開講年度2017
科目名特別活動
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者山本 信幸
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
生き方に迫る特別活動のあり方を求めて
授業の概要
学校教育において特別活動の充実が、①学級経営の充実に貢献すること、②生徒指導の中核的な時間であること、③道徳教育に役立つこと、④キャリア教育、人権教育、環境教育などの各種教育活動に生かされること、という4点と深く関わっていることを学ぶ。学級活動の「(1)自治的活動内容」と「(2)(3)生活指導的内容」における展開方法の検討が授業の主な柱である。
授業では、担当教員の模範授業、学生による模擬授業、指導案分析などを取り入れ、学校現場の実態をふまえ、特別活動の理論に裏付けられた実践的な構想の仕方と展開方法を学ぶ。
授業の到達
目標
・学習指導要領から特別活動の意義や目標をとらえ、特別活動が学校教育の要であることをとらえることができる。
・教材開発や指導案分析、模範授業、模擬授業などを通し、アクティブラーニングと自治的活動を授業に組み入れた授業構成や指導方法をとらえることができる。
・特別活動の指導法がその他の授業の指導法にも役立つことをとらえ、「なすことで学ぶ」特別活動の推進に興味や関心を高めることができる、
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「学校教育全体における特別活動の意義」
〇学校現場における特別活動の位置づけをとらえる。
・学校現場の実態 ・特別活動の意義と重要性
〇小テスト(本時のまとめ)と次時の事前調査
【予習】 シラバスを読み、本授業内容を把握する(30)
【復習】 学校現場の特別活動の重要性をとらえる(30)
2「学習指導要領から読み取る特別活動の特質」
〇小・中・高校の学習指導要領特別活動編の概要をとらえる。
・特別活動の目標  ・特別活動の各内容の概要 
〇小テスト(本時のまとめ)と次時の事前調査
【予習】 学習指導要領解説特別活動編の目標の概要を確認する(30)
【復習】 特別活動の内容項目の目標について理解を深める(30)
3「学級活動とホームルーム活動(1)の指導のあり方」
〇中学校と高等学校の(1)の指導のあり方をとらえる。
・学級会の展開 ・自治的活動の展開 ・集団の一員の自覚
〇小テスト(本時のまとめ)と次時の事前調査
【予習】 学級活動とホームルーム活動(1)の目標を確認する(30)
【復習】 学級活動とホームルーム活動(1)の展開の仕方を理解する(30)
4「学級会の展開の仕方」
〇学級会の展開の仕方をとらえる。
・実際の学級会の映像視聴 ・自治的活動の重要性
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学級会の展開の仕方を確認する(30)
【復習】 学級会の展開の仕方を深く理解する(30)
5「学級活動とホームルーム活動(2)(3)の指導のあり方」
〇中学校と高等学校の(2)(3)の指導のあり方をとらえる。
・生活指導的内容の展開 ・進路指導の展開 ・キャリヤ教育との関連
〇小テスト(本時のまとめ)と課題内容の提示
【予習】 学級活動とホームルーム活動(2)(3)の目標を確認する(30)
【復習】 学級活動とホームルーム活動(2)(3)の展開の仕方を理解する(30)
6「特別活動の学習指導案の構想の仕方と書き方」
〇学習指導案の構想の仕方と書き方を理解する。
・指導観 ・指導計画 ・生徒の実態 ・本時の展開 ・評価
〇小テスト(本時のまとめ)
〇課題(第10・11回に使用する学習指導略案の作成)
【予習】 (1)の学習指導案の書き方を確認する(30)
【復習】 第10・11回に使用する学習指導略案を作成する(120)
7「学習指導案の検討と作成」
〇生活指導的内容に関する学習指導案を全体で検討する。
・指導観 ・指導計画 ・生徒の実態 ・本時の展開 ・評価
〇小テスト(本時のまとめ)と次時のグループ分け
【予習】 (2)(3)の学習指導案の書き方を確認する(30)
【復習】 第10・11回に使用する学習指導略案を作成する(60)
8「グループごとの学習指導案検討①」
〇テーマごとに学習指導案をグループで検討する。
