開講年度2017
科目名図書館概論
科目ナンバー
開講種別春学期集中
対象学年2年
担当者山本 順一
単位数2
曜日・時限春学期集中 その他 集中
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
リアルとデジタルの情報世界とそこで働くインフォメーション・スペシャリストを知る
授業の概要
この科目は‘図書館情報学’という学問分野の総論的内容をもっており、そのねらいはデジタル・ネットワーク社会における情報の存在状況の理解とその取扱い、情報探索と情報の信頼性評価、表現の自由と知的財産権など、利活用に関する知識とスキルの修得にあります。
授業の到達
目標
図書館をよく知って、図書館情報学の理論とスキルを学び、さまざまな情報探索の方法と情報評価の仕方を駆使し、卒業論文をはじめとする大学における学修に必要な基盤的知的創造性の一部を獲得し、さらには卒業後に社会人として求められる多様な課題に応えられる能力を身に着けていただきます。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1パワーポイント、画像を用いた分かりやすい講義を心がけます。ときに、クラス全体に質問を投げかけます。意味のある回答にはボーナス点を与えます。授業内容は、以下の通りです。
①図書館と図書館情報学
授業に先立ち、附属図書館、最寄の公共図書館を見学しておくこと。
2②図書館の種類事前に国立国会図書館のホームページをのぞき、そのサービスメニューを確認しておくこと。
3③図書館の歴史クレオパトラ(7世)と図書館とのかかわりについて考えておくこと。
4④図書館サービスパブリックサービス、テクニカルサービスについて予習しておくこと。
5⑤図書館情報資料コレクションと組織化“コピーカタロギング”という概念について予習しておくこと。
6⑥図書館情報資料の利用と著作権制度公益社団法人著作権情報センターのサイトにアクセスし、「著作権ってなに」というページを見ておくこと。
7⑦場としての図書館と情報空間の拡張附属図書館、最寄りの公共図書館におけるくつろげる場所の存在を事前に確認しておくこと。
8⑧変化する出版産業とその流通なぜ日本では電子書籍が他の先進国と比較して普及しないのかについて考えておくこと。
9⑨デジタル環境における情報知識の公開と共有“オープン・アクセス”という概念について予習しておくこと。
10⑩図書館の社会的責任と知的自由の保障できれば「図書館戦争」についてYouTubeにアップされているものを見ておくこと。
11⑪逼迫する財政と図書館経営指定管理者制度について予習しておくこと。
12⑫ライブラリアン像と図書館ではたらく人たち欧米では図書館員は専門職なのに日本では専門職として処遇されない理由について考えておくこと。
13⑬図書館情報学教育テキストの第13章を予習しておくこと。
14⑭図書館の実務と理論に関わる組織団体図書館について検討する国際的な場、国際連合の専門機関について考えておくこと。
15⑮図書館の将来展望この講義の全体を振り返ります。テスト内容につき復習し、自己採点しておくこと。
    
評価方法・基
準(評価割合)
講義の最後に実施する試験の結果を中心に評価しますが、授業態度や授業中の的確な質問や発言をも考慮した総合的評価を行います。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『図書館概論:デジタル・ネットワーク社会に生きる市民の基礎知識』山本順一著ミネルヴァ書房¥3,000
参考書
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参考資料
参考URL
1.本学図書館情報センターもっとも身近な情報源
2.国立国会図書館日本語文献情報検索の中心
3.Library of Congress世界最大の文献情報源
質疑応答
授業内容についての質問は授業中とその前後、あるいは担当者にEメールで行うこと。
備考
講義に参加していて、十分に理解できない、あるいは関係しそうで気になることがあれば、授業の進行をさえぎっていただき、遠慮なく質問してください。なるほどと思えば、その質問に敬意をあらわし、ボーナス点を差し上げます。
画像
ファイル
更新日付2017/02/15 13:33:24