開講年度2017
科目名英語学概論 b
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者石川 弓子
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
英語の構造や意味について学ぶ
授業の概要
英語の語彙や文の構造、人間の認知機能の仕組み、文脈、情報の新旧などと、語や文の意味の関係に関する理論や分析方法を学び、英語をただ暗記するのではなく、言語に対する多角的な視点や、論理的思考力を養います
授業の到達
目標
①語や文の構造についての研究の基礎知識を学び、分析する力を身につける
②ことばと認知の仕組み、文脈、談話の構造の関係についての研究の基礎知識を学び、言外の意味や、喩えを用いた自然な文を理解する力をつける
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1【オリエンテーション】
本授業の概要を説明します
【ことばの起源と語族(第1章)】
ことばの起源と語族、語派について学びます
【人間のことばと言語研究(第2章)】
人間のことばの特徴と、言語学の研究分野について学びます
【予習】シラバスを読んで、授業の概要について把握する(20)
【復習】①教科書pp.2~17を熟読する、②教科書p.9, p.17の課題を解く(180)
2【形態論 (1) 意味の最小単位と語形成 1 (第10章)】
形態素と複合、派生について学び、複合語や派生語の構造を分析します
【予習】教科書pp.74~79を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.74~79を読み直す、②配布資料の問題をもう一度解く(180)
3【形態論 (2) 語形成 2 (第10章)】
転換、逆成、短縮、混成、頭字語、借用について学び、これらの語形成によってできた語の分析をします
【予習】教科書pp.79~81を熟読する(30)
【復習】①教科書pp.79~81を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.81の課題を解く(180)
4【統語論 (1) 文ができるしくみ(第11章)】
統語論の歴史と用語、句構造規則について学びます
【予習】教科書pp.82~89を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.82~89を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.89の課題を解く(180)
5【統語論 (2) 句の内部構造(第12章)】
句の内部構造、構成素テストについて学び、句の構造を分析します
【予習】教科書pp.90~93を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.90~93を読み直す、②配布資料の問題を解く(180)
6【統語論 (3) 文の内部構造(第12章)】
文の内部構造について学び、文の構造を分析します
【予習】教科書pp.94~97を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.94~97を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.97の課題を解く(180)
7【認知意味論 (1) ことばの意味(第13章)】
構造主義、概念説について学び、ことばの意味を分析します
【予習】教科書pp.98~105を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.98~105を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.105の課題を解く(180)
8【平常試験】
試験範囲: 教科書第1~2章、第10~12章、配布資料
【認知意味論 (2) 語の間の意味関係(第14章)】
同義性、反義性、上下関係、フレーム意味論について学び、語の間の意味関係を分析します
【予習】教科書の試験範囲、配布資料を熟読し、平常試験に備える(240)
【復習】①教科書pp.106~113を熟読する、②配布資料の問題と教科書p.114の課題を解く(100)
9【平常試験の見直し】
【認知意味論 (3) 意味の拡張(第15章)】
メタファー、メトニミー、シミリーについて学び、語の意味がどのようにして拡張するかを分析します
【予習】教科書pp.114~121を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.114~121を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.121の課題を解く(180)
10【認知意味論 (4) 意味と主観性(第16章)】
ことばの意味と人間の主観の関係について学び、日本語と英語の表現方法の違いを分析します
【予習】教科書pp.122~129を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.122~129を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.129の課題を解く(180)
11【語用論 (1) ことばの意味とコンテクスト(第17章)】
明意と暗意について学び、発話の文字通りの意味と含意について分析します
【予習】教科書pp.130~137を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.130~137を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.137の課題を解く(180)
12【語用論 (2) グライスの協調の原理と発話行為論(第20章、プリント教材)】
ことばのやりとりにおけるルールと発話の機能について学び、どのようにして発話の含意が伝わるかを分析します
【予習】教科書pp.154~160を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.154~160とプリント教材を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.160の課題を解く(180)
13【談話分析: 結束性と情報構造(第18章、第19章)】
結束性と情報構造について学び、まとまりのある文章を書くための規則、情報を正しい順に提示する方法を身につけます
【予習】教科書pp.138~153を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.138~153を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.145, p.53の課題を解く(180)
14【ことばと脳(プリント教材)】
人間の言語獲得の過程やことばと脳の領域の関係について学びます
【予習】プリント教材を熟読する(30)
【復習】プリント教材を読み直す(60)
15【まとめ】
認知意味論、語用論、談話分析、ことばと脳について復習します
【予習】教科書の試験範囲、配布資料を熟読し、授業時に分からないところを質問できるように準備する(180)
【復習】教科書、配布資料を再読し、期末試験に備える(180)
    
16【定期試験】
試験範囲: 教科書第13~20章、プリント教材、配布資料
評価方法・基
準(評価割合)
授業への参加度 (20%)、平常試験 (40%)、期末試験 (40%) を基準として、総合的に評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめての英語学 改訂版』長谷川瑞穂研究社2,500円978-4-327-40165-8丸善にて販売・春秋共通
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
オフィスアワー(毎週木曜4限目)に研究室(3319)にて受け付けます。
なるべく事前に直接、またはE-mailにてアポイントメントを取るようにしてください。
備考
・教職課程を履修している者、3年次に社会言語学、日英語比較論の履修を希望する者は、2年次に本授業を履修することが望ましい
・欠席6回で失格とし、30分以内の遅刻は累計3回で欠席1回と同等とみなします。
・公欠等の止むを得ない事情により平常試験を受験できないときは、メール等で直ちに受験できない旨と理由を連絡して下さい。その理由を証明できる文書等の提示があり、教員が認めた場合に限り、追試験を受験することができます。
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更新日付2017/02/17 17:01:53