開講年度2017
科目名児童英語教育論
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者山中 純子
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
児童英語教育の理論と実践を学ぶ
授業の概要
日本では2011年から小学校5,6年生に必修として外国語活動が実施されており、今後「科目」になることが決定されていますが、教員研修の問題、中学校との連携など、多くの課題もあります。
この講座では、第一言語習得理論、第二言語習得理論に基づいた児童英語教育について考察し、効果的な教材と指導法、教師の役割と心構え、日本の小学校英語教育の現状と課題、などを学びます。また、世界の英語の多様性を知り、英語に対する意識と学び方を再考察します。
英語専攻の学生が将来「児童に英語を教えてほしい」と依頼される可能性は大いにあり、児童英語教育の基礎知識は必要です。たとえ教える機会がない場合でも、児童英語教育法を学ぶことは第二言語習得について学ぶことであり、これはすなわち英語を学ぶ学生自身の習得を振り返る良い機会でもあります。この講座を通して自分自身の英語力アップのヒントを得ることをお勧めします。
授業の到達
目標
・世界の英語の多様性を知る。
・第一言語、第二言語の習得に関しての知識を得る。
・子どもの学び方の特性を知る。
・児童英語における効果的な指導法と教材について知る。
・自分自身の英語力向上のヒントを得る。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1世界に発信する英語 No. 1,2
日本人はなぜ使える英語が身に付かないのか
(宿題)世界に発信する英語No.1,2まとめ(60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
2世界に発信する英語No.3,4
第一言語習得理論
(予習)世界に発信する英語No.3,4 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
(課題)第一言語習得論について参考文献を読んでさらに学習する(90)
3世界に発信する英語No. 5,6
第二言語習得理論  Krashen のInput 仮説
(予習)世界に発信する英語No.5,6 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
(課題)第二言語習得論について参考文献を読んでさらに学習する(90)
4世界に発信する英語 No. 7,8
さまざまな外国語教授法
(予習)世界に発信する英語No.7,8 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
5世界に発信する英語 No.9,10
TPR (タイ語によるdemonstration)
(予習)世界に発信する英語No.9,10 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
6世界に発信する英語 No. 11,12
Teacher’s Talk: Act it out!
(予習)世界に発信する英語No. 11,12(60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
(課題)TPRの命令文を考える(60)
7世界に発信する英語 No.13,14
子どものための効果的な外国語教授法 Content-based Approach
(予習)世界に発信する英語No.13,14 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
8世界に発信する英語 No.16
子どものための効果的な外国語教授法 Activity-based Approach
(予習)世界に発信する英語No.16 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
9世界に発信する英語 No.17,18
子どものための効果的な外国語教授法 Story-based Approach
(予習)世界に発信する英語No.17,18 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
10世界に発信する英語 No.19,20
文字指導、フォニックス、読みの指導
(予習)世界に発信する英語No.19,20 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
11世界に発信する英語 No.21,22
子どもの特性・発達に応じた指導法
(予習)世界に発信する英語No.21,22(60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
12世界に発信する英語 No.23,24
歌、チャンンツ、ゲーム
(予習)世界に発信する英語No.23,24 (60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
13世界に発信する英語 No.25,26
ゲームはなぜ必要か:再び第二言語習得理論
(予習)世界に発信する英語No.25,26(60)
(復習)テキストおよびプリント(120)
世界に発信する英語 レポートに取り組む(240)
14世界の小学校英語教育、日本の小学校英語教育
ファイルチェック
世界に発信する英語 レポートを完成させる(240)
(復習)テキストおよびプリント(120)
15まとめ
レポート提出
ファイルチェック
フィードバック
(復習)テキストおよびプリント(120)
(確認)ファイリングの確認(60)
[予習]試験対策としてこれまでの学習内容を確認する(240)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
期末試験 60%
レポート 30%
Weekly journal 5%
ファイル 5%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『小学校英語の教育法 理論と実践』アレン玉井光江大修館書店 2,200978-4-469-24548-6
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『英語教師のための第二言語習得習得論入門』白井恭弘大修館書店1,296978-4469245707
2.『外国語学習の科学』白井恭弘岩波書店700978-4-00-431150-8
参考URL
質疑応答
授業外で質問のある時は、最初の授業でメールアドレスをお知らせしますので、メールしてください。直接聞きたいときは水曜日、金曜日の昼休み時間に3号館3303室に来室下さい。
備考
A4 サイズのクリアファイル、もしくは二穴ファイルに、配布されたすべてのプリントをファイルし、学期末に提示する。枚数と、整然としたファイリングを重視します。プリント一枚ずつが見えるようにすること。
*教科書を購入していない学生は受講できませんので注意してください。
画像
ファイル
更新日付2017/03/07 19:57:16