開講年度2017
科目名数学Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者南 裕明
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
思考ツールとしての数学(行列)
授業の概要
の講義のねらいは数学という思考ツールを使いこなせるようになることです.高校の数学や大学で学ぶ数学の入門的な内容の中から,現実場面を思考するツールとして役立つ数学の話題を取り上げて講義を行います.特にこの講義では行列とその応用について取り上げます.
授業の到達
目標
この講義の目標は現実の問題を行列や行列の演算で表現できるようになることです.
最初に行列のスカラー倍,和,積などの演算を学び,行列の計算ができるようになることを目指します.次に行列の計算をもとに集計表,連立方程式を行列や行列の演算で表します.さらに応用として簡単な社会ネットワーク分析ができるようになることを前半の最終目標とします.

後半ではまず行列のべき乗や逆行列を使って過去や未来の動向を表現します.次に固有値・固有ベクトルを導入して,固有値・固有ベクトルを使って変化の推移や最適化問題を解けるようになることを目標とします.最後に応用として因子分析を紹介します.固有値・固有ベクトルが重要な役割を果たしていることをしっかり理解しましょう.
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス,集計表と行列【予習】教科書を読み行列の計算を練習する(60)
【復習】行列の計算法を復習して教科書や課題の演習問題を解く(60)
2行列の演算【予習】教科書を読み行列の計算を練習する(60)
3行列の演算と応用【予習】教科書を読み行列の計算を練習して応用について調べる.
【復習】行列の計算や応用を復習して教科書や課題の演習問題を解く(60)
4社会ネットワーク分析1【予習】教科書を読み,用語や行列の計算と社会ネットワーク分析との関係を調べる(60)
【復習】教科書やノートを読んで用語や内容を復習して,教科書や課題の演習問題を解く(60)
5社会ネットワーク分析2【予習】教科書を読み,用語や行列の計算と社会ネットワーク分析との関係を調べる(60)
【復習】教科書やノートを読んで用語や内容を復習して,教科書や課題の演習問題を解く(60)
6社会ネットワーク分析3【予習】教科書を読み,用語や行列の計算と社会ネットワーク分析との関係を調べる(60)
【復習】教科書やノートを読んで用語や内容を復習して,教科書や課題の演習問題を解く(60)
7中間テスト【試験対策】教科書やノートを熟読して内容を復習する.必要ならノートをまとめ直す.課題や教科書の問題を解き,計算の練習を行う(120)
【復習】解けなかった問題や間違えた問題について復習する(60)
8テストの解説,推移行列1【予習】推移行列と行列のべき乗の関係について教科書を読み考える(60)
【予習】教科書やノートを読んで推移行列について復習し,教科書や課題の演習問題を解く(60)
9推移行列2【予習】推移行列と行列のべき乗の関係について教科書を読み考える(60)
【予習】教科書やノートを読んで推移行列について復習し,教科書や課題の演習問題を解く(90)
10逆行列1【予習】逆行列の定義や計算法などについて教科書を読み練習しておく(60)
【復習】教科書やノートを読んで逆行列について復習して,教科書や課題の演習問題を解く(90)
11逆行列2【予習】逆行列の定義や計算法とその応用などについて教科書を読み練習しておく(60)
【復習】教科書やノートを読んで逆行列とその応用について復習して,教科書や課題の演習問題を解く(90)
12固有値・固有ベクトル1【予習】固有値の定義や計算法について教科書を読み練習しておく(60)
【復習】教科書やノートを読んで固有値の定義やその計算法を復習して,教科書や課題の演習問題を解く(90)
13固有値・固有ベクトル2【予習】固有値の定義や計算法について教科書を読み練習しておく(60)
【復習】教科書やノートを読んで固有値の定義やその計算法を復習して,教科書や課題の演習問題を解く(90)
14固有値・固有ベクトルの応用【予習】固有値の応用について教科書を読み練習しておく(60)
【復習】教科書やノートを読んで固有値の応用にを復習して,教科書や課題の演習問題を解く(90)
15まとめ【予習】教科書やノートを読んでこれまで学習した内容を復習して計算の練習を行う(90)
【復習】課題や教科書の演習問題を解く(90)
    
16定期試験【試験対策】これまでの内容を復習してノートにまとめる.課題や教科書の問題を解く(120)
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験(50パーセント),講義中の演習や質疑応答・課題・講義における貢献等の平常点(50パーセント)
漫然と出席しているだけでは評価されません.講義中の演習や出された課題をきちんとこなして理解につなげましょう.
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『思考ツールとしての数学』川添 充 岡本夏彦共立出版2,200円978-4-320-11030-4
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問や要望はなるべく講義中に行うようにしてください.講義時間外であればオフィスアワーや学習支援室の利用してください.
講義時間内やオフィスアワーや学習支援室で質問するのが難しいのであればレポートや演習課題とともに質問や要望を書いて渡してください.
備考
正当な理由のない遅刻や無断退席を行った場合は欠席として扱います.
講義中の私語や携帯電話機器等の操作は禁止します.
なんらかの事情で欠席しても講義資料や教科書を読んで自習し,休んだ時に出された課題を提出すること. 公休であっても課題を提出しないと評価されません.
なお受講生の理解度や知識によっては進度や内容を調整することがあります.
画像
ファイル
更新日付2017/02/24 04:12:32