開講年度2017
科目名英語表現法Ⅳ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者石川 一久
単位数1
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
丸暗記は避けたい、ネイティブの感覚に迫る英文法
授業の概要
この科目は、大学教育の土台となる「基礎学力の育成」を目指すポリシーに則って、言語表現の基礎学習力を培うと同時に、さらに一歩進んだ英語の文法力、語法も身につけることをねらいとします。これによって、会話やメール等のコミュニケーションにおける正しい英語の運用能力、さらに専門書を正確に読む能力を養います。
授業の到達
目標
この授業では、ネイティウ゛・スピーカーが文を発する時の「感覚」を意識した英文法を学びます。文「法」ですから確かに規則は学習しますが、従来皆さんが習ってきた「規則だけ」の文法とは異なる視点に立って授業を進めていきます。「英語表現法 I・II・III」(石川開講)と同じ視点で英文法を学べます。すなわち、ネイティウ゛・スピーカーの「感覚」を押さえれば、中学校や高校で習ってきた一見関係のなさそうな文法「規則」が、共通項としてまとめて習得できる。これまで無理やり覚えてきたと思われる「熟語」・「構文」の丸暗記をできるだけ避けたい。といったものです。

 「英文法」に興味のある人や、TOEICや英検受験を考えている人、自分の専門分野の英書を正確に読みたい人、授業内容を英会話に生かしたい人、または、将来、英語教育に携わる希望のある人の受講が望ましいです。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1主語・(助)動詞の倒置(その1)
なぜ倒置が起こるのか?
予習・復習(60分)

予習:練習問題
復習;学習した事項と練習問題解答の確認

以下同様
2主語・(助)動詞の倒置(その2)
No sooner had S V(過去分詞) than S V(過去形)、
Scarcely had S V(過去分詞) when S V(過去形)の表現がなぜ「~するやいなや」となるのか?

前置詞ofのイメージ(1)
予習・復習(60分)
3aとtheの攻略(1)
これまであまりしっかりと触れられていなかった項目だからこそ、ネイティブスピーカーの基本イメージをしっかり捉えることで学びやすくなる。


前置詞ofのイメージ(2)
予習・復習(60分)
4aとtheの攻略(2)

前置詞ofのイメージ(3)
予習・復習(60分)
5aとtheの攻略(3)
aもtheも付かない場合とは

前置詞ofのイメージ(4)
予習・復習(60分)
6aとtheの攻略(4)
another, the other, the others, othersの捉え方

前置詞ofのイメージ(5)
予習・復習(60分)
7aとtheの攻略(5)

復習問題により理解を深める
予習・復習(60分)
8数えられる名詞と数えられない名詞(1)
「サラダの中にりんごがいっぱい入っている。」 は、There are too many apples in the salad.か、There are too much apple in the salad.のどちらが正しいか? その他、様々な例で練習しよう。
予習・復習(60分)
9数えられる名詞と数えられない名詞(2)

練習問題による理解
予習・復習(60分)
10SomeとAny(1)
これまで、「疑問文、否定文では、someはanyになる。」と習ってきたら要注意。疑問文、否定文でもsomeは可能。someとanyの基本メージを正しく押さえれば問題ない。それどころか、さらに肯定文でのanyまでちゃんと捉えられる。また、If節中では、一般になぜanyが使われるかもわかってくる。
予習・復習(60分)
11SomeとAny(2)
練習問題で理解を深める
予習・復習(60分)
12SomeとAny(3)
TOEICなどの文法問題で問われるsome of ~の語法
予習・復習(60分)
13否定のイメージ(1)
文中のnotが何を否定するか、「notの基本役割」を理解すれば、文が把握できる。not always(いつも~とは限らない)のような表現はわざわざ「部分否定」という用語をあてたけれど、「notの基本役割」を理解しておけば、何もこれだけ特別扱いする必要もない。
予習・復習(60分)
14否定のイメージ(2)
相手に直接的な表現でなく、やんわりと伝えるnotを用いた表現を学ぶ。
予習・復習(60分)
15否定のイメージ(3)
no more than~(たった~), no less than~(~ほど多くも), not more than~(せいぜい(多くて)~), not less than~(少なくとも~)が、なぜそういう意味なるのか、notとnoの違いを理解することで攻略
予習・復習(60分)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
平常点(授業への参加度、授業態度)30%... なお、授業でやった内容(要点や解答など)はすべて、プリントに書いて下さい。これを定期的に回収し、平常点とします。但し遅刻の場合、その日の平常点は半減します。
なお、自分のノートを使いたい場合は、遠慮なく申し出てください。

試験の成績70%   
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プリント(無料)使用』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問は下記参照。
場所 2号館3階2314
時間帯 木: 17:00~18:00
      金: 16:00~16:40
備考
この授業の学習項目は「英語表現法 I・II・III」(石川開講)とは異なりますので、「英語表現法 I・II・III」を受講していなくても問題ありません。
ただし、「英語表現法 I・II・III」の内容に言及する場合は、その内容を復習していきます。

英和辞典持参のこと。携帯電話を辞書代わりに使えません。
座席は指定します。(くじ引き(ただし、前席希望者は配慮します。))
授業中の私語や携帯電話の操作は厳禁します。
皆さんの理解度に応じて進度が多少前後することがあります。
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更新日付2017/03/22 17:08:37