・情報教育 ・キャリア教育 ・防災教育 ・生活指導的内容
〇小テスト(本時のまとめ)と模擬授業の順番決め
【予習】 グループの学習指導案を検討する(60)
【復習】 第10・11回に使用する学習指導略案を修正する(60)
9「グループごとの学習指導案検討②」
〇テーマごとに学習指導案をグループで検討する。
・情報教育 ・キャリア教育 ・防災教育 ・生活指導的内容
〇小テスト(本時のまとめ)
〇課題(学習指導略案)の提出
【予習】 自分の模擬授業の改善点を確認する(30)
【復習】 学習指導略案の修正箇所を検討する(30)
10「学生によるテーマごとの模擬授業①」
〇情報教育・キャリア教育・防災教育に関する模擬授業をする。
・展開の工夫と授業テクニック ・生徒の本音の引き出させ方
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 自分の模擬授業の改善点を確認する(30)
【復習】 授業の考察と成果を振り返り、授業の技をとらえる(30)
11「学生によるテーマごとの模擬授業②」
〇生活指導的内容に関する模擬授業をする。
・展開の工夫と授業テクニック ・生徒の本音の引き出させ方
〇小テスト(本時のまとめ
【予習】 自分の模擬授業の改善点を確認する(30)
【復習】 授業の考察と成果を振り返り、授業の技をとらえる(30)
12「生徒会活動と学校行事の指導法」
〇生徒会活動と学校行事の展開の仕方を理解する。
・自治的活動 ・創意工夫された活動 ・キャリア教育と連携した活動 
〇小テスト(本時のまとめ)と次時の事前調査
【予習】 学習指導要領の各内容を確認する(60)
【復習】 生徒会活動と学校行事の指導法を理解する(30)
13「生徒の生き方に迫る担当教員の模範授業」
◯担当教員による命の教育に関する模範授業を参観する。
・展開の工夫と発問分析 ・生き方に迫る効果的な教材
〇小テスト(本時のまとめ)と次時の事前調査
【予習】 担当教員の模範授業の展開を把握する(60)
【復習】 模範授業を振り返り、授業の技を理解する(30)
14「キャリア教育における効果的な指導法」
◯生き方に迫る効果的な教材開発の仕方をとらえる。
・生き方に迫る効果的な教材 ・映像の視聴
〇小テスト(本時のまとめ)と次時の事前調査 
【予習】 教材開発の仕方を振り返る(60)
【復習】 生き方に迫る教材開発の重要性を理解する(30)
15「今後の特別活動の展望と教員採用試験における特別活動の扱い」
〇学校現場における特別活動の明確な位置づけをとらえる。
・自己実現 ・今後の特活の方向性 ・教採の実態
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学習指導要領の内容を振り返る(60)
【復習】 試験対策として、これまでの授業内容を振り返る(120)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
〇評価対象
・毎授業後に実施する小テスト15回、定期試験、学習指導略案レポート1回
〇評価配分
・小テスト(3%×15回)45% ・定期試験45% ・学習指導略案レポート10%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校学習指導要領解説特活編』文部科学省ぎょうせい109+税
2.『高等学校学習指導要領解説特活編』文部科学省ディグ200+税
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『必要に応じて授業内でプリントして配布』
参考URL
1.文部科学省ホームページ国の教育施策や動向を知るのに役立つ。
2.国立教育政策研究所ホームページ教科指導の方針を知るのに役立つ。
質疑応答
・講義内容、学校現場の様子、教員採用試験に関することなど、授業終了後に教室や非常勤講師控室にて対応する。
・質問事項を書面や小テストにて提出した場合は、次の授業で書面を通じて回答する。
備考
・授業では参考資料を必要に応じて配布するので、授業用のポケットファイルを用意し、テキストとファイルを毎回持参すること。
・毎回授業後に小テストを実施するので、出席(特に第1、6、14、15、自分の授業発表の回)に努めること。
画像
ファイル
更新日付2017/02/02 11:35:17