開講年度2017
科目名中級簿記Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者西舘 司
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 4時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
より実務的な簿記処理の習得~日商2級レベルの商業簿記~
授業の概要
初級簿記では個人企業の簿記を学んだが、この中級簿記では、中小企業(株式会社) の簿記を学ぶ。具体的には、日商簿記検定2級の商業簿記で出題される範囲の内容を勉強する。なお、中級簿記ⅠとⅡは連続した内容なので、春・秋学期と連続して履修することが望ましい。また、この中級簿記の内容は、初級簿記Ⅱの続きになるので、受講にあたっては、初級簿記ⅠとⅡをすでに習得済みであるか、それと同等以上の知識(日商3級水準の知識)を有していることが望ましい。
授業の到達
目標
日商2級(商業簿記)で出題される簿記の知識が身につく。ただし、実際の検定試験の問題を解けるようになるためには、授業時間だけでは不十分であり、各自で問題集や過去問を入手して反復練習をする必要がある。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1【ガイダンス】授業の概要について説明する。また、中級簿記Ⅰの復習を行う。【予習】シラバスを事前に読み、あらかじめ内容を確認する(30)。
2【連結会計①】子会社を支配獲得したときの処理、および連結貸借対照表の作成方法について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
3【連結会計②】支配獲得日から1年経過したときの連結処理(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書の作成)について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
4【連結会計③】親子会社間の取引(内部取引)や債権債務の相殺消去、ならびにそれに付随する貸倒引当金や未実現利益の修正消去について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
5【連結会計④】連結財務諸表を連結精算表を使って作成する。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
6【連結会計⑤】子会社から親会社に商品を販売している場合(アップストリームの場合)の未実現利益の消去等について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
7【中間試験】これまで学んだ内容を一度総括するとともに、中間試験を実施する。【予習】中間試験のための準備をする(270)。
8【本支店会計】本店と支店の間で行われる取引の処理、および本支店合併財務諸表の作成について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
9【リース取引】オペレーティング・リース取引とファイナンス・リース取引の処理について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
10【外貨建取引】外国企業との取引(輸出入取引)の円換算処理について学ぶ。
【為替予約】為替予約をした時の処理、および決済時の処理について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
11【商品売買】売上原価対立法による商品売買の処理、割戻・割引の処理、クレジットでの売上の処理について学ぶ。
【サービス業の収益・費用】サービス業の売上(役務収益)と売上原価(役務原価)の処理について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
12【固定資産】固定資産の割賦購入、売却、買換え、除却、廃棄、改良、修繕、火災による滅失などについての処理を学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
13【圧縮記帳】固定資産の圧縮記帳について学ぶ。
【課税所得の算定方法】課税所得(税法上の利益)の算定方法について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
14【税効果会計】税効果会計について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
15【伝票会計】3伝票制の処理について学ぶ。
【まとめ】授業の総括を行い、総合問題に取り組む。
【予習】教科書を読む(60)
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
1.定期試験 50%
2.中間試験 30% 
3.宿題・課題への取り組み 20%                                                                                 
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第9版』滝澤ななみTAC出版12962017年2月刊行予定
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『必要に応じて授業中に指示する。』
参考URL
質疑応答
授業後に受け付ける。また、オフィスアワーは水曜・木曜日の昼休み。場所は名城公園キャンパス2816室(AGLSタワー8階)。
備考
電卓を毎回必ず持参すること。
初級簿記の知識もしくは日商3級水準の知識が必要である。
簿記では反復練習が大事である。授業ではそのための十分な時間を確保することができないので、自学自習の時間を確保すること。
上級簿記と同時に履修することを奨める。                                     
画像
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更新日付2017/02/10 01:31:12