開講年度2017
科目名数学Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者南 裕明
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
数学の考え方(グラフ理論)
授業の概要
この講義では「一筆書き」や「地図の塗り分け」などといった題材をとりあげ数学の考え方や数学的な物の見方を身につけることを目標にしている.
授業の到達
目標
この講義では「一筆書き」や「地図の色の塗り分け」の問題を取り扱いやすくするために「グラフ」について学びます.
まず色々な問題が「グラフ」の言葉を使って表すことができるようになることが目標となります.
次に一筆書きができるかどうかという問題を「グラフ」の性質として判定できることを学びます.
そこでは一筆書きができるかどうかを判定できるようになることと,実際に一筆書きができるようになることを目指します.
次に「オイラーの多面体公式」について学び,その応用として「5色定理」を示します.
そこでは「オイラーの多面体公式」を理解して簡単な計算を行って,図形の性質を調べることができるようになることが目標となります.
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス,ケーニヒスベルクの橋渡り【予習】オイラーとはどんな仕事をした人か教科書を読んだり図書館で調べておきましょう(90)
【復習】ノートを読み,ケーニヒスベルクの橋渡りの問題や類似の問題について考え,調べてみましょう(90)
2ケーニヒスベルクの橋渡りとグラフ【予習】グラフとは何か,教科書を読んで図書館で調べてみましょう(90)
【復習】ノートを読み,用語や概念とケーにヒスベルクの橋渡りの問題の関連を復習しましょう.
3一筆書きの判定法1【予習】一筆書きできるグラフとできないグラフの特徴を調べてその判定法を予想しましょう.(90)
【復習】講義内容を復習して,一筆書きできないグラフを見分けることができるようになりましょう(60)
4一筆書きの判定法2【予習】教科書やノートを読み用語の復習をしましょう.一筆書きパズルを探してみましょう.(90)
【復習】講義内容を復習して,一筆書きできるグラフを見分けることができるようになりましょう(60)
5色々な多面体とオイラーの多面体公式【予習】教科書を読みオイラーの多面体公式について調べましょう(60)
【復習】ノートを読み直してオイラーの多面体公式を理解しましょう.また色々な多面体について公式が成り立つか調べましょう(60)
6オイラーの多面体公式の証明【予習】教科書のオイラーの多面体公式の証明を読んでみましょう(60)
【復習】ノートを読み直してオイラーの多面体公式の証明を理解しましょう.さらに課題を解くなどして理解を深めましょう(60)
7中間テスト【テスト対策】これまでの講義内容を復習してノートをまとめましょう.まだ課題を参考に問題を解きましょう.(90)
【復習】テストで間違えたところや解らなかったことを確認して,復習しましょう(60)
8テストの解説,ピックの定理【予習】ピックの定理とはどのような定理か調べましょう(60)
【復習】ピックの定理とはどのような定理か復習し,課題などの演習問題を解きましょう(60)
9ピックの定理の証明【予習】ピックの定理を証明するにはどうすればいいか予想しましょう(60)
【復習】ピックの定理の証明を復習して,課題などの演習問題を解きましょう(60)
10地図の塗り分けとグラフ(色ペンや色鉛筆などを持ってくること)【予習】教科書を読み四色定理とはどのような定理か調べましょう.(90)
【復習】講義内容を復習し,色々な地図を4色で塗ったり,携帯アプリなどの4色定理のパズルを解いてみましょう(90)
11六色定理の証明【予習】教科書を読み六色定理や五色定理の証明を読んでみましょう.(60)
【復習】ノートを読んで6色定理の証明を理解しましょう.さらに課題を解いて理解を深めましょう(60)
12結婚定理1【予習】結婚定理とは何か調べましょう(60)
【復習】結婚定理の主張を復習して,課題を解いて内容を理解しましょう(60)
13結婚定理2【予習】結婚定理の主張を思い出して,どのように証明するといいか予想しましょう(60)
【復習】ノートを読み結婚定理の証明を理解しましょう.課題を解くことで内容を理解しましょう(90)
14結婚定理3【予習】結婚定理にはどのような応用があるか調べてみましょう(60)【復習】課題を解いて結婚定理の理解を深めましょう.(60)
15まとめ【予習】これまでの講義内容を復習しましょう(90)
【復習】課題を解いてさらに内容の理解を深めましょう(60)
    
16定期試験【テスト対策】これまでの講義内容を復習してノートをまとめましょう.まだ課題を参考に問題を解きましょう.(90)
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験(50パーセント),講義中の演習や質疑応答・課題・講義における貢献等の平常点(50パーセント)
漫然と出席しているだけでは評価されません.講義中の演習や出された課題をきちんとこなして理解につなげましょう
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『四色問題』ロビン・ウィルソン新潮文庫724円(税込)978-4-10-218461-5
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『数学小景』高木貞治岩波現代文庫900円+税978-4006000813購入の必要はない
2.『四色問題』一松信講談社ブルーバックス980円(税別)978-4-06-257969-8購入の必要はない
参考URL
質疑応答
質問や要望はなるべく講義中に行うようにしてください.講義時間外であればオフィスアワーや学習支援室の利用してください.
講義時間内やオフィスアワーや学習支援室で質問するのが難しいのであればレポートや演習課題とともに質問や要望を書いて渡してください.
備考
正当な理由のない遅刻や無断退席を行った場合は欠席として扱います.
講義中の私語や携帯電話機器等の操作は禁止します.
なんらかの事情で欠席しても講義資料や教科書を読んで自習し,休んだ時に出された課題を提出すること. 公休であっても課題を提出しないと評価されません.
なお受講生の理解度や知識によっては進度や内容を調整することがあります.
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ファイル
更新日付2017/02/24 04:15:19