開講年度2017
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
環境衛生学
科目ナンバー
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年3年
開講種別秋学期
曜日・時限・教室秋学期 金曜日 1時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態
担当者(所属講座)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
 環境衛生は、生活環境(室内環境、地域環境、地球環境など)における環境汚染問題に対して汚染の防止や除去などの保全対策を行うことによって、快適な生活環境を保持することを目的としている。ヒトの健康の維持・増進のためには、より良い生活環境の維持が要求されることから、環境汚染問題とその保全や環境汚染物質の人体への影響などについての基本的知識が必要とされる。本講義では、水や空気の衛生(水質汚濁や大気汚染を含む)を中心に、環境汚染物質の生体影響、公害とその防止対策、廃棄物、地球環境保全などについて学習する。さらに、本講義を通して、「環境とヒトの健康を衛る」薬剤師としての倫理観を身につける。
授業の到達目標
準備学習(予習・復習など)
授業計画
授業の内容SBOコード
1環境衛生学概論 〔李〕
薬学における環境衛生学の意義について理解するとともに、「環境とヒトの健康を衛る」倫理観を身につける。
アドバンスト
2地球環境と生態系(1) 〔李〕
生態系の構成員の特徴と相互関係、および化学物質の環境内動態について修得する。さらに、食物連鎖を介した化学物質の生物濃縮についても修得する。
D22102, D22103
3地球環境と生態系(2)、非電離放射線 〔李〕
地球環境問題の現状・原因・影響・対策、並びにその保全に関する国際的な取り組みについても修得する。さらに、非電離放射線の特徴と生体影響について修得する。
D21404, D22101, D22104, D22105
4公害(1) 〔李〕
わが国の公害歴史について理解を深めることにより、「環境とヒトの健康を衛る」ことの重要性を修得する。
D22201, アドバンスト
5公害(2) 〔李〕
水俣病あるいはイタイイタイ病などの原因物質および環境汚染による健康被害について修得する。
D22201, アドバンスト
6公害と倫理 〔佐藤〕
四大公害の発生原因、症状および訴訟などについて理解することにより、「環境とヒトの健康」に関する倫理観を身につける。
D22201, アドバンスト
7環境保全と法的規制 〔佐藤〕
環境基本法の理念、典型7公害とその現状、環境基準および環境汚染防止対策について修得する。
D22201, D22202, D22203
8水環境(1) 〔李〕
上水道における原水の種類と特徴、浄化法、塩素処理問題および水道水の水質基準について修得するとともに、上水道普及率の推移についても修得する。
D22301, D22302, D22303
9水環境(2) 〔李〕
下水道における下水・排水処理法について修得するとともに、下水道普及率の推移についても修得する。
D22304
10水環境(3) 〔李〕
水質汚濁の主な指標について修得するとともに、環境基準達成率の現状についても修得する。さらに、富栄養化の原因と問題点についても修得する。
D22305, D22306
11大気環境 〔徳本〕
大気環境汚染物質の発生源と健康影響および環境基準達成率の現状について修得する。さらに、大気汚染に影響する気象要因(逆転層)についても修得する。
D22401, D22403
12室内環境 〔徳本〕
室内環境汚染の主な指標について修得するとともに、室内環境汚染による健康影響についても修得する。
D22501, D22502
13廃棄物 〔李〕
廃棄物の種類とその処理方法について修得する。さらに、廃棄物処理の問題点とその対策やマニフェスト制度についても修得する。
D22601, D22602, D22603
授業の方法・方略
 教科書を中心にスライドやプリントを用いて環境衛生学に関する最新情報を提供しながら講義を行う。また、公害事例の実情を理解するために映像資料を活用する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(90%)、レポート(10%)
教科書
教科書:コンパス衛生薬学 改訂第2版(南江堂)
参考書
オフィスアワー
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2017/02/10 13:54:14