開講年度2017
科目名サンスクリット語入門Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者引田 弘道
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
サンスクリット語の習得に向けて
授業の概要
春学期で学習したサンスクリット文法をさらに進めていく。春学期ではさわり程度だったので、さらに文法の内容を深めていきたい。文法の習得には練習問題の実践が不可欠であるので、学生諸君は予習が必須となる。
また文法的な解説はどうしても無味乾燥となるため、インドの映画、仏教に関連するDVDなどを必要に応じて鑑賞し、インドに興味をもてる環境を作っていきたい。授業の後半では梵文『般若心経』を読む。春学期を履修した学生が秋学期も引き続いて履修することを望む。
授業の到達
目標
到達目標は学生が文法を学んで、簡単な原典を読めるようになることである。そのためには名詞、動詞、形容詞の活用や曲用程度は必ず学んでおく必要がある。次にインドに興味を持つことも重要である。ヒンディー語の映画なども鑑賞して、インドの文化にも興味をもつようになってもらいたい。
また仏典を漢文だけではなく、サンスクリット原典も読むことにより、仏教に関する知識を深めるようになることも、本授業の到達目標の一つである。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○定期試験の結果を中心に春学期で学んだことを再確認します
・動詞の活用と名詞の曲用
【予習】春学期で学んだことを復習、特に定期試験の結果を振り返る(60)
【復習】授業の全体について確認(30)
2「語の連声(サンディ)(1)」
○言葉の連声について説明し、練習問題で具体的に学びます
・サンディの規則を学ぶ
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
3「語の連声(サンディ)(2)」
○言葉の連声について説明し、練習問題で具体的に学びます
・サンディの規則を学ぶ
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
4「語の連声(サンディ)(3)」
○言葉の連声について説明し、練習問題で具体的に学びます
・サンディの規則を学ぶ
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
5「小テスト①」
・第2、3、4回の内容に関する問題
・-i、-uで終わる名詞の曲用について
【予習】既に解答を出した練習問題を何度となく復習する60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
6小テストの見直し
○仏典の題名の意味を発表し、どのような経典があり、どのような意味を持つか知る
【予習】仏教経典の題名をサンスクリットの意味を中心に解釈してみる60)
【復習】授業の整理(20)
7「-aaで終わる名詞の曲用(1)」
○練習問題を中心に具体的に学びます
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
8「-aaで終わる名詞の曲用(2)」
○練習問題を中心に具体的に学びます
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
9「動詞の過去形①」
○練習問題を中心に具体的に学びます
簡単なサンスクリット語彙集の引き方を学び、意味を自分で探します
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)、サンスクリット語彙集の使い方に慣れる(60)
10「動詞の過去形」
○練習問題を中心に具体的に学びます
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
11「インド映画とヒンディー語」
○インド映画を鑑賞した感想を述べ合う
【予習】自分の好きなインド映画をビデオで鑑賞する(90)
【復習】授業でのほかの生徒の感想を確認(20)
12「-iiで終わる名詞の曲用」
○練習問題を中心に具体的に学びます
【予習】予定の練習問題を行う(60)
【復習】授業での練習問題の解答の確認(30)
13「小テスト②」
・第7,8,9、10、12回の内容に関する問題
○梵文『般若心経』を読む
【予習】授業内容の確認(60)
【復習】『般若心経』の文法的復習と単語の意味の復習(30)
14「小テスト②の見直し」
○梵文『般若心経』を読む
【予習】『般若心経』の文法的復習と単語の意味の復習(60)
復習】『般若心経』の文法的復習と単語の意味の復習(30)
15授業のまとめ
○授業全体を振り返ります
【予習】『般若心経』の文法的復習と単語の意味の復習(60)
【復習】授業での練習問題の確認と『般若心経』の意味と文法の確認(120)
    
16定期試験【復習】試験の結果を振り返ります
評価方法・基
準(評価割合)
授業の発表(30%)、
小テスト(20%)
学期末テスト(50%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『A Rapid Sanskrit Method』G.L. HartMotilal Banarsidass81-208-0199-7
2.『サンスクリット語初等文法』J.ゴンダ春秋社2,427円4-393-10108-1
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問は授業中に積極的に受け付けますが、必要に応じてオフィス・アワーのときに行います。
備考
前期を履修していないと後期はまったく分からないので、どうしても履修したい場合は、事前に引田に相談すること。フォロ-・アップ体制をとって履修できるかどうか相談したいと思います。
画像
ファイル
更新日付2017/02/13 16:42:04