開講年度2017
科目名民法Ⅶ(親族)
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者佐藤 啓子
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
夫婦と親子の法律関係を学ぶ
授業の概要
民法Ⅶ(親族)では、民法725条から881条と、それにまつわる特別法を学びます(特に家庭裁判所における手続法規定が含まれます)。また民法4条以下が再登場します。基本的に教科書順(条文順)に学びます
授業の到達
目標
家族という言葉の方がなじみやすいのかもしれませんが、日本の民法は、家族という言葉を避けて通っています。そして、基本的には1人と1人の関係として規律しています。条文と判例を通したその知識の習得が第一目標となります。
そして、学習にあたっては、比較的身近な現象を扱うだけに、かえって思い込みや感情に引きずられた理解になりやすく、理解できた・答案が書けたという実感と自分の得た評価との差が激しいということもまま起こる分野です。法的知識を正確に得たうえで、法律を法律として扱うという当たり前のことを行う能力が必要です。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1教科書第1章第1節・第2節を学びます教科書購入など事前準備
予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解など(60分)
2教科書第1章第3節から第2章2節までを学びます。判例百選は1-6事件を取り上げます。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所のチェック。(60分) 法学ガイドブック51-54頁(4まで)も読む。(30分)
復習:用語の学習。字や定義の確認、判例の理解など(60分)
3教科書第2章第3節から第3章1節までを学びます(説明の過程で第2節の知識も必要になるので予習では教科書47ページまでを読んでおいてください)。判例百選は7-10事件です。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
4教科書第3章第2・3節を学びます。判例百選は11-14事件です。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
小テストの準備(120分)
5小テストと解説
教科書第3章第4節を学びます。判例百選は15-18事件です。
予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
6教科書第4章を学びます。判例百選は21-26事件です。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
7教科書第5章第1・2節、第3節1と第3節3を学びます。判例百選は27-30事件と32事件です。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所のチェック。(60分) 法学ガイドブック54-55頁も参照する(10分)
復習:用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
82回にわたって、教科書第5章第3節2と4以下、 第4・5節を学びます。その過程で第6章の知識も必要になるので、100頁までを予習してください。判例百選は31事件と33-36事件です。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(100分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
9第8回の続きを学びます予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(20分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
小テストの準備(120分)
10小テストと解説
教科書第6章を学びます。判例百選37-41事件を学びます。40番は下級審なので省略するかもしれません。
予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
11教科書第7章第1節と第2節を学びます予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
12教科書第7章第3・5節を学びます。判例百選19・20事件と、42-49事件を扱います。(49は後見に関する事件ですがこの回で学びます。)予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
13教科書第7章第4節と第8章第1・2節を学びます予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
14教科書第8章第3節を学びます。予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
小テストの準備(120分)
15小テストとその解説
教科書第9章を学びます。判例百選は50・51事件を扱います。
定期試験についての説明と質疑応答
予習:難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
復習:法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、判例の理解など(60分)
定期試験の準備(530分)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
小テスト30%、期末テスト70%で判断します。
六法を持参しない、私語をやめないなど、出席態度に問題がある場合には評価に反映させます。
出席は当然の前提です。公欠は2回まで考慮します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プロセス講義民法Ⅵ家族』後藤巻則ほか編信山社3200円+税978-4-7972-2657-7
2.『民法判例百選Ⅲ親族・相続』水野紀子ほか編有斐閣2100円+税978-4-641-11525-5
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『なし』
参考URL
1.なし
質疑応答
オフィスアワー時に、研究室で受け付けます。
Eメールも可能です。(sato@dpc.agu.ac.jp。携帯電話からの場合には、インターネットからのメールを受信する設定にしてからメールすること)
備考
(1) 受講生にかかわる情報
この授業を履修する前に、民事法入門を履修しておくことが望まれます。
(2) 受講のルールに関する情報
・開始のチャイムまでに着席しておくこと。遅刻は欠席扱いとします。また、担当教員に無断で退室をした場合も同様とします。
・最新の六法を必ず携帯すること。
・授業中の私語は禁止します。
・授業中のゲーム機やスマホ等の操作は禁止します。違反した者は平常点を減点します。
画像
ファイル
更新日付2017/02/23 10:14:54