開講年度2017
科目名生徒指導論Ⅰ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者宮澤 秀次
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
中学校及び高等学校での生徒指導に必要な知識、技術、態度を習得できる。
授業の概要
生徒指導は、教育現場のなかで、毎日の生活行動として展開されるものであるから、多様な内容を含んでいる。
内容としては、学校生活のなかで適応できない場合の援助と助言、健全な生活条件や情緒的発達についての教育指導、健全な人間関係を発展させるための指導、不適応行動や逸脱行動に対する予防やカウンセリング、進路や職業に関する指導などがあげられる。
授業では、生徒に対するこういった積極的働きかけに必要な知識、技術、態度の理解を深め、実際上生徒指導の内容となっている具体的な諸問題についての知見を修得することができる。また、実際の生徒指導例を通して、体験的に学ぶことができる。
授業の到達
目標
与えられる学習から、主体的に自分で学習内容を組み立てる学習ができる。
生徒指導の意義と課題について理解する。
生徒指導の具体的内容を把握する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1生徒指導とは
   講義日程、講義目的、受講上の注意、    生徒指導のイメージと意味
これまでに過ごしてきた小学校、中学校、高等学校の時期を振り返り、生徒指導にかかわると考える事柄を書き出す。
10分×5回(一日10分を5日繰り返す)
2生徒指導の意義と課題
   生徒指導=個別的、発達的教育、
   統合的活動、個性の専重
生徒指導にかかわる事柄の関連図(ワードマップ)を整理する。
10分×5回
3生徒指導のタイミング
   自己指導のための方法原理、
   集団指導の方法原理、
   援助指導の仕方の原理
学校内外での生徒指導の機会とタイミングを関連図にする。
10分×5回
4生徒指導と教育課程
   教料の指導と生徒指導、
   学習上の不適応
教科指導と重なる生徒指導を具体的にあげる。
10分×5回
5生徒理解
   生徒理解のための資料、その収集方法
生徒理解のための資料および収集方法、その際の問題点を関連図にする。
10分×5回
6信頼関係に基づく指導
  生徒との信頼関係の醸成
教師-生徒間関係にかかわる事柄を関連図にする。
10分×5回
7学校における指導体制
   生徒指導と教育相談
   保護者や家庭、
   地域社会、関係機関との協力関係
生徒指導の内容とその対応のかかわる学校内体制と関係者・関係機関について調べる。
30分×2回
8生徒指導の内容
  いじめ
いじめについてのデータを調べる。
文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を調べる。
60分
9生徒指導の内容
  暴力行為
暴力行為についてのデータを調べる。
文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を調べる。
60分
10生徒指導の内容
  不登校
不登校についてのデータを調べる。
文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を調べる。
60分
11生徒指導の内容
  非行、不良行為
非行についてのデータを調べる。
少年法、少年警察活動規則を調べる。
60分
12生徒指導の内容
  発達障碍(障がい)
発達障碍の特徴を調べる。
DSM(診断統計マニュアル)を調べる。
60分
13生徒指導の実際
  事例(問題行動)を通しての生徒指導
具体的な指導計画を立てる。
20分×3回
14生徒指導の実際
  進路指導と職業指導
スーパーおよびホランドの理論を調べる。
30分×2回
15生徒指導のまとめと試験
    
評価方法・基
準(評価割合)
単位認定は試験(50%)、 授業時間外学習(30%)、出欠席や遅刻などを含む授業への取り組みの態度(20%)に基づく。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない(資料を配布)』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『生徒指導堤要』文部科学省教育図書290必ず購入すること。
参考URL
質疑応答
質疑応答は、基本的には、授業中に行う。
必要に応じて、miyazawa@nagoya-ku.ac.jp へのメールによって行うこともある。
備考
画像
ファイル
更新日付2017/01/26 13:52:06