開講年度2017
科目名特殊講義Ⅹ国際人権法/国際人権と法
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者初川 満
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
人権の国際的保障を学ぶ
授業の概要
人権を人間の法的権利と定義し、法的枠組みによる人権の保障について考える。まず、人権とは歴史的にいかなるものと考えられて来たかを学び、しかる後に、国際社会は人権問題をいかに扱い、いかにして保障しようとしているかを学ぶ。
授業の到達
目標
人権が歴史的産物であり、かつ、今や国際的関心事となっていることを理解する。そして、人権保障の国際的枠組みを学ぶことにより、世界と日本の関係を考える力を養う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス;授業方針の説明
人権とは―人権とはいかなるものかについて例を挙げて論ずる
予習:シラバスを読み、人権について自分なりに考えてくる(30)
復習:授業の復習(30)
2人権思想の歴史―ヨーロッパにおける人権の発生・発展史を学ぶ予習:テキスト等の該当箇所の予習(40)
復習:授業の復習(30)
3人権の分類―日本国憲法及び国際人権法における人権の分類について学ぶ同上
4人権の特徴―人間の法的権利としての人権の持つ、性質及び特徴について学ぶ同上
5人権の保障―人権の保障システムとして、いかなるものが存在しているか、その特徴等について学ぶ同上
6国際的人権保障前史―第2次大戦前における、人権保障のための世界的枠組みについて学ぶ同上
7国際人権法とは―第2次世界大戦をきっかけとして誕生した、国際人権法の歴史及び概略について学ぶ同上
8一般国際人権文書―人権条約、特に主な一般国際人権条約について学ぶ同上
9国際人権条約―自由権規約とヨーロッパ人権条約について学ぶ同上
10国連機関による人権保障―国連人権機関による人権の監視システムについて学ぶ同上
11国際人権条約機関による人権保障―主な人権条約における人権保障システムについて学ぶ同上
12国家の義務―国際人権条約は、締約国にいかなる義務を課しているかを学ぶ同上
13非差別について―非差別について、具体的事例を挙げて説明する同上
14人権の制限―人権は、いかなる場合に、いかなる条件によって、制限され得るかを学ぶ同上
15生命に対する権利及び移動の自由―具体的な人権として生命に対する権利及び移動の自由について学ぶ同上
    
16テスト
評価方法・基
準(評価割合)
授業中にあらかじめ与える6問中、2問について答える形式でのテストとする。各問50点の論述問題であり、資料等の持ち込みは禁止する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ブリッジブック国際人権法』芹田、薬師寺、坂元信山社
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『人間の法的権利』ポール・シガート(初川訳)信山社
参考URL
質疑応答
基本的には、授業中質問を行うことを期待する。研究室(図書館7階)においての質問については、水曜日3限を予定している。
備考
授業開始10分後以降の入室は認めない。
画像
ファイル
更新日付2017/02/20 16:36:09