開講年度2017
科目名社会科教育法Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者川島 宏道
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
社会科授業の創造-模擬授業実践を通して-
授業の概要
・人類の文化、社会及び自然についての幅広い知識と学問的な基礎を身に付けることができる。
・教員としての必要な授業実践に関する基本的な知識やスキルを身に付けることができる。
・生徒の多様性と教育のプロセスの複雑性について理解することができる。
授業の到達
目標
・中学校社会科の学習指導案を作成し、模擬授業を行うことで、指導に必要な理念・専門的な知識・指導方法・指導技術などを身に付けることができる。
・中学校社会科三分野(地理的・歴史的・公民的分野)の指導において、社会科教師に求められる基礎・基本を身に付けることができる。
・模擬授業実践後の検討会を行うことで、授業を批評的に分析する力が付き、「良い授業」と「よくない授業」の判断ができるようになる。
 社会科教育法Ⅲ・Ⅰで学んだ理論や学習指導案の作成などを基に、主体的に模擬授業実践に取り組む。その過程で、授業を構想・展開できる力が付き、同時に検討会で熱心に討論し、在るべき社会科授業の創造について究明できるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業の概要と方針の説明
○模擬授業実践と授業評価表による検討会について学びます
【予習】シラバスを読み、予め内容を理解する(20)
【復習】授業の全体について確認する(30)
2模擬授業実践の進め方
○模擬授業実践の意義と方法について学びます
【予習】授業デザインについて調べる(40)
【復習】模擬授業実践までの流れを理解する(30)
3社会科教育における指導法の理論
○愛知県などで進められている代表的な社会科指導法について学びます
【予習】大学の図書館や教育センターなどで社会科の指導法について調べる(60)
【復習】色々な指導法の中で自分に合った指導法を選び、それについて研究を進める(40)
4社会科教育の現代的な課題
○社会の変化に対応する教育と社会参画の意義について学びます
【予習】変化の激しい現代社会と社会科教育の関連について調べる(40)
【復習】生徒の学びを社会に開くことで得られる効果について理解する(30)
5地理的分野の授業実践に向けて(1)
○学習指導案の目標と単元設定理由の作成について学びます
【予習】授業実践に向けて目標と単元設定の理由の概略をまとめる(40)
【復習】目標と単元設定の理由は学習指導要領と関わりが深いことを理解する(30)
6地理的分野の授業実践の主な流れの作成(2)
○学習指導案の指導計画と指導過程の作成について学びます
【予習】授業実践に向けて教材発掘と主な指導の流れについてまとめる(60)
【復習】指導過程の見直しや教材の手直しをする(60)
7地理的分野の授業実践(3)
○模擬授業実践を行い、授業評価表による検討会を行います
【予習】模擬授業実践の準備(90)
【復習】検討会の意見を参考に学習指導案と授業の見直しをする(40)
【課題】学習指導案の加除修正(30)
8歴史的分野の授業実践に向けて(1)
○学習指導案の目標と単元設定理由の作成について学びます
【予習】授業実践に向けて目標と単元設定の理由の概略をまとめる(40)
【復習】目標と単元設定の理由は学習指導要領と関わりが深いことを理解する(30)
9歴史的分野の授業実践の主な流れの作成(2)
○学習指導案の指導計画と指導過程の作成について学びます
【予習】授業実践に向けて教材発掘と主な指導の流れについてまとめる(60)
【復習】指導過程の見直しや教材の手直しをする(60)
10歴史的分野の授業実践(3)
○模擬授業実践を行い、授業評価表による検討会を行います
【予習】模擬授業実践の準備(90)
【復習】検討会の意見を参考に学習指導案と授業の見直しをする(40)
【課題】学習指導案の加除修正(30)
11公民的分野の授業実践に向けて(1)
○学習指導案の目標と単元設定理由の作成について学びます
【予習】授業実践に向けて目標と単元設定の理由の概略をまとめる(40)
【復習】目標と単元設定の理由は学習指導要領と関わりが深いことを理解する(30)
12公民的分野の授業実践の主な流れの作成(2)
○学習指導案の指導計画と指導過程の作成について学びます
【予習】授業実践に向けて教材発掘と主な指導の流れについてまとめる(60)
【復習】指導過程の見直しや教材の手直しをする(60)
13公民的分野の授業実践(3)
○模擬授業実践を行い、授業評価表による検討会を行います
【予習】模擬授業実践の準備(90)
【復習】検討会の意見を参考に学習指導案と授業の見直しをする(40)
【課題】学習指導案の加除修正(30)
14模擬授業実践の成果と課題
○検討会の意見を参考に学習指導案の加除修正、授業の創り方についてまとめます
【予習】模擬授業実践の成果と課題についてまとめる(40)
【復習】計画と実践の食い違った理由について理解する(30)
15授業のまとめ
○中学校における「理想とする社会科授業の創造」について自分の考えをまとめます
【予習】「理想とする社会科授業の創造」についてまとめる(40)
【復習】これまでの学習内容を確認する(30)
【課題】「理想とす社会科授業」についてのまとめ(40)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
1.課題の提出、学習指導案の作成、授業評価表の提出(50%)
2.参加の様子(社会科フォーラムや授業検討会などにおける発言内容 20%)
3.定期試験(社会科教育の指導内容、三分野の課題など 30%)
などを基に総合的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校学習指導要領解説社会科編』文部科学省日本文教出版株式会社180978-4-536-59005-1
2.『資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校社会科教育』社会認識教育学会学術図書出版社株式会社2052978-4-7806-0178-7
参考URL
質疑応答
・オフイスアワー : 月曜日 12:40-13:30 6204教室 面談方法。
備考
・秋学期開講の社会科教育法Ⅱは、春学期開講の社会科教育法Ⅰを履修していると、理解がより深まる。
・授業は真剣勝負で、予習復習をしっかり行うことでより充実していく。また、授業を受ける時は、最低のマナーとルールを守ることが求められる。
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更新日付2017/02/09 14:50:51