開講年度2017
科目名民法Ⅴ(担保物権)
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者佐藤 啓子
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
取引を陰で支える担保物権の基礎を学ぶ
授業の概要
民法295条から398条の22までと、非典型担保に関する判例の展開、それに付随する特別法がこの講義の対象です。民法の中で、金融取引の土台といえる部分です。
授業の到達
目標
担保物権の内容的知識の獲得が第一の学習目標となります。具体的には、内容が説明できること、見解の相違はどこから生じたかが説明できること、などです。
また、担保物権は、条文だけを理解すればよいという分野ではなく、また判例だけ覚えればよいというわけでもありません。その歴史背景や金融実務まで学んで初めて全体像がわかるという特質を持っています。したがって、法制度を深く理解することとはいかなることかそれ自体を体得することが2番目の目標となります。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1この科目についての説明
担保物権の特性について(教科書203-208頁)
難しい言葉(日本語として)の確認。難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
この部分が実は一番難しいのでしっかり読むこと。
2留置権について(209-216頁、判例百選民法①(以下判百)76・77)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
3先取特権について1(216-221頁、判百78・79)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
4先取特権について2(221-225頁)
質権について1(225-227頁)
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
小テストの準備(120分)
5質権について2(227-230頁)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
6質権について3(230-238頁、判百80)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
7抵当権について1(239-249頁、判百81-83)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
8抵当権について2(249-264頁、判百87、84、85、79)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
9抵当権について3(264-271頁、285-288頁、判百94、86、87)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
小テストの準備(120分)
10抵当権について4(271-281頁、判百88-90)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
11抵当権について5(281-285頁、288-300頁、判百91-93)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
12抵当権について4(300-309頁)
非典型担保について1(309-313頁、325-330頁、判百97、95、98)
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
13非典型担保について2(330-341頁、判百99、98、66、96)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
14非典型担保について3(341-344頁、314-325頁)難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
小テストの準備(120分)
15小テストと解説
非典型担保について4(344-348頁、判百100)
定期試験についての説明と質疑応答
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
定期試験の準備(660分)
    
評価方法・基
準(評価割合)
小テスト30%、期末テスト70%で判断します。
六法を持参しない、私語をやめないなど、出席態度に問題がある場合には評価に反映させます。
出席は当然の前提です。公欠は2回まで考慮します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『民法Ⅱ-物権[第3版補訂]』淡路剛久ほか著有斐閣1900円+税978-4-641-15034-1324/0804/2
2.『民法判例百選① 総則・物権』潮見佳男ほか編有斐閣2100円+税978-4-641-11523-132/B11
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『なし』
参考URL
1.なし
質疑応答
オフィスアワー時に、研究室で受け付けます。
Eメールも可能です。(sato@dpc.agu.ac.jp。携帯電話からの場合には、インターネットからのメールを受信する設定にしてからメールすること)
備考
(1)受講生にかかわる情報
・民事法入門・民法Ⅰ(総則)・民法Ⅱ(物権)を受講していることが望まれます。
・民法Ⅳ(契約)・民法Ⅲ(債権総論)も受講済みの方が理解しやすいでしょう。
(2)受講のルールに関する情報
・開始のチャイムまでに着席すること。遅刻は欠席扱いとします。担当教員に無断で退室をした場合も同様とします。
・授業中の私語・携帯やスマホなどを禁止します。違反した者は平常点を減点します。
・第一講からきちんと講義します。初日も教科書2冊と六法を持参してください。忘れ物は減点の対象です。
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ファイル
更新日付2017/02/23 10:19:28