訳、第1版4刷 医学書院
◎カラーアトラス口腔組織発生学、川崎堅三編、第4版 わかば出版
◎口腔組織・発生学 医歯薬出版
◎口腔の発生と組織改訂3版 南山堂
講義(実習)
の方法・形式
光学顕微鏡とコンピュータを用いて一般組織、口腔組織標本の観察、スケッチを行う。
必要機器
インターネットに接続可能なコンピュータ
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1【講義項目】
顕微鏡・人体諸器官の構造
実習要項の説明


【一般目標(GIQ)】
顕微鏡による観察の歴史・標本の作製法を修得する。

人体諸器官の構造
【一般目標(GIO)】
人体諸器官の構造および生理的機能とその機序を修得する。
【講義内容】
顕微鏡による観察の歴史、標本の作製法、上皮組織

顕微鏡による観察の歴史、標本の作製法
【到達目標(SBOs)】
1)光学顕微鏡の構造と取り扱い方、実習で使用する永久標本の染色方法について説明できる。
[C-1-3)①]
◎入門組織学、p.351-363

上皮組織
【到達目標(SBOs)】
1)細胞間橋の構造について説明できる。

◎入門組織学、p.29-39
◎組織学カラーアトラス、p92

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・人体諸器官、上皮組織の組織構造を把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(1)①
盛口 敬一 他
2【講義項目】
結合組織

【一般目標(GIQ)】
結合組織の構造を修得する。
【講義内容】
結合組織

【到達目標(SBOs)】
1)膠様組織の構造について説明できる。
2)弾性線維の構造について説明できる。
3)弾性組織の構造について説明できる。

◎入門組織学、p.45-57
◎組織学カラーアトラス、p.33, 28-29

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・結合組織の組織構造について把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(1)④
盛口 敬一 他
3【講義項目】
軟骨組織

【一般目標(GIQ)】
軟骨組織の構造を修得する。
【講義内容】
軟骨組織

【到達目標(SBOs)】
1)軟骨組織の種類と構造について説明できる。

◎入門組織学、p.58-61
◎組織学カラーアトラス、p.42-43, 48 

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・軟骨組織の種類による構造差を把握する(30分)

【コアカリ】
C-2-3-(1)⑤
盛口 敬一 他
4【講義項目】
筋組織、末梢神経組織

筋組織

【一般目標(GIQ)】
平滑筋、骨格筋、心筋組織の構造を修得する。

末梢神経組織

【一般目標(GIQ)】
末梢神経組織の構造を修得する。
【講義内容】
筋組織、末梢神経組織

筋組織
【到達目標(SBOs)】
1)平滑筋組織の構造について説明できる。
2)骨格筋組織の構造について説明できる。
3)心筋組織の構造について説明できる。

◎入門組織学、p.69-82
◎組織学カラーアトラス、p.50-53

末梢神経組織
【到達目標(SBOs)】
1)坐骨神経の構造について説明できる。

◎入門組織学、p.83-101.
◎組織学カラーアトラス、p.59-60

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・筋組織の構造差を把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(1)⑧、C-2-3)-(1)⑧
盛口 敬一 他
5【講義項目】
骨組織

【一般目標(GIQ)】
骨組織の構造を修得する。
【講義内容】
骨組織

【到達目標(SBOs)】
1)骨組織の構造について説明できる。

◎入門組織学、p.61-67
◎組織学カラーアトラス、p.43-47

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・骨組織の種類による構造差を把握する(30分)

【コアカリ】
C-2-3)-(2)②
盛口 敬一 他
6【講義項目】
リンパ性器官Ⅰ、血液

リンパ性器官Ⅰ

【一般目標(GIQ)】
リンパ節と脾臓組織の構造を修得する。

血液

【一般目標(GIQ)】
血球の構造と分類を修得する。
【講義内容】
リンパ性器官Ⅰ(リンパ節、脾臓)、血球

リンパ節、脾臓
【到達目標(SBOs)】
1)リンパ節の被膜、リンパ洞の構造的特徴を説明できる。
2)脾臓の赤脾髄、白脾髄と中心動脈、脾洞の構造的特徴を説明できる。

◎入門組織学、p.133-146
◎組織学カラーアトラス、p.80-86

血球
【到達目標(SBOs)】
1)メイ・グルンバルト・ギムザ染色によるヒト末梢血球の分類とそれぞれの特徴と機能を説明できる。

◎入門組織学、p.119-126, 351-355 
◎組織学カラーアトラス、p.36-37

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・リンパ節、脾臓、さらに血球の構造差異を把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(11)①、C-2-3)-(11)③
盛口 敬一 他
7【講義項目】
リンパ性器官Ⅱ

【一般目標(GIQ)】
胸腺と口蓋扁桃組織の構造を修得する。
【講義内容】
リンパ性器官Ⅱ(胸腺、口蓋扁桃)

