開講年度2017
科目名生体と薬物 (春)
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別通年
対象学年3年
担当者戸苅 彰史
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数3
曜日・時限春学期 木曜日 2時限 楠元第3講義室
春学期 金曜日 4時限 楠元第3講義室


コーディネーター
担当講座
薬理学講座
担当者
主任教授:戸苅彰史、准教授:濵村和紀、准教授(兼担):新井通次、講師:近藤久貴、助教:田中健二郎、石塚恭子、非常勤講師:森田洋子
授業の概要
(目的)
薬理学は、生体に対する化学物質(薬物)の作用を研究する学問であり、薬物の作用機序を知るために薬物が生体のどこで、どのように作用するのかを研究することを特徴としている。この特徴を有する薬理学では、基礎医学の知識を用いた総合的な薬理作用の理解および薬物に関する充分な知識を得ることにより、歯科医療あるいは研究活動において薬物を適切に使用する能力を身に付けることを目的としている。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
現代歯科薬理学 第5版 加藤有三、篠田 壽(監修) 医歯薬出版
講義(実習)
の方法・形式
・総論を中心とした「ハンドブック」およびプリントを配布し、それに沿って講義する。一部では、視聴覚教材を使用する。
・到達目標確認のため「講義用ドリル」を使用する。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1〔薬物療法と医療における薬物〕

一般目標(GIO)
●歯科医療における薬物療法の概念を説明できる。

1.薬物療法
1)原因療法と対症療法
【講義内容】
医学歯学における薬理学の意義および歯科医療との関連について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①薬物療法(原因療法、対症療法)を説明できる。
C-5-2)-①
②薬理学・歯科薬理学とは、どのような学問か説明できる。
③薬理学の歯科医療との関連について説明できる。

○「現代歯科薬理学」p.4~5

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
22.薬物と医薬品
1)医薬品の定義
2)医薬品の分類
3)日本薬局方
3.薬物の処方
1)処方せん
2)調剤薬と製剤薬
4.臨床薬理学概説
1)安全および薬効評価
【講義内容】
医薬品の定義を知り、日本薬局方の概要を理解する。毒薬や劇薬の性質と保管法、処方箋の内容、薬物の配合による変化等、臨床において必要な実際的な事柄を学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①医薬品の分類を説明できる。
C-5-1)-①
②毒薬、劇薬および麻薬等の表示と保管の方法を説明できる。
C-5-1)-②
③日本薬局方を説明できる。
C-5-1)-③
④薬物の一般的作用、有害作用と口腔顎顔面領域に現れる副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.98~106

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
3〔薬力学〕

一般目標(GIO)
●薬物の作用に関する基本的事項を
説明できる。

1.薬理作用の基本形式
1)興奮作用
2)抑制作用
3)補充作用
4)抗感染作用
5)刺激作用
2.薬理作用の分類
1)局所作用と全身作用
2)選択作用と一般作用
3)速効性作用と遅効性作用
4)一過性作用と持続性作用
5)直接作用と間接作用
6)中枢作用と末梢作用
7)主作用と副作用
【講義内容】
薬物による生体に対する薬理作用が生体機能の量的変化に基づくこと、その基本形式および作用の捉え方について学習し、多くの専門用語を整理する。

【到達目標(SBOs)】
①薬理作用の基本形式を説明できる。
C-5-2)-②
②薬理作用を作用の範囲、発現時間、持続時間、治療目的などに基づいて分類することができる。
C-5-2)-②

○「現代歯科薬理学」p.6~8

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
43.薬理作用と用量
1)段階反応と量子反応
2)段階用量-反応曲線
3)量子反応曲線
4.薬理作用の機序
1)受容体を介す機序
2)受容体を介さない機序
【講義内容】
薬物の用量と効果の関係について学ぶとともに、薬物が生体にどのように作用しているか、いくつかの例を挙げて基本的な様式を理解する。

【到達目標(SBOs)】
①薬理作用と用量の関係を示すことができる。
C-5-2)-④
②受容体を介す薬理作用の機序と受容体を介さない機序について概説することができる。
C-5-2)-③
③受容体を介するホルモン、成長因子、サイトカインによる細胞間の情報伝達機構を概説できる。
C-1-4)-③

