開講年度2017
科目名生産管理論Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者岩田 憲明
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 3時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
ものづくり技術の発達
授業の概要
当授業の対象は製造業の会社であり、なかでも工場に焦点を当てて会社の仕組み、工場の仕組みを学びます。当授業では会社経営の基本である損益分岐点分析(どれだけ売ったら儲かるか?)と工場の管理(いかに良いものを安く早く造るか?)について学びます。損益分岐点分析については毎回計算問題2問(半期で30問)を解くことで完全に習得します。工場の管理(生産管理)については、DVDを見ながら産業革命以来のものづくり技術の発達について学びます。工場は多様で、職人が活躍する工場もあれば、産業用ロボットが多数活躍するオートメーション工場もあります。DVD映像を見ながら工場仕組みを理解します。
授業の到達
目標
経営の基礎である損益分岐点分析については、毎回2問の練習問題を解くことにより、15回の授業の後では、計算問題を見ると手が勝手に動き、すらすらと解けるようになります。工場の仕組み(生産管理)については、シルクロード、大航海時代の物資の流通はどのようなものであったか、なぜイギリスで産業革命が起こったか、その後アメリカがナゼ世界一の製造業大国になったか、なぜフォードが自動車を普及させることができたか、トヨタという会社ははいつ誰がいかにしてつくったか、、戦後日本でなぜ産業用ロボットが発達したか、最近のロボット技術、AI(人工知能)はいかなる場面で使われているか、についての知識をえることができます。授業で過去と現在のものづくりについて学ぶことにより、これからの工場(ものづくり)はどうなるのか、について自分で考えることができるようになります。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス:授業方針の説明」
 経営学と生産管理論の関係を学びます
 課題(同業2社の経営比較)レポート説明。
 期末テストと配点説明。
 練習問題1-1,1-2(損益計算書作成)
「予習」:シラバスを読み、あらかじめ授業内容を把握する。(20)
「復習」授業の全体について確認。
課題レポート作成(20)
2「起業」
 パン屋開業とラーメン屋開業のビデオを見ながら起業プロセスを学びます。
  練習問題1-3,1-4(損益計算書作成)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。
    課題レポート作成(20)
3「損益分岐点分析」
 マネーの虎(フットサルコート経営希望者の融資申し込み)ビデオを見ながら損益分岐点分析の重要性を学びます。
 練習問題2-1、2-1(損益分岐点分析)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。
    課題レポート作成(20)
4「東西の交易」
 シルクロードの時代、大航海の時代のものづくりについて学びます。
 練習問題2-3,2-4(損益分岐点分析)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。
    課題レポート作成(20)
5「産業革命」
 なぜイギリスで産業革命が起こったかを学びます。
 練習問題2-5,2-6(損益分岐点分析)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。
     課題レポート作成(20)
6「アメリカの時代の始まり」
 南北戦争、エジソン、フォードの時代について学びます。
 練習問題3-1,3-2(目標売上高計算)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。
    課題レポート作成(20)
7「生産管理論の始まり」
 生産管理論の古典であるテーラーの科学的管理法、メーヨーの人間関係論について学びます。
 練習問題3-3,3-4(目標売上高計算)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。
     課題レポート作成(20)
8「課題レポート提出」
 仕訳と貸借対照表作成を学びます。
 練習問題4-1,4-2(貸借対照表作成)
 課題レポートを回収します。
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
9「品質管理,OR,コンピュータ」
 アメリカで発達した大量生産の管理手法について学びます
 練習問題4-3,4-4(貸借対照表作成)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
10「トヨタの誕生」
 トヨタ自動車を作った豊田喜一郎について学びます。
 練習問題4-4,4-5(貸借対照表作成)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
11「戦後日本自動車産業の発達」
 戦後のトヨタ、日産、ホンダの歴史について学びます。
 練習問題4-6,4-7(貸借対照表作成)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
12「戦後トヨタの再建」
 トヨタが終戦後倒産をいかにして回避したかについて学びます。
 練習問題5-1,5-2(新損益分岐点売上高)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
13「QCサークル活動(1)」
 日本で生まれたQCサークル活動について学びます。
 練習問題5-3、5-4(新損益分岐点売上高)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
14「QCサークル活動(2)」
 からくり(小さな自動機械)製作による生産工程改善事例について学びます。
 練習問題5-5,5-6(新損益分岐点売上高)
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
15授業のまとめ
 計算問題の最終指導
 記述問題の最終説明
「予習」前回の配付資料を確認する。(20)
「復習」今回の配布コピーを熟読理解する。(20)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
計算問題1問(40点)
記述問題2問(40点)
授業中の態度(20点)毎回教室の前の方に座り、字数の多い感想メモを提出する数人に対して20点を与える。
100点満点中60点以上を合格とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業時間の後半に質問を受け付け、個別指導します。オフィスアワーは火曜日の昼休みとし、授業時間外はこの時間に研究室で質問を受付け、個別に指導します。
備考
課題レポート(同業2社比較)レポートを提出しない学生は失格とする。学期の中間の8回目の授業時間にレポートを提出させる。当日出席不都合な学生は代理提出も可。代理提出者の名前を表紙に書いておくこと。
毎回配付資料を数枚配るから、復習で熟読理解してほしい。
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更新日付2017/02/19 11:03:41