開講年度2017
科目名行動科学/社会行動論
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者氏家 達夫
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
社会行動の心理学
授業の概要
この講義では、人間の社会行動について、生物学的・進化論的視点、発達的視点、文化的視点から、主要な理論や研究を紹介して解説する。われわれの社会行動の特徴を理解するためには、他の種との比較が有効であるし、発達的視点も有効である。また、われわれの社会行動は文化によって異なっている。この講義では、多様な視点から、人間の社会行動の特徴を明らかにする。
授業の到達
目標
この講義では、受講者が人間の社会行動の基盤と仕組みやなり立ちを理解し、心理学的に説明できるようになること、それらの理解に基づき、自分や他者の社会行動の特徴や問題を理解できるようになることを目標とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1イントロダクション復習と予習に240分
2社会行動の比較行動学:進化心理学、比較行動学、行動遺伝学復習と予習に240分
3社会行動の発達:新生児・乳児期の社会行動、学童期の社会行動、青年期の社会行動復習と予習に240分
4仲間関係の心理学:仲間関係、社会行動に対する仲間の影響復習と予習に240分
5利他行動と共感:人とチンパンジーの利他行動、利他行動の進化論復習と予習に240分
6社会的認知と行動:社会行動の個人差と情報処理理論、脳神経学的基盤復習と予習に240分
7社会行動と感情:基本感情、表示ルール、感情と行動、ポジティブ感情の効用復習と予習に240分
8協力と裏切りの心理:協力と裏切りの進化論、道徳性の生物学的基盤復習と予習に240分
9行動に対する社会的影響:情動伝染、模倣、同調性復習と予習に240分
10排他性の心理:偏見の仕組みとその制御、愛の排他性復習と予習に240分
11攻撃性、犯罪の心理:TV視聴の効果、攻撃性と犯罪の生物学、ネガティブ感情の効用復習と予習に240分
12自己概念とアイデンティティ:アイデンティティ概念の歴史的変遷、アイデンティティの社会的基盤復習と予習に240分
13アタッチメントと社会行動:アタッチメントの機能、アタッチメントの生涯発達、アタッチメントと恋愛・親密な関係復習と予習に240分
14社会行動と文化:2つの自己観、面子の比較文化モデル、葛藤処理の比較文化研究復習と予習に240分
15社会行動とエイジング:エイジングによる社会行動の変化、アンチエイジング、サクセスフルエイジング復習と予習に240分
    
16最終試験
評価方法・基
準(評価割合)
毎回提出するレポートと最終試験の成績の合計得点に基づいて評価する。それぞれの重みは30%と70%である。
テキスト
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業中の質問を歓迎する。また、レポートに質問を記入してもよい。その場合には、翌週に回答することになる。
備考
毎回、その回および次回の講義内容に関わる課題を出すので、レポートをまとめて提出すること。様式等は、1回目に指定する。
画像
ファイル
更新日付2017/02/14 18:02:50