開講年度2017
科目名経済学Ⅱ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者山田 誠治
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
マクロ経済学入門
授業の概要
本講義では、経済社会の成り立ちや動きを理解するために、GDP、物価、雇用といった一国の経済全体の動きを決めるメカニズムを学びます。とりわけ、この相互関係において「市場(マーケット)」が果たす役割を考え、マクロ経済学の基礎を概説する。(1)GDP、(2) 消費需要と投資需要、(3)貨幣と金融、(4)政府の役割、(5)外国為替、(6)経済成長の6つのトピックを学習します。
授業の到達
目標
経済学は、私たちが暮らす社会の動きや仕組みを明らかにしようとする学問です。たとえば、「先月の全国消費者物価上昇率は0.5%でした。」というようなニュースが流れます。消費者物価とは何でしょうか。どうして消費者物価は上がったり、下がったりするのでしょうか。消費者物価が上がると私たちの生活にどのような影響を与えるのでしょうか。そして、私たちの生活をよりよくするために何をすべきでしょうか。こういったことをマクロ経済学というツールを利用してより深く考察することができるようになります。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1イントロダクション:ミクロ経済学とマクロ経済学、モデルの必要性、需要と供給について学びます。予習(30分):シラバスを読み、講義の流れを理解します。
復習(60分):授業時に紹介する資料を読み、マクロ経済学の理解を深めてください。
2マクロ経済学のデータ:フローとストック、GDP、物価の測り方、失業率について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):マクロデータの基本的な見方について理解を深めてください。
3GDPとは1:生産活動のとらえ方、粗付加価値とGDP、最終生産物とGDP、国内純生産について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):GDPの定義とその役割について理解してください。
4GDPのとは2:三面等価の原則、分配面からみたGDP、国内総支出について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):三面等価の原則について理解を深めてください。
5GDPのとは3:名目値と実質値、価格変動の影響とは何かについて学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):名目値と実質値の違いについて理解し、その役割について理解してください。
6失業:自然失業率、摩擦的失業、実質賃金の硬直性、効率賃金について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):失業について経済学でどのように捉えられているのか理解してください。
7生計費の測定:物価の動きは生産量にどのような影響を与えるかについて学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):GDPデフレータと消費者物価指数の計算ができるように復習してください。
8経済成長と国民生活:GDPを大きくするためには、どうすればよいのかについて学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):経済成長とは何か、日本の現状と合わせて理解してください。
9景気循環:なぜ経済が周期的に変動するのかについて学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):景気循環について理解してください。
10消費:ケインズ型の消費関数とその説明力、ライフサイクル仮説、恒常所得仮説について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):経済学で消費がどのように捉えられているのか理解をしてください。
11投資:企業の設備投資、投資の決定要因、資本の限界生産性、資本の使用者費用について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):経済学で設備投資がどのように捉えられているのか理解をしてください。
12貯蓄・投資と金融システム:金融に関する基礎的な概念について学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):金融とは何か、定義とそのメカニズムを中心に理解をしてください。
13貨幣とインフレーション:貨幣とは何か、マネーストック、貨幣数量説、インフレのコストについて学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):貨幣の定義と役割を理解をしてください。
14総需要と総供給:一つの国の需要と供給はどのように決まるのかについて学びます。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):総需要と総供給のメカニズムについて理解をしてください。
15講義のまとめ:講義全体を振り返り、経済学の論点を整理して講義のまとめとします。予習(30分):前回授業時に配付したプリントを見返してください。
復習(60分):授業内で取り扱ったトピックをまとめ、理解を深めてください。
    
16試験:講義内容への理解度を問う試験を実施します。予習(720分):授業内で取り扱ったトピックをまとめ、理解を深め、試験に備えてください。
復習(60分):授業内で紹介した文献を読み、理解を深めてください。
評価方法・基
準(評価割合)
基本的には、講義中に扱った内容の習得度に応じて、定期試験により評価します。また、講義内にて習熟度を確認するために、試験を行います。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問等は毎講義後に受け付けます。
備考
この授業は、教室に座っているだけでは身に付きません。講義中には、経済学に関わるいろいろな小話、疑問などを投げかけます。しっかりと参加して、一緒に考え、ともに学んでいきましょう。
画像
ファイル
更新日付2017/02/20 18:38:34