○「現代歯科薬理学」p.10~13、p.27~29

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
55.薬物-受容体の相互作用
1)作用薬と拮抗薬
2)拮抗作用
6.受容体と細胞内情報伝達系
1)細胞膜受容体
2)細胞内受容体
3)細胞内情報伝達系
【講義内容】
薬物-受容体の相互作用について学ぶとともに、受容体の種類とその細胞内情報伝達系について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①薬物-受容体の相互作用を説明できる。
C-5-2)-③
②細胞内のシグナル伝達機構を概説できる。
C-1-4)-④
③受容体を介するホルモン、成長因子、サイトカインによる細胞間の情報伝達機構を概説できる。
C-1-4)-③

○「現代歯科薬理学」p.14~19

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
67.イオンチャネルに働く薬物
8.トランスポーターに働く薬物
9.酵素に働く薬物
【講義内容】
薬物が作用する受容体以外の機能性蛋白質、イオンチャネル、トランスポーターおよび酵素に作用する薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①受容体を介する薬理作用の機序と受容体を介さない機序について概説することができる
C-5-2)-③

○「現代歯科薬理学」p.19~27

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
7〔薬が効く仕組み-自律神経に作用する薬から学ぶ-〕

一般目標(GIO)
●自律神経系の基本概念および自律
神経に作用する薬物について説明
できる。

1.基礎概念
1)末梢神経系
2)自律神経系
3)シナプス
4)化学伝達
5)自律神経と受容体
【講義内容】
自律神経系の特徴と支配臓器、カテコールアミンやアセチルコリンの合成と代謝について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①神経系を分類し、それぞれの動きと特徴を説明できる。
C-2-3)-(5)-②、③、⑧、⑨、⑩
②自律神経および運動神経の伝達物質と支配臓器との関係を説明できる。
C-5-2)-③

○「現代歯科薬理学」p.118~123

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
82.交感神経系に作用する薬物
1)交感神経作動薬
2)交感神経遮断薬
3)交感神経ニューロン遮断薬
【講義内容】
アドレナリン受容体(αおよびβ受容体)に直接あるいは間接的に作用してアドレナリン濃度を上昇させてアドレナリンと同様な作用を現す薬物(アドレナリン作動薬)および直接アドレナリン受容体においてアドレナリンの作用を遮断する薬物、シナプスにおけるアドレナリン濃度を低下させて抗アドレナリン作用を現す薬物について学ぶ。また、ノルアドレナリンの枯渇や遊離阻害によって神経伝達を遮断する薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①交感神経作動薬(αおよびβ作動薬)の血圧、心臓、瞳孔、腸管、気管支などに及ぼす作用を説明できる。
C-2-3)-(5)-③、⑨、⑩
②受容体を直接刺激する薬物と間接的に作用してアドレナリン同様の作用を現す薬物を挙げることができる。
C-5-2)-③
③アドレナリン受容体遮断薬およびアドレナリン作動性神経遮断薬の作用を説明できる。
C-5-2)-⑥

○「現代歯科薬理学」p.123~128

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
93.副交感神経系および自律神経節に作用する薬物
1)副交感神経作動薬
2)副交感神経遮断薬
3)神経伝達を阻害する薬物
4)自律神経節の興奮伝達機構
5)自律神経節遮断薬
【講義内容】
直接アセチルコリン受容体に作用する薬物、間接的にシナプス部におけるアセチルコリン濃度を高めアセチルコリンと同様の効果を現す薬物(コリン作動薬)およびアセチルコリン受容体においてアセチルコリンの作用を競合的に遮断する薬物(抗コリン薬)について学ぶ。また、アセチルコリンの取り込み阻害、遊離阻害および枯渇によって神経伝達を阻害する薬物について学ぶ。自律神経節に存在するアセチルコリン受容体(ニコチン性受容体)に作用して、節後線維を興奮させたり、アセチルコリンと競合して興奮を遮断する薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①コリン作動薬によりアセチルコリン受容体(ムスカリン性受容体)を刺激した際の生体の反応を説明できる。
C-2-3)-(5)-③、⑨、⑩
②受容体を直接刺激する薬物と間接的にアセチルコリンと同様の作用を現す薬物を挙げることができる。
C-5-2)-③、⑥
③抗コリン薬の作用について薬物名を挙げて説明できる。
C-5-2)-③、⑥
④神経伝達を阻害する薬物について説明できる。
C-5-2)-③、⑥
⑤薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
⑥自律神経節の興奮伝達様式を説明できる。
C-2-3)-(5)-③、⑨、⑩
⑦神経節のアセチルコリン受容体遮断薬について説明できる。
C-5-2)-③、⑥

