開講年度2017
科目名専門演習Ⅰ
科目ナンバー
開講種別通年
対象学年3年
担当者服部 朗
単位数4
曜日・時限通年 木曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
少年法を学ぶ
授業の概要
本から学べることは学んだ上で、家庭裁判所、少年院、児童自立支援施設などの少年法や児童福祉法の現場を訪ね、ときには児童自立支援施設で子どもたちと交流の機会を持つなどして、「生ける法」としての少年法を学ぶ。教室での学びと現場に触れての学びとを架橋しながら、少年法について理解を深めていく。
授業の到達
目標
現場に触れながら少年法の理解を深めるとともに、ゼミ発表を通じて「大学で私はこれを学んだ」と人に話せるものを持てるようにする。
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ゼミを始めるにあたり、春学期に取り上げるテーマについて話し合い、レポートの分担を決める(以下は仮のテーマであり、意見交換の結果、追加・変更がありうる)。【準備】1年間ゼミで学び合うという意志をもってゼミに臨む(0)
2文献・判例の検索方法【復習】図書館情報センターやパソコン室に行って、今日学んだデータベースを用いた文献・判例検索を試す(60)
3テーマ① 虞犯少年を少年法の対象にすべきか否か【予習】レポーターは、前回ゼミで、報告のレジュメを事前配布する。他のゼミ生は、そのレジュメに予め目を通し、質問を準備してゼミに臨む(120)
4テーマ② 少年法の対象年齢を引き下げるべきか否か同上
5テーマ③ 発達障害は非行の原因になるか否か同上
6テーマ④ 児童自立支援施設の見学にあたり、その歴史、役割、送致・措置までの手続、(少年院と比較した)特色等について、基礎知識を整理・共有する。同上
7このころ、児童自立支援施設の見学ならびに交流会を予定【課題】児童自立支援施設の見学・交流会を通じ、何を学んだか、行く前と行った後で何が変わったか、各自考える(120)
8テーマ⑤ 少年の実名報道は是か非か【予習】レポーターは、前回ゼミで、報告のレジュメを事前配布する。他のゼミ生は、そのレジュメに予め目を通し、質問を準備してゼミに臨む(120)
9テーマ⑥ 家庭裁判所と刑事裁判所とは、どこがなぜ違うか同上
10テーマ⑦ 少年司法手続のなかでコミュニケーション(非言語的なものを含む)がもつ意味同上
11模擬少年審判の準備【予習】模擬少年審判のシナリオを熟読し、自分の担当(少年、親、裁判官、調査官等)をどう演じたら、よりよい少年審判が実現されるか、各自考える(120)
12このころ、名古屋家庭裁判所の見学ならびに模擬少年審判を行う予定【課題】名古屋家庭裁判所の見学と模擬少年審判を通じ、何を学んだか、行く前と行った後で何が変わったか、各自考える(120)
13テーマ⑨ 自由テーマ(学生が決める)【予習】レポーターは、前回ゼミで、報告のレジュメを事前配布する。他のゼミ生は、そのレジュメに予め目を通し、質問事項を準備してゼミに臨む(120)
14テーマ⑩ 夏合宿の見学先(例えば、少年刑務所、少年院、児童福祉施設)について、基礎知識を整理・共有する。同上
15夏合宿
見学+ゼミ
【予習】事前配布されたレジュメに予め目を通し、質問を準備して夏合宿に臨む(60)
【課題】見学を通じ、何を学んだか、行く前と行った後で何が変わったか、各自考える(120)
    
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1秋学期は、4つほどの班を編成し、各班で研究テーマ(主題と副題)を決め、取り組む。第1回のゼミでは、班分けをし、それぞれ研究テーマの検討に着手する。【課題】何を研究テーマとするか、班の他のメンバーと意見交換しながら、考える(120)
2研究テーマの検討(続き)同上
3研究テーマの(仮)決定【課題】班の他のメンバーと意見交換し、研究テーマを(仮)決定する(120)
4班ごとの活動①【課題】研究テーマに対し、①どのようにアプローチするか、②役割分担をどうするか、③どのような資料をどのように収集するか、班ごとに討議を重ねる(120)
5班ごとの活動②【課題】他のメンバーとコミュニケーションをとりながら、各自、文献等の資料収集を続ける。必要があれば、大学の外でも資料収集する。注意点:ネット情報に頼らないこと(120)
6班ごとの活動③同上
7ゲストスピーカー
誰をゲストスピーカにお招きするかも、ゼミ生の意見を聞いて決める。
【予習】ゲストスピーカーからお話しを聞く上で必要な文献に目を通す(120)
8班ごとの活動④【課題】他のメンバーとコミュニケーションをとりながら、各自、文献等の資料収集を続ける。必要があれば、大学の外でも資料収集する。注意点:ネット情報に頼らないこと(120)
9班ごとの活動⑤【課題】研究発表に向け、パワーポイントの作成をする。このときも、他のメンバーとのコミュニケーションを絶やさないようにする(120)
10班ごとの活動⑥同上
11研究発表①【課題】研究発表の最終準備をし、研究発表に臨む。同時に、他の班による、研究発表の内容と方法から学ぶ(120)
12研究発表②同上
13研究発表③同上
14研究発表④同上
15研究発表の総評とレビュー【課題】研究発表を振り返り、良かった点、課題として残った点などについて、班の枠を越え全体で意見交換し、今後につなぐ(120)
    
評価方法・基
準(評価割合)
ゼミ発表、質疑応答、見学等、ゼミ活動全体が対象になる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.法学部HP 教員紹介
質疑応答
オフィス・アワー: 木曜 17:00-18:00
備考
3月16日(木)の「専門オリエンテーション」のとき、ゼミの説明を行う。
画像
ファイル
更新日付2017/02/13 18:36:13