開講年度2017
科目名応用商学Ⅶ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者岡野 純司
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 2時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
企業のマーケティング活動に適用される独占禁止法・下請法・景品表示法による規制と企業に必要とされる対応を学ぶ
授業の概要
流通・マーケティングコースでは、マーケット(市場)とモノ(製品・商品)との関係を学びます。企業がマーケットでモノを消費者に流通する過程で行われるマーケティング活動には、独占禁止法(景品表示法、下請法を含みます)による規制が行われています。近年、これらの規制が強化されており、皆さんが企業でマーケティング活動に携わる際には、これらの規制を意識し対応することが必須となっています。
本授業では、企業のマーケティング活動を規制する独占禁止法と企業に必要とされる対応を学びます。なお、本授業は、全員が教科書の該当部分を熟読の上、発表者の発表に基づき全員で議論する形式とします。
授業の到達
目標
①独占禁止法の規制と、これらに違反しないマーケティング活動を企業で行うために必要とされる対応を説明することができる
②独占禁止法の課題を見つけ、自ら調べ、考え、表現することができる
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○本科目の概要と今後の学習の流れを理解します
【予習】シラバスを読み本授業の内容をあらかじめ把握する(30)
【復習】授業の全体について確認(30)
2「独占禁止法の概要」
○独占禁止法の概要について理解し、以降の学習の基礎とします
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
3「企業の独占禁止法コンプライアンスへの取り組み」
○公正取引委員会の調査に基づき、企業の独占禁止法コンプライアンスへの取り組みを理解します
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
4「私的独占」
○事例分析により私的独占規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
5「カルテル」
○事例分析によりカルテル規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
6「入札談合」
○事例分析により入札談合規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
7「事業者団体の禁止行為」
○事例分析により事業者団体規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
8「流通実態調査」
○公正取引委員会が実施している調査の概要を理解し、以降の不公正な取引方法の学習の基礎とします
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
9「共同の取引拒絶」
○事例分析により共同の取引拒絶規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
10「単独その他の取引拒絶」
○事例分析により単独その他の取引拒絶規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
11「差別対価」
○事例分析により差別対価規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
12「不当廉売」
○事例分析により不当廉売規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
13「抱合せ販売」
○事例分析により抱合せ販売規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
14「再販売価格の拘束」
○事例分析により再販売価格の拘束規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
15「拘束条件付取引」
○事例分析により拘束条件付取引規制の理解を深めます
【事前課題】発表者:発表資料の作成・発表の練習(360)
【予習】発表者以外:配布物・教科書の該当部分の熟読(60)
    
評価方法・基
準(評価割合)
①授業中の発表(複数回・発表回数は受講者数によって変動します)
②授業への貢献度(毎回予習に基づく発言を求めます)
の合計点
評価の配分は、①授業中の発表50%、②貢献度50%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『独占禁止法ガイドブック―研修用テキスト―』公正取引協会公正取引協会300
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.公正取引委員会HP独占禁止法・下請法関連の情報があります
2.消費者庁HP景品表示法関連の情報があります
質疑応答
研究室:アガルスタワー2916(9階)
オフィスアワー:金曜日の昼休み
教員在室中はいつでも質問可です
備考
・授業中の私語、スマートフォン・携帯電話・ゲーム機の使用を禁止します
・特に私語等、他の学生の受講の妨げとなる場合は退出させます
・本授業では、法律の視点だけでなく企業のマーケティング活動の視点を踏まえた発表者の発表に対し、全員が予習に基づく質疑を行い、課題や解決策について議論します。このため予習が必須となります
・より理解を深めるため流通政策Aを併せて取得してください
画像
ファイル
更新日付2017/02/11 02:08:07