開講年度2017
科目名民事訴訟法B
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者高木 敬一
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
当事者、上訴、判決効を学ぶ
授業の概要
 この講義は、民事訴訟法の講義科目の締めくくりにあたり、春学期の「民事訴訟法A」までに解説してこなかった項目のうち重要なものを取り上げて解説する。取上げる項目は、当事者、上訴、判決効などである。特に判決効以降は、民事訴訟法のなかでは比較的難解とされているところであるが、出来る限り平易に解説していきたいと考えている。余裕があれば複雑訴訟形態にも言及したいが、時間的制約から困難である。この講義で、少なくとも基本となる単純な形態での民事訴訟手続の全体像を理解してもらえるはずである。
授業の到達
目標
 この講義は、「民事訴訟法入門」、「民事訴訟法A」と相俟って、民事訴訟手続を学ぶことにより、社会人として紛争に適切に対処するのに役立つ基礎的な法的専門知識を身に付けることを目標とする。また、民事訴訟法は、法科大学院進学を希望する諸君、司法書士や裁判所職員などを目指す諸君などにとっては、資格取得等のために必要な科目でもある。この講義では、それらの試験のための基礎力を養成することも目指していきたいと考えている。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1口頭弁論の諸原則(予習)参考書などで、口頭弁論の意義、口頭弁論を支配する諸原則について調べる(30)
(復習)参考書や授業中に配付されたレジュメで、口頭弁論を支配する諸原則について確認する(60)
2口頭弁論の手続(予習)参考書などで、口頭弁論の手続の流れについて調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、口頭弁論の手続について確認する(60)
3上訴制度の概要(予習)参考書などで、我が国の上訴制度、審級制度について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、上訴制度について確認する(60)
4上訴の利益(予習)参考書などで、上訴の利益について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、上訴の利益について確認する(60)
5控訴手続(予習)参考書などで、控訴審の手続、特に審理手続について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、控訴審の審理手続について確認する(60)
6上告手続(予習)参考書などで、上告審の手続について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、上告審の手続について確認する(60)
7既判力の本質と作用(予習)参考書などで、本案判決、訴訟判決、訴訟要件について確認する(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、既判力の作用と既判力の本質について確認する(60)
8既判力の時間的範囲と遮断効(予習)参考書などで、既判力の時間的範囲について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、既判力の時間的範囲について確認する(60)
9既判力の客観的範囲(予習)参考書などで、既判力の客観的範囲について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、既判力の客観的範囲について確認する(60)
10訴訟物理論(予習)参考書などで、訴訟上の請求、訴訟物について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、訴訟物理論について確認する(60)
11既判力の主観的範囲その1(予習)参考書などで、既判力の主観的範囲について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、既判力の主観的範囲について確認する(60)
12既判力の主観的範囲その2(予習)参考書などで、既判力の客観的範囲のうち、既判力が第三者へ拡張される場合について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、既判力の第三者への拡張について確認する(60)
13当事者の確定と能力(当事者能力・訴訟能力)(予習)民法の教科書などで、権利能力及び行為能力について確認する(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、当事者の確定、当事者能力、訴訟能力について確認する(60)
14当事者適格その1(予習)参考書などで、当事者適格の意義について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、当事者適格について確認する(60)
15当事者適格その2(予習)参考書などで、第三者の訴訟担当について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、第三者の訴訟担当について確認する(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
 定期試験を実施し、その成績により評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を使用し、テキストは指定しないが、予習・復習のため参考書としてあげた概説書などを参照することが望ましい。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『民事訴訟法講義』石渡 哲成文堂3500円+税
参考URL
質疑応答
 質問等には研究室(6号館5階6524室)でオフィスアワーの曜日・時間に対応する。但し、余裕があれば、その他の時間でも対応することがある。
備考
 法律学の専門科目であるから、平成29年(2017年)版(平成28年(2016年)版以前のものは不可。)の六法を持参することが必要である。六法は有斐閣・ポケット六法、三省堂・デイリー六法など、有斐閣及び三省堂のものであればよい。他の専門講義科目で特に指定されたものがあれば、それでも構わない。
画像
ファイル
更新日付2017/02/23 03:36:07