胸腺、口蓋扁桃)
【到達目標(SBOs)】
1)胸腺の皮質、髄質とハッサル小体の構造的特徴を説明できる。
2)口蓋扁桃の重層扁平上皮と陰窩の構造的特徴を説明できる。

◎入門組織学、p.133-146
◎組織学カラーアトラス、p.78-79, 87

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
•胸腺と口蓋扁桃の構造差異を把握する(30分)

【コアカリ】
C-2-3)-(11)-①
盛口 敬一 他
8【講義項目】
脈管系

【一般目標(GIQ)】
動脈と静脈組織の構造を修得する。
【講義内容】
脈管系(動脈・静脈)

動脈、静脈
【到達目標(SBOs)】
1)H-E染色,レゾルシン・フクシン染色による動脈と静脈の組織構造、さらに血管系の役割の違いを説明できる。

◎入門組織学、p.103-110,351-355
◎組織学カラーアトラス、p.68-74

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・動静脈の構造差異を把握する(30分)

【コアカリ】
C-2-3)-(3)③
盛口 敬一 他
9【講義項目】
消化器系Ⅰ

【一般目標(GIQ)】
糸状・茸状乳頭と葉状乳頭および有郭乳頭の構造を修得する。
【講義内容】
消化器系Ⅰ(糸状・茸状、葉状、有郭乳頭)

【到達目標(SBOs)】
1)特殊粘膜である糸状・茸状乳頭と葉状乳頭および有郭乳頭の組織構造について説明できる。

◎入門組織学、p.151-154
◎組織学カラーアトラス、p.99-100

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・乳頭の種類による差異を把握する(30分)

【コアカリ】
[C-2-3)-(6)①]
盛口 敬一 他
10【講義項目】
消化器系Ⅱ

【一般目標(GIQ)】
1)口唇の構造を修得する。
2)耳下腺、顎下腺、舌下腺の構造を修得する。
【講義内容】
消化器系Ⅱ(口唇、耳下腺、顎下腺、舌下腺)

【到達目標(SBOs)】
1)消化管の入り口である口唇の組織構造を説明できる。[C-2-3)-(6)①]
◎入門組織学、p.149-151
◎組織学カラーアトラス、p.98
到達目標(SBOs)
2)大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺の組織構造の違いについて説明できる。

◎入門組織学、p.151-158
◎組織学カラーアトラス、p.101-103

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・口唇、耳下腺、顎下腺、舌下腺の構造差を把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(6)①
盛口 敬一 他
11【講義項目】
消化器系Ⅲ、膵臓、胃腸膵内分泌系

消化器系Ⅲ

【一般目標(GIQ)】
肝臓の構造を修得する。

膵臓、胃腸膵内分泌系

【一般目標(GIQ)】
膵臓の構造を修得する。
【講義内容】
消化器系Ⅲ(肝臓、膵臓、胃腸膵内分泌系)

肝臓
【到達目標(SBOs)】
1)腺組織である肝臓の組織構造を説明できる。

◎入門組織学、p.183-192
◎組織学カラーアトラス、p.125-129

膵臓、胃腸膵内分泌系
【到達目標(SBOs)】
1)内分泌腺と外分泌腺を合わせ持つ膵臓の組織構造を説明できる。

◎入門組織学、p.192-198
◎組織学カラーアトラス、p.123-124

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・肝臓、膵臓、腸膵内分泌系の組織構造を把握する(30分)

【コアカリ】
C-2-3)-(6)②、C-2-3-(6)③
盛口 敬一 他
12【講義項目】
消化器系Ⅳ、泌尿器系

消化器系Ⅳ

【一般目標(GIQ)】
食道および十二指腸の構造を修得する。

泌尿器系

【一般目標(GIQ)】
腎臓の構造を修得する。
【講義内容】
消化器系Ⅳ(食道、十二指腸)、泌尿器系(腎臓)

食道、十二指腸
【到達目標(SBOs)】
1)食道および十二指腸の組織構造を説明できる。

◎入門組織学、p.164-166,172-179
◎組織学カラーアトラス、p.108-110,115-118

腎臓
【到達目標(SBOs)】

1)腎臓の細胞と組織構造を説明できる。

◎入門組織学、p.211-224
◎組織学カラーアトラス、p.144-151


【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・食道、十二指腸と腎臓についてそれぞれの構造を把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(6)①、C-2-3-(9)①
盛口 敬一 他
13【講義項目】
内分泌系

【一般目標(GIQ)】
下垂体、甲状腺、上皮小体、副腎の構造を修得する。
【講義内容】
内分泌系(下垂体、甲状腺、上皮小体、副腎)

【到達目標(SBOs)】
1)内分泌腺の一般的構造を理解し、下垂体、甲状腺、上皮小体、副腎の構造を説明できる。

◎入門組織学、p.267-289
◎組織学カラーアトラス、p.156-165

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・内分泌組織それぞれの特徴を把握する(60分)

【コアカリ】
C-2-3)-(8)①
盛口 敬一 他
14【講義項目】
呼吸器系

【一般目標(GIQ)】
気管と肺の構造を修得する。
【講義内容】
呼吸器系(気管、肺)

