開講年度2017
科目名講読(文学)Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者神山 重彦
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
『古事記』の神話を読む
授業の概要
 日本文学の視点から日本文化を学ぶにあたっては、『古事記』がきわめて重要な作品となります。秋学期は『古事記』上巻の、オホクニヌシ、ニニギ、ヒコホホデミなどの神話を、外国の類話や後代の文学作品などと対比させながら読んで行きます。受講者は春学期・秋学期の授業を通して、『古事記』に登場する主要な神々や英雄の事跡・系譜を理解し、記憶せねばなりません。
授業の到達
目標
 日本文化の基盤にある『古事記』の神話を正しく理解し、必要があれば外国の人々にも説明できるようになってほしい。それは世界平和へつながる道の一筋になると信じます。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1因幡の白兎
○オホナムヂ(オホクニヌシ)が因幡の白兎を救う物語を学びます。
【予習】テキストの「因幡の白兎」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
2根の国訪問
○オホナムヂが根の国へ行き、スセリビメと出会う物語を学びます。
【予習】テキストの「根の国訪問」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
3難題求婚
○スセリビメの父スサノヲが、様々な難題をオホナムヂに課す物語を学びます。
【予習】テキストの「難題求婚」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
4根の国脱出
○オホナムヂがスセリビメと駆け落ちする物語を学びます。
【予習】テキストの「根の国脱出」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
5オホナムヂの恋
○オホナムヂの恋の歌物語を学びます。
【予習】テキストの「オホナムヂの恋」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
6スクナビコナ
○海の彼方から来た小人神スクナビコナの物語を学びます。
【予習】テキストの「スクナビコナ」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
7アマテラスの国見
○アマテラスが葦原中国を見下ろす物語と、仁徳天皇が国見をする物語を学びます。
【予習】テキストの「アマテラスの国見」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
8アメワカヒコ
○アメワカヒコが、自分の射た矢によって落命する物語を学びます。
【予習】テキストの「アメワカヒコ」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
9国譲り
○オホクニヌシが葦原中国を、高天原の神々に譲る物語を学びます。
【予習】テキストの「国譲り」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
10サルタビコ
○サルタビコとアメノウズメの物語を学びます。
【予習】テキストの「サルタビコ」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
11天孫降臨
○ニニギノミコトが、高天原から葦原中国へ降臨する物語を学びます。
【予習】テキストの「天孫降臨」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
12コノハナノサクヤビメ
○美貌のコノハナノサクヤビメと醜貌のイハナガヒメの物語を学びます。
【予習】テキストの「コノハナノサクヤビメ」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
13一夜孕み
○コノハナノサクヤビメが、一夜の交わりで懐妊する物語を学びます。
【予習】テキストの「一夜孕み」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
14火中出産
○コノハナノサクヤビメが火中で、三人の男児を産む物語を学びます。
【予習】テキストの「火中出産」の部分を読んでおく。
【復習】配布されたプリントを熟読する。
15秋学期まとめ
○1年の総括をした後に、筆記試験(持ち込みなし)をおこないます。
【予習】『古事記』冒頭から火中出産までをふりかえる。
【復習】正答が書けたかどうか、テキストを読んで確認する。
    
評価方法・基
準(評価割合)
毎回の授業時に課す小レポート(50%) + 学期末試験(50%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ビギナーズクラシックス『古事記』』角川書店編角川ソフィア文庫
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.物語要素事典古今東西の文学作品の物語要素を集成した事典
質疑応答
質問等がある場合は、毎回の授業の前後に教室で尋ねてくれても良いし、オフィスアワー(金曜日3限)に神山研究室(3号館4階)まで来てくれても良いです。重要な質問・興味深い質問は授業で取り上げ、コメントします。
備考
授業中の私語、飲食、携帯電話・スマートフォンの使用は、原則として禁止します。
電子辞書は大いに使用して下さい(ただし無音で)。
画像
ファイル
更新日付2017/02/09 17:18:49