開講年度2017
科目名博物館実習(学内)
科目ナンバー
開講種別通年
対象学年3年
担当者明園 劉作勝
石黒 淳
山本 智子
単位数2
曜日・時限通年 木曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
館務実習の事前・事後指導
授業の概要
 この実習では、人文科学系博物館の資料の取扱いに関する基本的な知識と技術を学ぶことを目的としており、学内での毎週の実習に加え、講義期間外の調査や学外の博物館施設の見学を実施する。館務実習期間に予想される諸作業を学内で一通り実施あるいはシミュレートすることにより、次年度の「博物館実習(館務)」が円滑に行われることを期待したい。
授業の到達
目標
館務実習の前段階としての指導を行い、次年度の「博物館実習(館務)」とともに、館務実習に不安なく臨める自信と自覚を得ることを目的としている。
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1軸装作品の扱い(明園 劉担当)
「ガイダンス」:授業方針の説明
・本科目の概要と基本的な指導方法について
・掛軸の歴史
・各部分の名称
【予習】シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(20分)
【復習】・授業全体について確認(20分)
    ・用具・用材の準備と確認(120分)
2(前半)小テスト(掛軸各部分の名称)
・掛軸の掛け方
・しまい方
額装作品の扱い
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
3・掛軸の掛け方
・しまい方
・冊子本・巻子本の扱い
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
4(前半)小テスト(掛軸の扱い方)
・冊子本・巻子本の扱い
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
5裏打ちの技法
・手打ち技法
・機械うち技法
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
6陶磁器の扱い
・陶磁品の扱い方
・展示方法
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
7陶磁器の修復技法
・接合
・欠け・ひび割れの修復
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
8陶磁器の修復技法
・金繕技法の基礎
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
9陶磁器の修復技法
・金繕技法の基礎
・能面の扱い
【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60分)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60分)
10陶磁器の修復技法
・金繕技法の基礎
・復習
・授業のまとめ
・学外見学の内容について
【予習】学外見学予定地(愛知県立陶磁美術館)の館蔵品についての調査(120分)
11考古資料の扱い(山本担当)
○二期目10回の概要を確認します
・考古学および考古資料の扱いの流れについて
【予習】シラバスを読み二期目10回の授業内容を予め把握する(15)
【復習】今回の基本事項と10回の授業全体について確認する(45)
12○陶磁器の製作過程と窯道具について学びます
・陶磁器、窯道具の多様性と変遷
【予習】陶磁器と関連用語について定義等を確認しておく(20)
【復習】陶磁器、窯道具の基本事項を整理・確認する(40)
13洗浄作業
○資料の洗浄作業を行なう
・洗浄の目的と方法
【予習】洗浄に要する道具、注意事項を確認しておく(20)
【復習】洗浄に要する基本事項を整理・確認する(40)
14注記作業
○資料整理に伴う注記作業を行なう
・注記の目的、事項、方法等
【予習】注記に関する必要事項を予習しておく(20)
【復習】注記に関する基本事項を整理・確認する(40)
15接合作業
○陶磁器の接合作業。夏休み中の課題提示と説明
・接合の目的と方法
【予習】接合の目的と方法を予習しておく(20)
【復習】接合の手順の確認(40)、実習を希望する博物館の見学と情報収集(300)
    
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1実測作業1
○道具類の説明後、実測作業を開始する
・第三角法とは、実測の諸道具、方法、手順
【予習】実測方法を予習しておく(20)
【復習】第三角法による実測方法の整理と確認(40)
2実測作業2
○方眼紙上に実測図の作成を開始する
・実測方法の確認と意見交換
【予習】実測の手順を予習しておく(20)
【復習】実測方法の整理と確認(40)
3実測作業3
○実測作業を継続し進捗状況を確認する
・実測方法の確認と意見交換
【予習】実測の手順を予習しておく(20)
【復習】実測方法の整理と確認(40)
4実測作業4(トレース)
○製図ペンを用いてトレースする
・トレース方法の確認と意見交換
【予習】実測方法を予習しておく(20)
【復習】実測方法の整理と確認(40)
5復習
○10回の授業を振り返り、レポートの課題を確認
・館務実習における考古資料の扱いの準備
【予習】全体討論の準備(20)
【復習】学習内容の確認とレポート作成(120)
6美術資料の扱い(石黒担当)【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
7館務実習先の検討:レポートの課題提示【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
8絵画の扱い【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
9仏像について【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
10彫刻の扱い【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
11彫刻の扱い【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
12写真撮影【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
13写真撮影【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
14見学実習の事後指導【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
15復習【予習】配布した資料にもとづき、予習を行う(60)
【復習】配布した資料にもとづき、復習を行う(60)
    
評価方法・基
準(評価割合)
実習参加態度とレポートによって評価する。評価の配分はそれぞれ5割とする。なお、単位認定は博物館実習(館務)と一括してなされる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に配布』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
目的を同じくする者同士、質疑応答の内容は共有されるべきであり、授業時間内に遠慮なく質問してほしい。個別に質問した方がよい内容については、各担当者のオフィスアワーその他、適時質問されたい。
備考
学芸員になるという明確な目的意識をもった者のみを対象とすることはいうまでもない。無遅刻、無欠席を原則とする。
画像
ファイル
更新日付2017/02/10 22:35:14