開講年度2017
科目名法学
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者堅田 研一
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
法学の基礎をマスターする
授業の概要
まず法律、とりわけその条文に慣れてもらうことから始めて、それから近代法の基本原理、法律学一般に共通する基本問題、主要な法(とりわけ、憲法、民法、刑法)の基本原則をできるだけわかりやすく説明し、今後より詳しく法律を勉強するための基礎固めを行う。
授業の到達
目標
受講生が法律を読んで大体の意味が理解できるようになること、基本的な法律用語を使って例えば契約などの基礎的な法的事象を説明できるようになることを目標とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業方針の説明
〇講義の全体の流れと方針、及び法学を学ぶために必要な基礎知識について説明する
【予習】シラバスを読み、本授業内容をあらかじめ把握する(20)
【復習】ノートを整理し、本日の授業の全体を確認する(60)
2権利と義務:権利とは何か、義務とは何か
〇権利と義務、とりわけ債権と債務という法学の基本用語を理解し、使うことができるようになる
【予習】前回配布されたレジュメを読み、考えてくる(30)
【復習】レジュメとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
3法とは何か:法と道徳との違い
〇法の特徴、道徳との違いは何かについて理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
4民事事件と刑事事件:両者の原理的な違い
〇民事事件と刑事事件、民事責任と刑事責任との区別について理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
5民事訴訟と刑事訴訟:両者のしくみ、原告と被告、検察と被告人
〇前回の授業内容を踏まえて、民事訴訟と刑事訴訟の構造の大筋を理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
6近代法の基本原則(1):市民社会、国家、社会契約
〇ジョン・ロックの思想を基に、近代国家と近代法についての基本的な考え方を理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
7近代法の基本原則(2):夜警国家と福祉国家
〇近代国家についての考え方の変遷(夜警国家から福祉国家へ)について理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
8近代市民法の基本原則(1):近代市民社会の構造
〇近代市民社会の構造、及びそれと近代市民法(財産法)の基本原則との関係について理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
9近代市民法の基本原則(2):権利能力平等、所有権絶対、私的自治(契約の自由)、過失責任主義
〇近代市民法の四つの基本原則について理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
10問題練習
〇問題練習及び問題解説の形式で、これまでの授業の復習を行う
【予習】これまで指定されたテキストの該当箇所、及びノートを読み直し、これまでの授業内容について理解する(60)
【復習】本日の授業の解説を基に、これまでの自分の理解度を確認する(60)
11近代市民法原則の修正(1):権利能力平等の原則、所有権絶対の原則の修正
〇福祉国家における近代市民法の原則の修正について説明する。
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
12近代市民法原則の修正(2):契約自由の原則、過失責任主義の修正
〇前回に引き続いて、福祉国家における近代市民法の原則の修正について説明する。
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
13刑法の基本原則:罪刑法定主義、犯罪の構成要素
〇罪刑法定主義、構成要件といった刑法の基本原則を理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
14法源について:法源とは何か、制定法の種類と効力関係、など
〇法源の意味、憲法・法律・命令・規則・条例・条約の定義、それらの上下関係について理解する
【予習】前回指定されたテキストの該当部分を読み、考えてくる(30)
【復習】テキストとノートを読み直し、本日の授業内容について理解する(60)
15授業のまとめ
〇授業の全体を振り返る
【予習】これまで指定されたテキストの該当箇所、及びノートを読み直し、これまでの授業内容について復習する(60)
【復習】本日の授業を基に、自分の理解を確認する(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
成績評価は、定期試験(100%)で行う。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『法学講義案』(仮題)(4月初旬に完成予定)』堅田研一成文堂
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に指示する』
参考URL
質疑応答
原則としてオフィス・アワーで対応する。月曜日4限、私の研究室(6516)にて行う。ただし、それ以外の時間でも、質問に対応できるときにはいつでも対応する。
備考
必ず六法全書(小型のものでよい)を授業にもってくること。
授業中の私語は厳禁する。授業中の携帯電話操作は禁止する。
単位認定は、評価方法で示した基準のみで行う。
受講生の理解度やその他の事情を考慮して授業予定を変更する場合があるので注意してください。
画像
ファイル
更新日付2017/02/14 16:03:23