開講年度2017
科目名人間行動の理解Ⅱ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者新實 千恵里
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 5時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
交流分析
授業の概要
交流分析は、自分自身の能力に気づき、それを伸ばして可能性を広げることを目的とする心理学です。そもそも、フロイトの創始した精神分析がもとになっています。ですが交流分析は、簡潔で、難しい用語があまりなく、多くの人が理解しやすいという特色があります。パーソナリティ理論や、コミュニケーション理論などを含む心理療法の一つになります。それらをとおして、個人の性格や、コミュニケーションのあり方などについて振り返り、「今、ここの自分」を大切にしながら「自らが主体的に、自らを変えていく」お手伝いができればと思っています。
講義の流れとして、前半に座学を行い、後半に少人数のグループワークを行う形を中心とします。座学だけに終わらないために、人によっては心理的抵抗感がある場合もあるので、その点も注意して選択してください。
授業の到達
目標
①精神医学者エリック・バーン(Berne,E.)の基本的な交流分析の理論を理解すること。
②自己理解・他者理解への気づきが得られる。
③より良いコミュニケーションへの気づきが得られる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション
・ポイント取得方法
・予習課題の書き方、提出方法解説
・交流分析の歴史的背景と、分析の流れ、心理テスト
2構造分析(1)
・1分間自己PR
・私の心はどんな状態か
・グループワーク①②③
予習(教科書p2~17を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
3構造分析(2)
・1分間自己PR
・私の心を分けて考える
・グループワーク④⑤⑥
予習(教科書p20~36を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
4構造分析(3)
・1分間自己PR、復習グループワーク⑦
・私の心とエゴグラム、分析方法
・ワーク①②③、グループワーク⑧
予習(教科書p38~57を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
5人生の構え
・1分間自己PR、1週間チャレンジの結果報告
・私やあなたは、OKな存在?Not,OKな存在?
・ワーク④、グループワーク⑨⑩
予習(教科書p86~101を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
6交流パターン分析(1)
・1分間自己PR
・スムーズな交流とは
・グループワーク⑪で他者の体験を知る
予習(教科書p60~64の8行目を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
7交流パターン分析(2)
・1分間自己PR
・ゆきちがいの交流とは
・グループワーク⑫で他者の体験を知る
予習(教科書p64の9行目~66の3行目を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
8交流パターン分析(3)
・1分間自己PR
・ウラのある交流とは
・グループワーク⑬で他者の体験を知る
・私の身体と心の健康とは
予習(教科書p66の4行目~76を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
9ストローク
・1分間自己PR
・「私はあなたがそこにいるのを気づいていますよ」と伝えるとは
・グループワーク⑭⑮⑯⑰
予習(教科書p78~85、p168~172を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
10時間の構造化
・1分間自己PR、1週間チャレンジの結果報告
・無意識に自分の時間をプログラムするとは
・グループワーク⑱
予習(教科書p104~109の6行目を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
11ゲーム分析(1)
・1分間自己PR
・楽しくないゲームとは
・グループワーク⑲
予習(教科書p109の7行目~126の4行目を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
12ゲーム分析(2)
・1分間自己PR
・人はなぜゲームをするのか
・ワーク⑤⑥、グループワーク⑳
予習(教科書p126の5行目~135を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
13脚本分析(1)
・1分間自己PR
・脚本と、禁止令の種類
・ワーク⑦
予習(教科書p138~147の10行目を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
14脚本分析(2)
・1分間自己PR
・脚本装置とは
・グループワーク㉑㉒㉓㉔
予習(教科書p147の11行目~166を自分なりにまとめてくる)と先週の講義感想を講義始めに提出(約20分)
15まとめと定期試験対策講座
・心理テストと振り返り
・アンケート
・試験課題について、評価方法、学習方法 、質疑応答
講義全体の感想を講義始めに提出(約20分)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
提出物の得点(14回×4点=56点)と、定期試験44点の、合計100点で評価します。
配点は、予習3点、講義感想1点です。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『交流分析のすすめ 人間関係に悩むあなたへ』杉田峰康日本文化科学社14004-8210-7504-0
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
毎回の予習レポート裏面に質問事項を記入してください。
翌週の講義冒頭にてお答えします。
備考
欠席、遅刻、途中退席を5回しますと、失格(S判定)扱いになり、試験を受けられません。(やむを得ない場合は考慮致します。)
提出されたレポートの返却はいたしません。
画像
ファイル
更新日付2017/02/19 13:09:34