開講年度2017
科目名生涯発達心理学
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者二宮 克美
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
一生涯にわたって発達する人間の心理をたどる
授業の概要
人間の一生涯にわたる心理学的な発達的変化を解説する。発達とは、時間の経過にともなう個体の一連の変化であり、乳幼児期や児童期、青年期にとどまらず成人期や中年期、高齢期においても認められることを知り、その様子を個性化と社会化の軸から説明できるようになることを目的とする。また、各時期の心理的特徴を概説できるとともに、それぞれの時期に特有な諸問題や障害についても理解できることを目標とする。
授業の到達
目標
発達心理学に関する基礎的事項を概説できる。
各自の乳幼児期や児童期といった発達してきた時期を振り返り、今後の青年期から成人期への展望をもつことができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「イントロダクション」:授業内容の概観と授業計画の説明
〇人間の発達に関する基礎知識の確認
・発達と成長
【予習】シラバスを読み、この授業についての内容や目標をあらかじめ把握する(60)。
【復習】授業スケジュール全体についての確認(120)。
2「生涯発達心理学の概要」
〇一生涯の発達段階について解説します。
・ビデオを視聴します。
【予習】教科書1章「生涯発達心理学の基礎」を読んで、生涯発達の考え方を理解しておく(120)。
【復習】生涯発達心理学の概要についての知識の整理と確認(120)。
3「生涯発達心理学の研究方法」
〇研究方法について説明します。
・横断的方法と縦断的方法
【予習】教科書2章「(発達研究の基礎」を読んで、研究方法についてあらかじめ調べておく(120)。
【復習】研究方法についての知識の整理と確認(120)。
4「胎児期」
〇受精から誕生までの発達の様子を解説します。
【予習】教科書3章「胎児期・乳児期」を読んで、胎児期について確認しておく(120)。
【復習】胎児期の発達の概要についての知識の整理と確認(120)。
5「新生児期・乳児期」
〇新生児期・乳児期の発達の様子を解説します。
<第1回目のレポート提出>各自の出生時の記録
【予習】各自の母子手帳から出生時の記録を調べ、母親に当時の聞き取りをしておく。それを中間レポートにまとめる(120)。
【復習】新生児期・乳幼児期についての知識の整理と確認(120)。
6「幼児期」
〇幼児期の発達の様子を解説します。
【予習】教科書4章「幼児期」を読んで、幼児期についてあらかじめ調べておく(120)。
【復習】幼児期の概要についての知識の整理と確認(120)。
7「児童期(1)」
〇児童期の個性化について解説します。
【予習】教科書5章「児童期(小学生の時期)」を読んで、児童期についてあらかじめ調べておく(120)。
【復習】児童期の個性化の概要についての知識の整理と確認(120)。
8「児童期(2)」
〇児童期の社会化について解説します。
【予習】児童期の発達の障害についてあらかじめ調べておく(120)。
【復習】児童期の社会化の概要についての知識の整理と確認(120)。
9「青年期前期(中学生の時期)」
〇青年期前期(中学生)の発達の様子について解説します。
【予習】教科書6章「青年期前期(中学生の時期)についてあらかじめ調べておく(120)。
【復習】青年期前期の概要についての知識の整理と確認(120)。
10「青年期中期(高校生の時期)」
〇青年期中期(高校生の時期)の発達の様子について解説します。
<第2回目のレポート提出>各自の中学生の時期の心理的発達について
【予習】各自の中学生の時期の心理について、中間レポートとしてまとめる。教科書7章「青年期中期(高校生の時期)を読んでおく(120)。
【復習】青年期中期の概要についての知識の整理と確認(120)。
11「青年期後期(大学生・有職青年の時期)」
〇青年期後期(大学生・有職青年)の発達の様子について解説します。
【予習】教科書8章「青年期後期(大学生・有職青年)を読んで、青年期後期についてあらかじめ調べておく(120)。
【復習】青年期後期の概要についての知識の整理と確認(120)。
12「成人期前期」
〇成人期前期(25歳~45歳)の発達の様子について解説します。
【予習】教科書9章「成人期前期」を読んで、あらかじめ調べておく(120)。
【復習】成人期前期の概要についての知識の整理と確認(120)。
13「成人期中期」
〇成人期中期(45歳~65歳)の発達の様子について解説します。
【予習】教科書10章「成人期中期」を読んで、あらかじめ調べておく(120)。
【復習】成人期中期の概要についての知識の整理と確認(120)。
14「成人期後期}
〇成人期後期(65歳~)の発達の様子について解説します。
【予習】教科書11章「成人期後期」を読んで、あらかじめ調べておく(120)。
【復習】成人期後期の概要についての知識の整理と確認(120)。
15「生涯発達心理学のまとめと課題」
質疑応答
<第3回目のレポート提出>10年後の自分の様子を展望する。
【予習】大学卒業10年後の自分の発達の様子を展望したレポートを作成する(120)。
【復習】生涯発達心理学についての知識の整理と確認.、試験勉強(180)。
    
16定期試験「生涯発達心理学」の授業で得た知識の整理と確認のために。
評価方法・基
準(評価割合)
試験(60%)、中間レポート(最低3回の授業外調べ学習(30%)、授業への貢献度(授業中での発表・質疑応答)(10%)などを総合的に勘案し、評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ガイドライン生涯発達心理学』二宮克美・大野木裕明・宮沢秀次(編)ナカニシヤ出版2,000+税978-4-7795-0681-9
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
オフィスアワーとして、火曜日と木曜日の昼休み。
場所は12号館6階G616研究室。
備考
出席のチェックは厳しく、授業態度に対しても厳しいので、安易に受講すると大変である。中間レポートも最低3回提出しなければ、単位認定はしない。その中間レポートを作成するには、父親あるいは母親、中学時代の友人へのインタビューも含め、授業時間以外の活動時間が必要となる。相当の覚悟をもって授業に臨んでほしい。
オフィスアワー:火曜日・木曜日の昼休み(事前にアポイントを取ることを期待する)
画像
ファイル
更新日付2017/02/14 10:48:12