開講年度2017
科目名西洋史特殊講義A-Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者西脇 純
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
古代ローマ帝国におけるキリスト教(2) キリスト教ローマ帝国の成立と発展
授業の概要
キリスト教は、ローマ帝政末期に辺境の地ガリラヤから出た一人のユダヤ人、ナザレのイエスの活動に端を発する。その後、数世紀を経て、コンスタンティヌス帝の一連の宗教政策を境に帝国内で教勢拡大へと向かうが、そのプロセスは、宗教と国家との、ひいては宗教と文化との関係史ととらえることもできる。

この講義では、こうした視点に立って、ローマ帝国末期におけるキリスト教の発祥、成立、発展の歴史を辿りつつ、教会と国家を巡る諸問題や、宗教と文化との関係の推移を明らかにすることに努めたい。

春学期はキリスト教の発祥から国教化前夜までを扱い、秋学期は、キリスト教ローマ帝国の成立発展までを講ずるとともに、古代から中世を経て近代に至るキリスト教文化の発展史にも取り組む。
授業の到達
目標
ローマ帝国の史料や、『新約聖書』をはじめとする初代キリスト教会の諸史料を歴史史料として評価し扱うこと通して、キリスト教の発祥と成立のプロセスを理解し、キリスト教を含む宗教とローマ帝国の関係について論じることができる。加えてキリスト教文化(建築・音楽・絵画)の発展史についても論ずることができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1はじめに/コンスタンティヌス帝の「回心」【予習】授業シラバスをよく読んでおく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
2アルル教会会議【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
3コンスタンティヌス帝の宗教政策(1)【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
4コンスタンティヌス帝の宗教政策(2)【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
5アレイオスとニカイア公会議【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
6コンスタンティノポリスへの遷都【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
7テオドシウス帝と教会【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
8首位権をめぐって【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
9キリスト教文化史 ・ 建築編―教会建築小史【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
10キリスト教文化史 ・ 音楽編(1)―キリスト教音楽小史(ルネサンスまで)【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
11キリスト教文化史 ・ 音楽編(2)―キリスト教音楽小史(J.S.バッハまで)【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
12キリスト教文化史 ・ クリスマス編(1)―クリスマスの起源【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
13キリスト教文化史 ・ クリスマス編(2)―クリスマス文化【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
14キリスト教文化史 ・ 絵画編――西洋宗教絵画小史・イコンの世界【予習】授業内で紹介された参考文献に目を通しておく。
【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。
15まとめ【復習】授業で配布されたプリントを参考にしつつ講義ノートをまとめる。講義ノートをもとに授業全体の内容をふりかえる。
    
16レポート試験【準備】授業プリントや講義ノート、参考文献などをもとにレポートを作成する。
評価方法・基
準(評価割合)
授業参加度(出席頻度、授業中の質疑応答の内容、受講態度)および学期末提出のレポートから総合的に判断する。配分割合は授業参加度50%、レポート50%とするが、規定の出席回数を満たさない場合は不合格となる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『Kirchengeschichte I』Ernst DassmannKohlhammer3170106201購入は不要
2.『Kirchengeschichte II/1, II/2』Ernst DassmannKohlhammer317012045X購入は不要
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ヨーロッパの改宗―コンスタンティヌス《大帝》の生涯』A.H.M.ジョーンズ著、戸田聡訳教文館
2.『古代から中世へ』ピ-タ-・ブラウン著、後藤篤子編山川出版社
3.『天を仰ぎ、地を歩む―ローマ帝国におけるキリスト教世界の構造』C.マルクシース著、土井健司訳教文館
4.『古代末期のローマ帝国』ジリアン・クラーク著、足立広明訳白水社
参考URL
質疑応答
授業中に適宜、質問の有無を問う。質問に対しては、当該授業において、もしくは次週の授業のなかで応答する。
備考
上記にあげた文献以外にも適宜、授業のなかで参考書や参考資料を紹介する。
画像
ファイル
更新日付2017/02/15 13:02:23