開講年度2017
科目名実習:生命の分子的基盤 (春)
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別通年
対象学年2年
担当者金森 孝雄
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数1.5
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
春学期 金曜日 4時限


コーディネーター
担当講座
生化学講座
担当者
主任教授:金森孝雄、准教授:鈴木崇弘、講師:橋本洋子、山下京子、非常勤講師:沼田幸子、山田さやか
授業の概要
(目的)
 「生命の分子的基盤」という科目名で講義される内容は、すべて実験を通して得られた事実に基づいている。本実習では、実際に実験することによって講義内容についての理解を深め、知識の定着を図るとともに、生化学的実験を遂行するために必要とされる基本的な実験技術を習得することを目的とする。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
◯「生命の分子的基盤実習指針」(平成29年度版)愛知学院大学歯学部生化学講座

『参考書』
◎「リッター生化学」(第1版)須藤和夫他訳 東京化学同人
◎「ホートン生化学」(第4版)鈴木紘一他訳 東京化学同人
講義(実習)
の方法・形式
 示説にはパソコン、OHP、黒板を使用する。2~5名のグループで、決められた項目の実習を行う。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1【実習項目】
オリエンテーション

【一般目標(GIO)】
実習を安全に進めるために、実習に必須となる基本的な知識と技術を身につけ、効率よく学習するための指針を理解する。
【実習内容】
A.実習指針
◯生命の分子的基盤実習指針 p.1-3
B.汎用実習器具の使用法
◯生命の分子的基盤実習指針 p.3-5

【到達目標(SBOs)】
1)実習の目的を説明できる。
2)出席確認と成績評価のルールを説明できる。
3)実習中の事故防止のための注意事項を列挙し、事故時の対応を説明できる。
4)実習レポートの記載方法を説明できる。
5)実習室に常備されている基本的な実習器具を適切に使用できる。
6)マイクロピペットを使用できる。
7)比色定量法の原理を説明し、光電比色計を使用して定量操作を実施できる。

【予習・復習】
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(90分)
金森 孝雄 他
2【実習項目】
生体物質

【一般目標(GIO)】
生命の分子レベルの知識を基盤とした包括的な歯学の理解を可能とするために、生命を構成する物質に関する知識と基本的な分析技術を修得する。
【実習内容】
A.糖質の分離と定性分析
◯生命の分子的基盤実習指針 p.6-13

【到達目標(SBOs)】
1)単糖類とその誘導体の構造を説明できる。
2)薄層クロマトグラフィーの原理を説明し、糖質の分離に適用できる。
3)糖質の定性分析を実施し、陽性反応の意味を説明できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
C-1-1)-②
鈴木 崇弘 他
3【実習項目】
生体物質

【一般目標(GIO)】
2回に同じ
【実習内容】
B.細胞分画法
◯生命の分子的基盤実習指針 p.14-16

【到達目標(SBOs)】
1)ホモジネートを調整できる。
2)遠心分離法による細胞分画法の原理を説明し、実施できる。
3)タンパク質の等電点沈殿法、硫安分画法、透析法の原理を説明し、実施できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、細胞分画法についてやタンパク質の等電点沈殿法、硫安分画法および透析法についてまとめを作成する(60分)

【コアカリ】
C-1-3)-①
橋本 洋子 他
4【実習項目】
生体物質

【一般目標(GIO)】
2回に同じ
【実習内容】
C.タンパク質の定量と回収率
◯生命の分子的基盤実習指針 p.18-21

【到達目標(SBOs)】
1)タンパク質の定量法の原理を説明できる。
2)第3回の実習で調製したサンプルを用い、タンパク質を定量して、細胞分画法におけるタンパク質の回収率を算出できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
C-1-1)-①
橋本 洋子 他
5【実習項目】
酵素反応

【一般目標(GIO)】
生命の分子レベルの知識を基盤とした包括的な歯学の理解を可能とするために、酵素と酵素反応に関する基本的な知識と実験技術を修得する。
【実習内容】
A.アルカリフォスファターゼの活性測定
◯生命の分子的基盤実習指針 p.22-24

【到達目標(SBOs)】
1)酵素反応の初速度、酵素単位および酵素の比活性について説明できる。
2)アルカリフォスファターゼについて、反応の初速度を測定し、酵素量と比活性を算出できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
C-1-1)-⑤
山下 京子 他
6【実習項目】
酵素反応

【一般目標(GIO)】
5回に同じ
【実習内容】
B.アルカリフォスファターゼのミカエリス定数(Km)と最大反応速度
◯生命の分子的基盤実習指針 p.24-25
C.レバミゾールによるアルカリフォスファターゼの阻害様式
◯生命の分子的基盤実習指針 p.25-29

【到達目標(SBOs)】
1)酵素反応速度論を概説し、KmとVmaxの測定法を説明できる。
2)アルカリフォスファターゼについてKmとVmaxを算出できる。
3)酵素反応速度論に基づいて阻害剤の阻害様式を推定する方法を説明できる。
4)レバミゾールによるアルカリフォスファターゼの阻害様式を推定するための実験を実施できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
C-1-1]-⑤
山下 京子 他
留意事項
 効率よく実習を進めるためには、実習に先立って実習書を読み、実習内容を可能な範囲で把握しておくことが必要である。十分に理解できない点については、参考書などで調べるとともに、教員と連絡を取り、速やかな問題解決に努める
授業以外の
学習方法
 興味を持った事項を足がかりとして、参考書などを利用した能動的な学習につなげる。
 
成績評価方法
レポート100%(第2回~第6回の各回の実習で提出されたレポートをそれぞれ10点満点で採点し、春学期の総得点を50点として評価する)
参照ホーム
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更新日付2017/03/06 17:25:59