開講年度2017
科目名教育学Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者吉川 卓治
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
子どもの教育を歴史の視点で振り返る
授業の概要
今日の教育は、ある日、突然に誕生したものでもないし、外部から無理やりに持ち込まれたものでもありません。それは、日本の歴史的・社会的な条件の上に成立し、時間をかけて形成されてきたものです。このため、いじめや体罰、不登校、学歴社会など、教育をめぐるさまざまな問題についてきちんと考えようとするなら、今日の状況だけをみるのでは不十分なのです。では、いったいどのようにして今日のような教育のかたちができあがったのでしょうか。そこで、この授業では、江戸時代からから、アジア太平洋戦争後に至るまでの100年以上にわたって展開してきた日本の教育のあゆみを振り返ることで、受講生が今日の教育問題を深く考えるために必要となる基本的な知識と見方を身につけることを目指しています。
授業の到達
目標
この授業において、受講生に期待されることは次のようなことです。
(1) 各回の授業内容について、のちに復習ができるように講義ノートを整理できる。
(2) 各回の授業テーマに関するキーワードを摘出して、その内容を適切に説明できる。
(3) 各回の授業テーマについて、自分の意見を簡潔に記述できる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1イントロダクションなぜこの授業を受講するのか、あらかじめ自分の問題意識を整理しておくこと
2武士の学校/庶民の学校テキスト日本編第1章1を読んで予習をしておく。
3立身出世をめざす教育テキスト日本編第1章2・3を読んで予習をしておく。
4学校なんかいらないテキスト日本編第1章2・3をもう一度読んで予習をしておく。
5学校のしくみを整えるテキスト日本編第2章2を読んで予習をしておく。
6国家と教育の関係をどうするかテキスト日本編第2章1を読んで予習をしておく。
7地域と教育の関係をどうするかテキスト日本編第2章3を読んで予習をしておく。
8義務教育のはじまりテキスト日本編第2章1~3をもう一度読んで予習をしておく。
9ゆとりか、学力か?望ましい教育課程について自分なりの考えをまとめておく。
10教育がかわるテキスト日本編第2章3を読んでおく。
11学校をかえるテキスト日本編第2章3をもう一度読んでおく
12戦争と教育テキスト日本編第2章4を読んでおく。
13教育を改革するテキスト日本編第3章1・2を読んでおく。
14現代教育の課題と展望テキスト日本編第3章3を読んでおく。
15まとめと試験試験の準備のためノートを整理しておく。
    
評価方法・基
準(評価割合)
15回目に実施する試験(70%)と平常点(30%)の合計で評価を行ないます。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新版子どもの教育の歴史』江藤恭二監修名古屋大学出版会2800+税978-4815805869
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本教育小史』山住正己岩波新書
2.『学校の戦後史』木村元岩波新書
参考URL
質疑応答
原則として、授業時間内あるいは授業後において随時対応します。
備考
毎回授業では小レポートを書いて提出してもらいます。
授業の3分の1を超えて休むと試験の受験資格を失います。
画像
ファイル
更新日付2017/03/06 21:57:38