開講年度2017
科目名病弱者教育論
科目ナンバー
開講種別春学期集中
対象学年2年
担当者横田 雅史
単位数2
曜日・時限春学期集中 その他 集中
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
病弱・身体虚弱の子どもの実態と関係法令、教育制度、教育の場、教育の在り方を理解する
授業の概要
 病弱・身体虚弱児の子どもの実態を把握・理解し、児童生徒及び保護者の相談に応じたり、前籍校の担任との連携、医療との連携が行える力を身に付けるとともに、病弱教育の意義を理解する。
授業の到達
目標
 病弱・身体虚弱の子どもの教育(病弱教育)に関する法令・教育制度、教育の場、教育課程、教育内容・方法等についての基本的な知識を習得するとともに、様々な病気の子どもに対する正しい理解と適切な指導や支援の仕方の基本を身につけることを目的とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1○オリエンテーション・特別支援教育の現状
・授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、参考書の説明など
・特別支援教育における病弱教育
【予習】シラバスを読み、学習内容を理解する
【復習】特別支援教育における病弱教育の位置を理解する
2○病弱・身体虚弱の概念
・病弱・身体虚弱の概念、病弱・身体虚弱児の学習上・生活上の困難について
・病弱教育の場
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】病弱・身体虚弱教育の場について理解する
3○病弱教育の変遷
・病弱教育の歴史的変遷(戦前及び戦後)
・病弱教育対象児童生徒数の変遷と時代背景、 病弱児に対する社会のとらえ方
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】社会的な背景と病弱児の教育について考える
4○病弱教育の対象児(1)
・障害のある子どもの見方、病弱教育対象児の 病気の種類の推移
・医療進歩と病弱教育の変遷
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】病気の種類の変遷の背景について考える
5○病弱教育の対象児(2)
・病弱教育対象児の主な病気の概要
・呼吸器疾患、腎疾患、心疾患、精神疾患等
 
【予習】「からだの図版」を調べながら描く
【復習】内蔵の位置と主な働きを理解する
6○就学基準と教育の場
・病弱・身体虚弱児の就学基準、病弱・身体虚  弱児の教育の場と教育形態
・認定就学者⇒認定特別支援学校就学者
 
【予習】「からだの図版」を完成させる
【復習】内蔵の位置と主な働きを理解する
7○教育課程と各教科の指導
・病弱教育の教育課程、病弱・身体虚弱児の教 科指導(体育指導ほか)
 
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】病弱児の教科指導の際の配慮事項について考える
8○自立活動の指導
・病弱教育における自立活動の指導、心身症児 の自立活動の指導
 
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】自立活動の目的を達成するための教材を考える
・自立活動についてのレポートを書く
9○小・中学校等における指導
・小・中学校における対応の事例、病院内の特 
 別支援学級(院内学級) の指導の実際
 
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】院内学級における複々式授業の在り方を想定し、教材の在り方を考える
10○気管支喘息の子どもの指導
・気管支喘息とは、気管支喘息児の自立活動の 指導計画、喘息体操 、エピペンの使用方法
 
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】youtubeを参考にしながら、エピペンの使用方法を復習する
11○入院児への配慮等
・慢性疾患で入院する子どもへの配慮事項
・臓器移植の子どもの家族の思
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】臓器移植について配布資料を読み、賛否両論を考える
12○筋ジストロフィーの子どもの指導
・筋ジストロフィーとは、筋ジストロフィー児の自 立活動の指導計画
・ビデオ視聴(ぼくの青空)
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】筋ジストロフィーのステージを復習する
13○難病の子どもの理解
・難病とは、難病の子どもの理解と指導
・「病院のこども憲章」
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】病院のこども憲章を自分なりに描き絵本を作成する
14○重度・重複障害児教育の指導等
・重度・重複障害とは、重度・重複障害児の指導 計画 と自立活動
・病弱・身体虚弱児との交流及び共同学習
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】通常の学級担任として、病弱児との交流授業の単元を設定する
15○我が国の病弱教育の現状と課題
・我が国の病弱教育に関する法令、制度、現実 の問題点を考え、病弱の子どもに役に立つ教 育の在り方について検討
【予習】事前に配布された資料を読む
【復習】アクティブラーニング方式で得られた他の人の考え方を考えてみる
    
評価方法・基
準(評価割合)
アクティブラーニングを時々取り入れます。その際の学習参加度(30%)、課題(20%)、レポート(50%)を総合して評価します。但し、欠席届(学則に定める正当な理由)の提出がなく、出席回数が学則規定を下回る場合は評価の対象といたしません。
テキスト
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
 講義中の質問についてはその都度挙手をし、質問する。
 講義時間以外の場合は、下記メールにて質問をする。
    mssykt@ybb.ne.jp
備考
最近の話題の新聞記事などを配布し、それをもとにアクティブラーニングで展開します。
画像
ファイル
更新日付2017/06/26 17:17:57