開講年度2017
科目名刑法Ⅰ(総論)B
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者野村 健太郎
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
なぜ刑罰を科すのか、どのような場合に刑罰を科してよいのか
授業の概要
刑法Ⅰ(総論)Aに続き、刑罰を科してよい場合と、科してはいけない場合とを、感情に流されず冷静に区別するための方法を、考えていきます。
授業の到達
目標
なぜ刑罰を科すのかを考え、どのような場合に刑罰を科してよいのかを判断する力を身に付けることを目標とします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション定期試験では、「授業の内容を理解できているか」を確かめる問題を出します。「理解できている状態」を作るためには、試験前の勉強だけでなく、毎回の授業後の復習がとても大切です。【↓下に続く】
2「その行為は違法だ」とは、どういう意味か?【↑上からの続き】復習の方法としては、その日の授業のレジュメや配布資料を読み直すことが重要ですが、その際、ただ書かれた文字を見るだけでなく(ただ見るだけでは、あまり頭に残りません)、【↓下に続く】
3他人を傷つけても違法にならない場合とは?【↑上からの続き】頭の中で、法律を知らない友達にその内容を説明するところを想像しながら(誰でもよいが、特定の誰かを思い浮かべた方がよい)、【↓下に続く】
4「これは正当防衛(36条)です」と言えるための条件とは?【↑上からの続き】その説明のためにレジュメや資料を使うつもりで、それらを読むようにするとよいでしょう(友達がいない場合は、架空の人物でもかまいません)。【↓下に続く】
5犬に対する反撃も、正当防衛になるのか?
Aを傷つけるつもりで殴ったら、偶然Aも自分を襲おうとしていた、という場合、正当防衛になるのか?
【↑上からの続き】これらに要する時間は人それぞれですが、30分もあれば十分でしょう。
65人の命を助けるために、1人の命を犠牲にすることは、緊急避難(37条)として許されるのか?
7警察官が被疑者を逮捕しても逮捕罪(人の自由を奪う罪)にならないのはなぜか?
8違法な行為がなされても、処罰してはならない場合がある。それはどのような場合か?
9刑法38条の「罪を犯す意思」とは?①
10刑法38条の「罪を犯す意思」とは?②
11「被害を生じさせた人は、必ず処罰されるべきだ」は正しいか?
12未遂犯は、被害が生じていないのに、なぜ処罰されるのか?
13犯罪を途中でやめれば刑が軽くなるのはなぜか?
14共犯とは?
15刑の重さはどのように決めるのか?
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験によります(100%)。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に指定はしませんが、初回の授業でいくつか紹介します。』
2.『六法を必ず持ってくること。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業についての相談は、研究室(6511)で受け付けます。オフィスアワーは火曜日の4限ですが、その時間に他の授業が入っている場合には、別の曜日・時間帯でも対応しますので、授業後等に申し出て下さい。
備考
・刑法Ⅰ(総論)Aを受講したうえで受講すること。
・私語など他の受講生の邪魔になるような行為は禁止します。
画像
ファイル
更新日付2017/02/10 23:46:39