○「現代歯科薬理学」p.128~132

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
10〔薬物動態学〕

一般目標(GIO)
●種々の方法で適用された薬物の生
体内運命を説明できる。

1.薬物の適用経路
1)全身適用
2)局所適用
2.薬物の吸収
1)薬物の生体膜通過
2)単純受動拡散
3)解離型と非解離型
4)脂溶性と水溶性
3.薬物の生体内分布
1)薬物と血漿タンパクの結合
2)解剖学的関門
3)脂肪組織への貯蔵
【講義内容】
薬物の生体内における運命について学ぶ。まず、薬物の吸収経路についての知識を整理し、薬物の吸収過程を司る輸送システムとその輸送に関わる生体因子の影響について学ぶ。また、吸収された薬物の生体内における分布を規定する因子、特に血漿タンパクおよび脂肪組織との関連について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①代表的な薬物適用法と吸収経路を説明できる。
C-5-3)-①、C-5-3)-②
②初回通過効果を説明できる。
C-5-3)-②
③薬物の生体膜通過様式を説明できる。
C-5-3)-②
④薬物の解離状態や脂溶性と膜透過性の関係を説明できる。
C-5-3)-②
⑤薬物の生体内分布に及ぼす血漿タンパクおよび脂肪組織の影響を説明できる。
C-5-3)-②
⑥解剖学的関門(血液脳幹門、血液脳脊髄液関門、血液胎盤関門)を説明できる。
C-2-3)-(5)-⑤

○「現代歯科薬理学」p.50~62

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
114.薬物の代謝
1)生体内変化
2)酸化、還元、加水分解
3)抱合
5.排泄
1)腎排泄
2)胆汁中排泄
3)腸肝循環
6.薬物の血液濃度変化
1)最高血中濃度
2)最高血中濃度到達時間
3)生物学的半減期
4)血中濃度曲線下面積(AUC)
5)生物学的利用率
【講義内容】
薬物代謝酵素の種類と性質について学ぶ。代謝酵素に及ぼす年齢、遺伝および他の薬物による影響について学ぶ。また、薬物の排泄機構について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①薬物代謝酵素の種類と性質を説明できる。
C-5-3)-①
②腎からの薬物排泄の機構(濾過、尿細管分泌、再吸収)を説明できる。
C-5-3)-②
③腎以外の排泄を説明できる。
C-5-3)-②
④薬物の生体内変化について説明できる。
C-5-3)-②
⑤薬物動態の指標について説明できる。
C-5-3)-②

○「現代歯科薬理学」」p.62~70

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
12〔薬理作用に影響を与える因子〕

一般目標(GIO)
●薬理作用に影響を与える因子を説
明できる。

1.薬物の連用(反復適用)
2.薬物の併用効果
3.生体の感受性
1)年齢・体重
2)性
3)疾患
4)心因性要因
5)特異体質とアレルギー
【講義内容】
薬物の効果は常に一定ではなく、様々な要因により影響される。薬物の反復投与により生じる現象および二つ以上の薬物の併用により生じる現象等を理解する。また薬物の感受性に影響する生体側の要因についても理解し、薬物の正しい使い方を学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①連用によって生じる耐性、蓄積、依存を説明できる。
C-5-2)-⑤
②薬物の相互作用、協力作用、拮抗作用を説明できる。
C-5-2)-⑥
③薬物感受性に影響する生体側の要因を列挙して説明できる。
C-5-2)-④
④薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
⑤小児、妊婦および高齢者への薬物適用上の注意を説明できる。
E-1-3)-(1)-⑧
⑥全身疾患を有する患者への薬物適用上の注意を説明できる。
E-1-3)-(1)-⑥、⑦

