開講年度2017
科目名人間の尊厳と平等Ⅱ/特定主題科目Ⅱ-Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者田中 淳子
浅賀 哲
岩井 羊一
梅田 豊
榊原 志俊
服部 育生
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
人間の尊厳と平等に対する法律学からの多角的アプローチ
授業の概要
現代社会において法律上問題になる具体的な諸事例の検討を通し、現代社会における法律問題の本質を理解し、解決策を考える。本講義では複数の専門領域についてオムニバス形式で実施する。また、学生相互の又は法律実務家や法律研究者との質疑応答等を通じて、法的素養を身につけてもらいたい。
授業の到達
目標
具体的な事例の検討と議論を踏まえて、法的なものの見方・考え方の一端を把握してもらい、社会の様々な事象について、法的な観点から考察できる能力を養う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1〈日常生活と法〉
日常生活に生じる具体的な法律問題を素材にして、関係する法的な基礎知識と法的なものの考え方を身に付けることをめざす。
テーマ(1) 消費者取引と法
30分は当該テーマに関する法的な知識を学び、その後、討議を行う。
事前にWebCampusに掲載する資料に目を通してください。予習時間30分
2〈日常生活と法〉
日常生活に生じる具体的な法律問題を素材にして、関係する法的な基礎知識と法的なものの考え方を身に付けることをめざす。
テーマ(2) 交通事故と法
30分は当該テーマに関する法的な知識を学び、その後、討議を行う。
事前にWebCampusに掲載する資料に目を通してください。予習時間30分
3〈日常生活と法〉
日常生活に生じる具体的な法律問題を素材にして、関係する法的な基礎知識と法的なものの考え方を身に付けることをめざす。
テーマ(3) 18歳成年制度について考える
30分は当該テーマに関する法的な知識を学び、その後、討議を行う。
事前にWebCampusに掲載する資料に目を通してください。予習時間30分
4〈経済社会と法:会社の仕組みをめぐる諸問題〉
60分を講義(説明)、30分ゼミを行う。
(第1回) 株主総会
  ①招集手続の流れ(招集権者・招集の方法)
  ②議事運営(議題・議案・議決権の代理行使・書面投票etc)
  ③決議取消の訴え・決議無効(不存在)確認の訴え
  ④ミニ演習(議決権の代理行使に関するケース)
テキスト『Legal Quest会社法第2版』p135-154を読んでおく。予習時間90分
5〈経済社会と法:会社の仕組みをめぐる諸問題〉
60分を講義(説明)、30分ゼミを行う。
(第2回) 取締役会
  ①取締役会の権限 ②取締役会の招集  ③議事及び決議
  ④ミニ演習(特別利害関係人取締役の参加した決議に関するケース)
テキスト『Legal Quest会社法第2版』p165-180を読んでおく。予習時間90分
6〈経済社会と法:会社の仕組みをめぐる諸問題〉
60分を講義(説明)、30分ゼミを行う。
(第3回) 取締役の任務懈怠責任
  ①ビジネス ジャッヂメント ルール  ②利益相反取引・競業取引
  ③株主代表訴訟  ④ミニ演習(競業取引に関するケース)
テキスト『Legal Quest会社法第2版』p217-228を読んでおく。予習時間90分
7〈仕事と法:働く者の権利〉
(1) 事例を通して労働法の内容についてゼミ形式の論議と講義による講評をおこなう。
(2) 事例をもとにゼミ形式の討議を60分行い、それに労働法の観点から解説する形で講義を30分する。
①ブラックバイトの相談例から
  アルバイトの事例を通してワークルールを学ぶ
特に予習、復習は必要なし
8〈仕事と法:働く者の権利〉
(1) 事例を通して労働法の内容についてゼミ形式の論議と講義による講評をおこなう。
(2) 事例をもとにゼミ形式の討議を60分行い、それに労働法の観点から解説する形で講義を30分する。
②ブラック企業?問題社員?
  労働者を巡る問題から労働法を考える。
特に予習、復習は必要なし
9〈仕事と法:働く者の権利〉
(1) 事例を通して労働法の内容についてゼミ形式の論議と講義による講評をおこなう。
(2) 事例をもとにゼミ形式の討議を60分行い、それに労働法の観点から解説する形で講義を30分する。
③過労死しないために 
  大学を卒業してまもなく過労自殺した事例から過労死をなくすための方策を考える
特に予習、復習は必要なし
10〈国民生活と行政の関係〉
行政活動を法的に統制する手立てと、行政活動によって権利を侵害された場合の救済手段とを考える。
①行政法の基本原理
事前に配布するレジュメの予習 30分程度
11〈国民生活と行政の関係〉
行政活動を法的に統制する手立てと、行政活動によって権利を侵害された場合の救済手段とを考える。
②行政活動の法的統制
事前に配布するレジュメの予習 30分程度
12〈国民生活と行政の関係〉
行政活動を法的に統制する手立てと、行政活動によって権利を侵害された場合の救済手段とを考える。
③行政救済
事前に配布するレジュメの予習 30分程度
13〈法律実務の現場体験〉
模擬裁判員裁判を実施し、裁判における証拠の見方、法的思考方法の実際を体験する。
たとえば、殺人事件、窃盗事件等の司法研修所でも用いている、模擬裁判教材を利用して、裁判官、検察官、弁護士グループに分かれて、模擬裁判を実施する。手続法についての理解を深め、裁判制度等司法制度への関心を醸成することを目的とする。
(1)刑事事件手続概要の解説
授業内容の復習:裁判資料の読み込み・資料作成 60分
14〈法律実務の現場体験〉
模擬裁判員裁判を実施し、裁判における証拠の見方、法的思考方法の実際を体験する。
たとえば、殺人事件、窃盗事件等の司法研修所でも用いている、模擬裁判教材を利用して、裁判官、検察官、弁護士グループに分かれて、模擬裁判を実施する。手続法についての理解を深め、裁判制度等司法制度への関心を醸成することを目的とする。
(2)裁判官,検察官,弁護人等の担当に分かれて,協議
授業内容の復習:裁判資料の読み込み・資料作成 60分
15〈法律実務の現場体験〉
模擬裁判員裁判を実施し、裁判における証拠の見方、法的思考方法の実際を体験する。
たとえば、殺人事件、窃盗事件等の司法研修所でも用いている、模擬裁判教材を利用して、裁判官、検察官、弁護士グループに分かれて、模擬裁判を実施する。手続法についての理解を深め、裁判制度等司法制度への関心を醸成することを目的とする。
(3)模擬法廷にて,模擬裁判,講評
授業内容の復習:裁判資料の読み込み・資料作成 60分
    
評価方法・基
準(評価割合)
期末試験は実施しない。各テーマの最後の回に小テストを実施(春学期は3、6、9、12、15回)する。評価は、出席40%、小テスト60%(12点×5回)とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『Legal Quest会社法第2版』伊藤靖史ほか有斐閣2800
2.『授業において配付』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『Law Practice商法第2版』黒沼悦郎商事法務3000円
2.『行政法読本第4版』芝池義一有斐閣3240円978-4-641-13194-1
3.『刑事裁判記録教材(殺人未遂被告事件)』司法研修所編法曹会1295円(税別)
4.『過労自殺(第二版)』川人博岩波新書
参考URL
1.最高裁判所「最近の裁判例」日常の社会で起きている法的な紛争やそれに対する解決方法の手がかりを知ることができる。
2.過労自殺(第二版)
質疑応答
講義の内容等に関する質問は、講義終了後ないしは、オフィスアワーを利用してください
備考
画像
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更新日付2017/02/27 11:57:35