開講年度2017
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
分子生物学
科目ナンバー
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 木曜日 2時限 203
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
生物は、細胞を基本単位とし、自身の持つ遺伝情報を基に自らの活動に必要な多種多様な生体高分子を作り出すことができる。これらの生体高分子の働きにより、細胞が様々な機能を発現し、生物の生命活動は維持される。生命活動の基となる個々の分子の働きを認識するとともに、多数の分子が協調的に働くことによって生み出される様々な機能について、遺伝子やゲノムの構造、遺伝子発現・複製について分子レベルで理解する。また、遺伝子の発現異常が細胞のがん化、神経疾患などの種々の疾患の原因となっていることを認識する。さらに、遺伝子検査・治療や再生医療と言った最近の知見を知り、薬剤師に必要な研究・生命倫理感を身につける。
授業の到達目標
準備学習(予習・復習など)
授業計画
授業の内容SBOコード
1遺伝情報を担う分子: 分子生物学の基礎知識および遺伝子の概念を理解する。C6-1-1, C6-1-2, C6-2-5, C6-4-1, C7-1-1
2核酸:核酸の化学構造を理解し、ヌクレオチドの生合成と分解を理解する。C4-1-1, C4-2-1, C4-3-4, C6-2-5, C6-4-2, C6-5-5,
3DNA鎖とRNA鎖、ゲノム:核酸の化学構造の相違および特性を理解し、ゲノムの概念を理解する。C6-4-1, C6-4-2, C6-5-5, C4-1-1
4遺伝情報の流れ、DNAの複製(1):セントラルドグマを理解し、複製機構を分子レベルで理解する。C6-4-2, C6-4-3
5DNAの複製(2)、DNAの損傷、変異とその影響:真核生物のDNA複製を理解し、DNA損傷の種類および修復機構について理解する。C4-3-6, 6-4-3, C6-4-5, C6-7-3, C7-1-1
6転写の分子機構:原核細胞および真核細胞の転写機構を分子レベルで理解する。C6-4-2, C6-4-4
7転写因子による転写制御、RNAの種類と機能:転写の調節機構について理解し、様々なRNAの役割を理解する。C6-4-2, C6-4-4
8翻訳、ゲノム、組換えDNA技術:複製機構を分子レベルで理解し、ゲノムの基礎知識を理解する。また、組換えDNA技術の基礎を理解する。C6-3-2, C6-4-4, C6-4-6
9遺伝子のクローニング、組換えDNA実験指針、mRNAの発現解析:分子生物学的手法を用いた遺伝子の取り扱いを理解し、mRNAの解析技術について理解する。C6-4-6, E2-8-2
10遺伝子の機能解析法:タンパク質や遺伝子多型の検出法を理解し、塩基配列の解析法を理解するC6-4-5, C6-4-6, C7-1-1
11遺伝子の生理的機能解析、組換え医薬品:細胞および個体レベルでの遺伝子の機能解析法法について理解する。また、代表的な組換え医薬品について理解する。A-2-1, A-2-3, A-5-1, C6-4-6
12ゲノム創薬:ゲノム創薬の概念と代表的な分子標的治療薬について理解する。C6-4-6, C6-7-1, C6-7-2, C6-7-3, E-2-8-1, E2-8-2
13遺伝子診断、遺伝子治療、移植治療:遺伝子を用いた診断および治療方法について理解し、移植治療の基礎知識を理解する。A-2-1, A-2-2, A-2-3, C6-7-2, C7-1-1, E-2-8-1, E2-8-2, E2-8-3
授業の方法・方略
授業内容をより良く理解できるように、パワーポイントを主に用いて講義を行う。指定した教科書のみならず、プリントを配布し、効率よく授業を展開する。毎回小テストを実施、出席を確認し、学生の理解度を把握するとともに学習に対する意欲を高める。
成績評価及び
フィードバック方法
平常点(20%)と定期試験(80%)の結果を基に総合的に評価する。
教科書
教科書: コンパス分子生物学(南江堂)
参考書: 基礎分子生物学第3版(東京化学同人)、クラーク分子生物学(丸善)、ヒトの分子生物学(丸善)、分子生物学イラストレイテッド 第三版(羊土社)、バイオ医薬品と再生医療(中山書店)
参考書
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更新日付2017/02/10 16:08:36