○「現代歯科薬理学」p.71~79、p.93~97

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
戸苅 彰史
13〔催眠薬と鎮静薬〕

一般目標(GIO)
●催眠薬と鎮静薬の作用に関する基
本的事項を説明できる。

1)睡眠と覚醒
2)不眠症
3)ベンゾジアゼピン系催眠薬
4)バルビツール酸系催眠薬
5)その他の催眠薬
【講義内容】
眠りのメカニズムを踏まえ、不眠について学ぶ。催眠薬として広く使用されているベンゾジアゼピン系催眠薬とバルビツール酸系催眠薬は、持続時間により短時間型、中間型、長時間型に分類されるが、それぞれの代表的薬物、特徴、用途および副作用について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①睡眠と覚醒の整理を踏まえ、不眠を概説できる。
C-2-3)-(5)-④
②不眠症の型と使用される催眠薬の関係を説明できる。
C-5-2)-③
③ベンゾジアゼピン系催眠薬とバルビツール酸系催眠薬について、代表的な薬物を挙げ特徴を説明できる。
C-5-2)-③
④薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.150~156

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
新井 通次
14〔向精神薬〕

一般目標(GIO)
●向精神薬の作用に関する基本的事
項を説明できる。

1)向精神薬の分類
2)抗精神病薬
3)抗不安薬
4)抗うつ病薬
5)抗躁薬
6)精神刺激薬
【講義内容】
向精神薬を、その薬理作用および用途により、抗精神病薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗躁薬および精神刺激薬に分類し、それぞれの代表的薬物と作用機序を学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①向精神薬を分類できる。
②それぞれの代表的薬物について、作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.156~163

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
新井 通次
15〔抗痙攣薬および痙攣誘起薬〕

一般目標(GIO)
●抗痙攣薬および痙攣誘起薬の作用
に関する基本的事項を説明でき
る。

1)てんかん発作の分類
2)てんかんの原因と誘因
3)代表的抗痙攣薬
4)痙攣誘起薬
【講義内容】
痙攣の発現機構および代表的な痙攣である「てんかん」発作の種類と発現様式およびこれらの発作に有効な抗てんかん薬の特徴および作用機序について学ぶ。また、これら抗痙攣薬と対比して痙攣誘起薬について、その意義と作用機序について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①痙攣の発現機構およびてんかん発作の種類と発現様式を説明できる。
C-2-3)-(5)-④
②抗てんかん薬の特徴および作用機序を説明できる。
C-5-2)-③
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
④痙攣誘起薬の意義と作用機序を説明できる。
C-5-2)-③

○「現代歯科薬理学」p.163~165

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
新井 通次
16〔中枢性筋弛緩薬、中枢性興奮薬および認知症治療薬〕

一般目標(GIO)
●中枢性筋弛緩薬、中枢性興奮薬お
よび認知症治療薬の作用に関する
基本的事項を説明できる。

1)パーキンソン病治療薬
2)中枢性筋弛緩薬
3)キサンチン誘導体
4)認知症治療薬
【講義内容】
パーキンソン病治療薬を中心に中枢性筋弛緩薬の作用点および作用機序について学ぶ。大脳皮質に作用して精神活動を亢進させるキサンチン誘導体の薬理作用を、他の臓器に対する作用と比較検討し、詳細に学ぶ。アルツハイマー型認知症の病態およびその治療薬について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①黒質および線条体における相互調節作用とパーキンソン病との関係を説明できる。
C-2-3)-(5)-④
②代表的なパーキンソン病治療薬について作用機序を説明できる。
C-5-2)-③
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
④パーキンソン病を引き起こす代表的薬物を挙げることができる。
C-5-2)-③
⑤中枢性筋弛緩薬の作用点および作用機序を説明できる。
C-5-2)-③
⑥キサンチン誘導体の薬理作用を他の臓器に対する作用と対比して説明できる。
C-5-2)-③
⑦アルツハイマー型認知症治療薬の作用機序を説明できる。
C-5-2)-③

○「現代歯科薬理学」p.165~170

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
新井 通次
17〔心血管系に作用する薬物〕

一般目標(GIO)
●心血管系に作用する薬物の作用に
関する基本的事項を説明できる。

1.心不全とその治療薬
1)強心配糖体
2)β-作動薬
3)ホスホジエステラーゼ阻害薬
4)カルシウム感受性増強薬
2.抗不整脈薬
3.狭心症治療薬
1)亜硝酸薬
2)β-遮断薬
3)カルシウム拮抗薬
【講義内容】
心血管系に選択性を有している薬物を臨床目的に応じて分類し、それぞれの代表的薬物および作用機序について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①心血管系に作用する薬物を臨床目的に応じて分類できる。
C-2-3)-(3)-①
②それぞれについて代表的薬物名を挙げて、作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.174~179

