開講年度2017
科目名アジアのなかの日本文化Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者小﨑 智則
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
漢字・漢文と日本文化
授業の概要
 日本文化の中には、長年にわたって受け続けてきたアジア各国からの様々な影響が蓄積されています。とりわけ大きな影響を与えているのが中国の文化です。中国の文化は、外交使節や留学僧、貿易を通して、また、時として朝鮮半島を経由して漢籍とともに我が国に伝わり、様々な形で現在に受け継がれています。インドの文化や仏教でさえ、中国文化のフィルターを透過して日本に到達しています。
 本講義では、そうした中国の文化が日本に伝わり、どのような形で日本文化の中に取り入れられていったのかを検討したいと思います。
授業の到達
目標
 本講義は基本的に教員による講義形式で行います。日本文化の発展・形成過程を辿りつつ、日本文化における漢字文化圏としての要素についての知識を習得し、漢籍を中心として伝来した中国文化の影響について理解を深めることを到達目標とします。併せて、講義の予習復習を通して、漢字や漢文についての基礎的な事項を再確認し、時代背景としての日本史に関しても見直す機会となることを期待します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「漢字」「漢文」とは何か―講義をはじめるにあたって―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
2漢字の伝来①―漢字の起源―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
3漢字の伝来②―漢字の受容―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
4漢字の伝来③―漢字と仮名―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
5白氏文集と日本文化①―白氏文集の伝来―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
6白氏文集と日本文化②―枕草子―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
7白氏文集と日本文化③―詩文の特徴―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
8中国説話の受容①―和漢朗詠集―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
9中国説話の受容②―史書と軍記物―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
10中国思想と日本漢学①―朱子学と陽明学―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
11中国思想と日本漢学②―徂徠と仁斎―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
12中国思想と日本漢学③―諸子の影響―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
13漢文と近代①―明治維新―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
14漢文と近代②―漢文的思考―予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
15まとめ予習(2時間)、復習(2時間)、詳細は下記【備考】欄を参照。
    
評価方法・基
準(評価割合)
学期末試験中心に(70%)、受講態度、受講意欲、毎回の小レポートなど(30%)を総合して評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に定めない。必要に応じてプリントを配布する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『講座東洋思想(10)東洋思想の日本的展開』宇野 精一・中村 元・玉城 康四郎 編東京大学出版会2,592円41301406041967年
2.『漢籍伝来 白楽天の詩歌と日本』静永 健勉誠出版3,024円45850544562009年
3.『漢文脈と近代日本』齋藤 希史角川ソフィア文庫907円40440810852014年
4.『漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?』加藤 徹光文社新書778円43340334232006年
参考URL
質疑応答
・質問や問題提起等を歓迎する。講義の内容に直接関係する質問等は、講義中随時受け付ける。その他の質問等は、講義の終了後に申し出ること。
備考
・高等学校までの漢文学史・日本史の基礎的事項を理解していることが前提となるため、授業テーマごとに関連する内容を復習した上で受講すること。
・毎回の授業冒頭では前回の内容についてノートやプリントを見ながら各自で概要を数行程度書いてもらう予定であるので、講義内容はそのつもりで次週までに整理しておくこと。
・受講者は最初の講義に必ず出席すること。
・講義中の退室、私語等、周囲の受講の妨げとなる一切の行為を厳禁する。なお、何らかの事情でそうした行為が必要になる可能性がある場合、事前に申し出ること。
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ファイル
更新日付2017/02/12 10:29:45