【到達目標(SBOs)】
1)気管の粘膜上皮と粘膜下組織の特徴的な構造を説明できる。
2)肺臓の粘膜上皮の特徴的な構造を説明できる。[C-2-3)-(7)②]
◎入門組織学、p.202-210
◎組織学カラーアトラス、p.134-141

【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・気管、肺の構造を把握する(30分)

【コアカリ】
C-2-3)-(7)①
盛口 敬一 他
15【講義項目】
総復習1

【一般目標(GIQ)】
組織実習の内容を再確認し、組織と器官の構造を修得する。
【講義内容】
総復習1

【到達目標(SBOs)】
組織実習で修得した組織と器官の構造を説明できる。


【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(10分)
・学習内容を教科書で理解する(20分)
復習
・実習項目の内容を把握する(60分)
盛口 敬一 他
16【講義項目】
総復習2

【一般目標(GIQ)】
組織実習の内容を再確認し、組織と器官の構造を修得する。
【講義内容】
総復習1

【到達目標(SBOs)】
組織実習で修得した組織と器官の構造を説明できる。


【予習・復習】
予習
・学習項目の確認(5分)
・学習内容を教科書で理解する(10分)
復習
・学習項目の内容を把握する(30分)
盛口 敬一 他
17【実習項目】
エナメル質

【一般目標(GIO)】
エナメル質の微細構造について修得する。
【実習内容】
エナメル質の組織構造のスケッチ

【到達目標(SBOs)】
エナメル質の組織構造について説明できる。

【予習・復習】
予習
・講義ノートや教科書の該当部位を確認する(45分)
復習
・エナメル質のスケッチを用いて、組織構造について復習する(45分)

【コアカリ】
F-3-1)③
水谷 誠 他
18【実習項目】
象牙質

【一般目標(GIO)】
象牙質の微細構造について修得する。
【実習内容】
象牙質の組織構造のスケッチ

【到達目標(SBOs)】
象牙質の組織構造について説明できる。

【予習・復習】
予習
・講義ノートや教科書の該当部位を確認する(45分)
復習
・象牙質のスケッチを用いて、組織構造について復習する(45分)

【コアカリ】
F-3-1)③
水谷 誠 他
19【実習項目】
歯髄、セメント質

【一般目標(GIO)】
歯髄、セメント質の微細構造について修得する。
【実習内容】
歯髄、セメント質の組織構造のスケッチ

【到達目標(SBOs)】
A. 歯髄の組織構造について説明できる。
B. セメント質の組織構造について説明できる。

【予習・復習】
予習
・講義ノートや教科書の該当部位を確認する(45分)
復習
・歯髄・セメント質のスケッチを用いて、組織構造について復習する(45分)

【コアカリ】
F-3-1)③
F-3-1)④
水谷 誠 他
20【実習項目】
歯周組織

【一般目標(GIO)】
歯周組織の微細構造について修得する。
【実習内容】
歯周組織の組織構造のスケッチ

【到達目標(SBOs)】
歯周組織の組織構造について説明できる。

【予習・復習】
予習
・講義ノートや教科書の該当部位を確認する(45分)
復習
・歯周組織のスケッチを用いて、組織構造について復習する(45分)

【コアカリ】
F-3-1)⑤
水谷 誠 他
21【実習項目】
歯胚

【一般目標(GIO)】
歯胚の微細構造について修得する。
【実習内容】
歯胚の組織構造のスケッチ

【到達目標(SBOs)】
歯胚の組織構造について説明できる。

【予習・復習】
予習
・講義ノートや教科書の該当部位を確認する(45分)
復習
・歯胚のスケッチを用いて、組織構造について復習する(45分)

【コアカリ】
F-3-1)①
水谷 誠 他
22【実習項目】
総復習

【一般目標(GIO)】
口腔組織実習の内容を再確認し、組織と器官の構造を修得する。
【実習内容】
口腔組織実習の総復習

【到達目標(SBOs)】
口腔組織実習で修得した全ての組織と器官の構造を説明できる。

【予習・復習】
予習
・講義ノートや教科書の口腔組織実習全ての該当部位を再確認する(45分)
復習
・口腔組織実習で作成した全てのスケッチを用いて、組織構造について総復習する(45分)

【コアカリ】
F-3-1)①
F-3-1)③
F-3-1)④
F-3-1)⑤
水谷 誠 他
留意事項
組織標本を顕微鏡およびコンピュータをとおして観察、スケッチすることにより、細胞、組織の構造を立体的に組み立てることが大切である。
授業以外の
学習方法
細胞の構造と機能に関しては、形態が重要であるためアトラス、教育用DVD、インターネットなどの視覚素材を充分に活用して予習と復習をしっかり行い、実習に臨み理解することが望ましい。
成績評価方法
実習試験、標本スケッチ、名称の記入80%、口答試問20%
参照ホーム
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更新日付2017/03/06 09:43:51