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
近藤 久貴
18〔高血圧の治療に用いる薬物〕

一般目標(GIO)
●高血圧の治療薬の作用に関する基
本的事項を説明できる。

1.高血圧の原因
2.高血圧症治療薬
1)中枢性に作用
2)末梢神経系に作用
3)血管拡張薬
4)カルシウム拮抗薬
5)レニン-アンジオテンシン系拮抗薬
6)利尿薬
【講義内容】
高血圧症の治療薬を臨床目的に応じて分類し、それぞれの薬物の作用機序について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①高血圧症の治療薬について代表的薬物名を挙げて、作用機序と特徴を説明できる。
C-2-3)-(3)、C-5-2)-②、③
②薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.171~174

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
近藤 久貴
19〔造血および血液機能に関する薬物〕

一般目標(GIO)
●造血と血液機能に関する薬物の作
用に関する基本的事項を説明でき
る。

1.動脈硬化と血栓形成
2.抗凝血薬
1)経口抗凝血薬
2)非経口抗凝血薬
3.抗血栓薬と血栓溶解薬
4.抗貧血薬
【講義内容】
動脈硬化と血栓形成の概要を理解したうえで、抗凝血薬、抗血栓薬および血栓溶解薬について学ぶ。また、貧血の分類と抗貧血薬について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①動脈硬化と血栓形成について概要を説明できる。
C-4-3)-③
②抗凝血薬を経口適用薬と非経口適用薬に分類し、それぞれの作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
③抗血栓薬および血栓溶解薬について代表的薬物の作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
④貧血を分類し、それぞれに使用される代表的薬物の作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
⑤薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.180~190

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
田中 健二郎
20〔体内時計と薬の関係を利用した時間治療〕

一般目標(GIO)
●時間薬理学に関する基本的事項を説明できる。
【講義内容】
薬には効果的な投与時間がある。体内時計と薬効についての関連について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①時間薬理学について概説できる。
C-5-2)-③、④

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)          
戸苅 彰史
21〔体液の平衡に影響する薬物〕

一般目標(GIO)
●体液の平衡に影響する薬物の作用
に関する基本的事項を説明でき
る。

1.水および電解質
2.腎臓の機能
3.利尿薬
1)炭酸脱水素酵素阻害薬
2)チアジド系利尿薬
3)ループ利尿薬
4)カリウム保持性利尿薬
5)その他の利尿薬
4.輸液
【講義内容】
浮腫など体内の水分バランスの異常な状態を改善する目的で使用される利尿薬の作用点および作用機序について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①水および電解質の調節機構について概説できる。
C-2-3)-(9)-①、②、③
②利尿薬を作用機序により分類できる。
C-5-2)-②、③
③それぞれについて代表的薬物名を挙げて作用の特徴を説明できる。
C-5-2)-②
④薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.191~195

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)          
近藤 久貴
22〔脂質異常症の治療薬およびビタミン〕

一般目標(GIO)
●脂質異常症治療薬およびビタミン
の作用に関する基本的事項を説明
できる。

1.脂質異常症治療薬
1)脂質異常症
2)コレステロールの生合成と代謝
3)代表的脂質異常症治療薬
2.ビタミン
1)水溶性ビタミン
2)脂溶性ビタミン
【講義内容】
血液中のコレステロール、中性脂肪、リン脂質等の異常な増加は高脂血症と呼ばれ、動脈硬化を促し、脳硬塞、狭心症の原因となる。これらの脂質を低下させる抗高脂血症薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬、フィブラート系、ニコチン酸系)の作用機序について学ぶ。ビタミン類の生理的役割と欠乏症について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①高脂血症の予防および治療に用いられる薬物について、代表的薬物の作用機序と特徴を説明できる。
C-4-3)、C-5-2)-②、③
②薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
③ビタミンの生理的作用および欠乏症、補充療法としてのビタミンの作用機序を説明できる。
C-5-2)-③

