開講年度2017
科目名教養セミナーⅡ
科目ナンバー
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者岡田 千昭
単位数1
曜日・時限秋学期 水曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
昭和戦時下の意識
授業の概要
戦時下の若者達の意識や行動を彼らの手記や映像資料を通して追究してみたい。特に、自由に学問がしたい。平和な時代に学生生活を送りたい。あれを思い、これを考えて思い煩い、身もだえする戦没学徒の苦悩や戦争体験者の極限状態の軌跡を味読体認してみたい。
授業の到達
目標
1.史学概論の基礎を学び、事実・真実・真理の概念の違いを修得する。
2.客観的かつ公正な史料に基づいて、歴史の事実を把握するようになる。
3.これらを歴史叙述として、正確に文章化できるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス、授業の内容と方針の説明予習:シラバスを読んで、授業内容を把握する(20)
復習:授業内容全体を深く理解する(30)
2総力戦とは何か予習:日本の総力戦体制構築について考えてくる(30)
復習:同上の体制がうまくいかなかった理由を理解する(30)
3海軍記録映画の解析予習:海軍の映像資料の長所と短所について考えてくる(40)
復習:海軍の編集された映像資料の弱点を理解する(40)
4陸軍記録映画の解析予習:陸軍の映像資料の長所と短所について考えてくる(40)
復習:陸軍の編集された映像資料の弱点を理解する(40)
5戦場からの生還者達の証言予習:戦場から生還した兵士達の証言について考える(30)
復習:兵士達の証言から戦場の悲惨さを理解する(30)
6果てない消耗戦について予習:ペリュリュー島・レイテ島の戦いの文献を読んでその実相を考えてくる(50)
復習:絶望的状況の中での兵士達の心理を追体験する(50)
7許されざる帰還とは何か予習:航空特攻・人間魚雷回天などの特攻兵器を考える(50)
復習:各種特攻兵器の実情を理解する(50)
8日本海軍潜水艦戦史の特徴予習:日本海軍潜水艦戦史の文献を読んでくる(40)
復習:日本海軍の潜水艦が米海軍ほど活躍しなかった理由を理解する(40)
9硫黄島玉砕戦について予習:硫黄島の戦いの記録を読んでくる(40)
復習:硫黄島玉砕戦の実態を理解する(40)
10戦争とメディアについて予習:戦争協力を推進したメディアの役割について考えてくる(30)
復習:台湾沖航空戦の大本営発表の実相を理解する(30)
11マニラ市街戦について予習:陸海軍の対立の果てに起こったマニラ市街戦の記録を読んでくる(30)
復習:現代における市街戦の悲惨さを理解する(30)
12本土空襲と海上封鎖について予習:米軍の爆撃と機雷、米潜水艦の活躍の文献を読んでくる(40)
復習:日本陸海軍が米軍に対抗できなかった理由を理解する(40)
13レーダー・可変信管・原爆の開発格差について予習:日米の基礎科学技術力の差を考えてくる(50)
復習:太平洋戦争の帰趨を決した兵器の差を理解する(50)
14レポートの書き方の仕上げについて予習:春学期レポートの未熟な点を考えてくる(50)
復習:上記を踏まえて、秋学期レポートの構想を立てる(60)
15授業のまとめ予習:戦争論について考えてくる(50)
復習:レポート作成のためにこれまでの学習内容を総検討する(60)
    
16レポート試験
評価方法・基
準(評価割合)
レポート試験 90%、授業への参加度 10%。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『「配布資料と映像資料」』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『大学で学ぶために』』愛知学院大学教養部あるむ
2.その都度指示する
参考URL
質疑応答
質問は、講義教室もしくはオフィスアワーの2513研究室にて受け付ける。
備考
方針 自分で考え、行動し、アクティブ・ラーナーになること。
シラバスは状況により変更することがあります。
画像
ファイル
更新日付2017/02/03 11:56:26