○「現代歯科薬理学」p.217~218、p.220~229 

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
石塚 恭子
23〔呼吸器系に作用する薬物〕

一般目標(GIO)
●呼吸器系に作用する薬物の作用に
関する基本的事項を説明できる。

1.呼吸中枢興奮薬
1)呼吸の調節機構
2)呼吸中枢興奮薬
2.鎮咳薬
1)咳と反射
2)鎮咳薬
3.気管支喘息治療薬
1)気管支喘息
2)治療薬
4.去痰薬
【講義内容】
ショック等の緊急事態に対して、呼吸運動の維持と賦活化を目的とした呼吸興奮薬、気管支の狭窄を改善する気管支喘息の治療薬、咳嗽反射を抑制する鎮咳薬および去痰薬について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①呼吸器系の機能および生理を概説できる。
C-2-3)-(7)、C-2-3)-(4)-④
②呼吸中枢興奮薬、気管支喘息治療薬、鎮咳薬および去痰薬の臨床的使用目的を説明できる。
C-5-2)-②
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
④それぞれの代表的薬物を挙げて、作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③

○「現代歯科薬理学」p.196~200

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
田中 健二郎
24〔消化器に作用する薬物〕

一般目標(GIO)
●消化器に作用する薬物の作用に関
する基本的事項を説明できる。

1.健胃薬
2.消化性潰瘍治療薬
1)制酸薬
2)抗コリン薬
3)H2受容体遮断薬
4)抗ガストリン薬
5)プロトンポンプ阻害薬
1.利胆薬
2.催吐薬と制吐薬
3.瀉下薬と制瀉薬
【講義内容】
消化器の機能および生理を踏まえ、健胃薬、消化性潰瘍治療薬、利胆薬、催吐薬、制吐薬、瀉下薬、制瀉薬について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①消化管の機能および生理を概説できる。
C-2-3)-(6)
②健胃薬、消化性潰瘍治療薬、利胆薬、催吐薬、制吐薬、瀉下薬、制瀉薬について、代表的薬物を挙げて、作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.201~207

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
新井 通次
25〔唾液腺に作用する薬物〕

一般目標(GIO)
●唾液腺に作用する薬物の作用に関
する基本的事項を説明できる。

1)唾液腺分泌の自律神経支配
2)唾液分泌に影響する薬物
3)口腔乾燥治療薬
【講義内容】
唾液腺分泌の生理を理解した上で、唾液分泌における交感神経系と副交感神経系の協力作用について理解した上で唾液分泌に影響する薬物や口腔乾燥治療薬について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①唾液分泌の自律神経調節を説明できる。
C-2-3)-(5)-③、E-2-2)-⑤
②唾液分泌を促進する薬物と抑制する薬物について、薬物名を挙げて説明できる。
E-2-2)-④、⑤
③口腔乾燥症治療薬について薬物名を挙げて説明できる。
E-2-2)-④、⑤、E-2-4)-(7)-⑤
④薬物の一般的副作用、有害作用と口腔・顎顔面領域に現れる副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.326~333

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)         
石塚 恭子
26〔ホルモンおよびホルモン拮抗薬〕

一般目標(GIO)
●ホルモンおよびホルモン拮抗薬の
作用に関する基本的事項を説明で
きる。

1.ホルモンの特徴と生理的役割
1)内分泌腺
2)標的器官(細胞)
3)受容体
2.脳ホルモン
3.甲状腺ホルモン
4.カルシウム代謝ホルモン
1)副甲状腺ホルモン
2)カルシトニン
3)活性型ビタミンD3
【講義内容】
ホルモンの産生臓器と標的臓器の関係、受容体の存在部位、作用の発現機構および薬物としての応用について学ぶ。カルシウム代謝調節ホルモン、甲状腺ホルモンおよび関連薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①ホルモン調節について基礎的概念を述べることができる。
C-2-3)-(8)
②カルシウム代謝調節に関わるホルモンおよび薬物について、代表的薬物の作用機序と特徴を説明できる。
C-2-3)-(8)、C-5-2)-②、③
③甲状腺ホルモンおよび抗甲状腺薬について、代表的薬物名を挙げて作用機序と特徴を説明できる。
C-2-3)-(8)、C-5-2)-②、③
④薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.43~47、p.212~214、p.316~321

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
濵村 和紀
27〔骨粗鬆症の治療薬〕

一般目標(GIO)
●骨粗鬆症治療薬の作用に関する基
本的事項を説明できる。

1.骨粗鬆症
1)老人性骨粗鬆症
2)閉経後骨粗鬆症
2.代表的治療薬
【講義内容】
骨粗鬆症の病態、病因および骨代謝を理解し、骨粗鬆症治療薬の作用機序と特徴を学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①老人性および閉経後骨粗鬆症の特徴を説明できる。
C-2-3)-(2)-③
②代表的治療薬の作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-③、D-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.316~325

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
濵村 和紀
28〔ホルモンおよびホルモン拮抗薬〕

一般目標(GIO)
●ホルモンおよびホルモン拮抗薬の
作用に関する基本的事項を説明で
きる。

5.膵臓ホルモン
1)インスリンと糖尿病
2)経口血糖降下薬
6.副腎皮質ホルモン
7.性ホルモン
【講義内容】
インスリンと糖尿病の関連およびその治療薬について学ぶ。副腎皮質ホルモンとその臨床応用について学ぶ。性ホルモンおよび関連の薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①血糖値調節機構を説明できる。
C-2-3)-(8)
②糖尿病治療薬について、代表的薬物名の作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
③炎症の発現機構を踏まえ、副腎皮質ホルモンと炎症との関係を説明できる。
C-5-2)-③
④副腎皮質ホルモンについて、代表的薬物の作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
⑤性ホルモンおよび関連の薬物について、代表的薬物名を挙げて作用機序と特徴を説明できる。
C-2-3)-(8)、C-5-2)-②、③
⑥薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①

○「現代歯科薬理学」p.208~212、p.214~216、p.249~253

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
濵村 和紀
29〔オータコイド〕

一般目標(GIO)
●オータコイドの作用に関する基本
的事項を説明できる。

1.基礎概念
1)細胞間情報伝達物質
2.生体アミン
1)ヒスタミン
2)ヒスタミン拮抗薬
3.ポリペプチド類
1)アンジオテンシン
2)ブラジキニン
【講義内容】
生体内における情報伝達物質として、神経系における伝達物質や内分泌系におけるホルモンと同様に、液性のオータコイドが存在するが、この概念について理解する。ヒスタミン、セロトニン、アンジオテンシン、ブラジキニン、サイトカイン類などのオータコイドおよびその関連薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①細胞間の情報伝達についての基礎概念を述べることができる。
C-1-4)-④
②アミン類(ヒスタミン、セロトニン)および関連する薬物の作用機序と特徴を説明できる。
C-5-2)-②、③
③薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
④生理活性ペプチド類(アンジオテンシン、キニン類)および関連する薬物の作用機序を説明できる。
C-5-2)-②、③

○「現代歯科薬理学」p.30~41、 p.260~262、 p.290~291、 p.296

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
森田 洋子
304.脂肪酸類
1)プロスタグランジン
2)抗炎症薬
3)トロンボキサン
5.サイトカイン類
1)インターフェロン
2)インターロイキン
3)腫瘍壊死因子
【講義内容】
脂肪酸類(プロスタグランジン類、ロイコトリエン類、トロンボキサン類)およびサイトカイン類の生理的役割と関連する薬物について学ぶ。

【到達目標(SBOs)】
①脂肪酸類の生理的役割と関連する薬物の作用機序を説明できる。
C-1-4)-④、C-5-2)-②、③
②薬物の一般的副作用、有害作用を説明できる。
C-5-4)-①
③サイトカイン類の生理的役割と関連する薬物の作用機序を説明できる。
C-1-4)-②

○「現代歯科薬理学」p.41~42、p.47~48

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書等の関連する書籍を参照する(20分)
復習
・授業で配布されたプリントの内容を整理し、ドリルの問題を理解する(25分)
森田 洋子
留意事項
出欠席および遅刻早退の確認を厳格に行いますので、授業開始時刻には必ず所定の席に着いていること。また、到達目標確認のため「講義用ドリル」を使用しますので、授業の際には必ず携帯すること。
授業以外の
学習方法
十分理解できない事項や興味を持った事項を足がかりとして、図書館にある参考書などを利用し、より能動的な学習を行う。また、教員とも連絡を取り、援助を受けるのも良い。他の授業科目の内容と本授業科目の内容との関連を見いだし、整理して包括的に理解するよう努めることが望ましい。
成績評価方法
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更新日付2017/03/02 11:22:53