開講年度2017
科目名民事法入門
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者佐藤 啓子
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
民法の基礎を学ぶ。
授業の概要
 われわれは、生涯を通じて民法にかかわっている。物の売り買いや貸し借り、交通事故の際の治療費などの請求、不動産をめぐるトラブル、結婚や離婚、相続、これらはみな、基本的には、民法にかかわる問題である。
 この講義では、まず、民法を学ぶ上での基礎的な知識を習得したうえで、民法の基本原理を中心に民法(財産法)の仕組みや考え方を学ぶ。次いで、民法第一編総則の第一章通則から第四章物まで(たとえば、権利濫用、未成年者の民法上の扱い、後見制度等)について学修する。(条文は、順不同で登場する)
授業の到達
目標
・授業範囲にあたる部分の基礎知識を得、ある程度の説明ができるようになること。
・ある事例があったときに、それに対してどの条文が適用されるか判断でき、結論が導き出せること。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1この科目の説明・受講上の注意、基礎中の基礎を問う小テストとその解説
法律の種類(公法・私法など)、民法の沿革、民法の構造、民法の解釈、法の存在形式(第3回までに分けて講義する)
3回に分けて、教科書1-12頁、28-33頁を学習する。毎回の範囲は授業中に指示する。
初回は、教科書の購入、確認、最初の数ページの漢字などの確認(60分)。学習した事項の復習(60分)
2小テストとその解説
第1回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
3小テストとその解説
第2回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
4小テストとその解説
民法三大原則とその修正、民法1・2条について、3回に分けて講義する。
3回に分けて、14-27頁を学習する。毎回の範囲は授業中に指示する。難しい日本語の確認、難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
5小テストとその解説
第4回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
6小テストとその解説
第5回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
7小テストとその解説
権利能力、住所、失踪宣告について、3回に分けて講義する。ただし法人は概略のみ説明する。
3回に分けて、35-40頁、75-157頁を学習する。毎回の範囲は授業中に指示する。難しい日本語の確認、難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
字や定義の確認、例の理解などの復習(60分)
8第7回の続き難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
9第8回の続き難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
10小テストとその解説
行為能力と物について、5回に分けて講義する。行為能力の基礎となる意思表示・法律行為という概念についても導入部のみ説明する。
5回に分けて、45-70頁、167-172頁を学習する。毎回の範囲は授業中に指示する。難しい日本語の確認、難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
字や定義の確認、例の理解などの復習(60分)
11小テストとその解説
第10回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
12小テストとその解説
第11回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
13小テストとその解説
第12回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
14小テストとその解説
第13回の続き
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
15小テストとその解説
第14回の続き
定期試験についての説明と質疑応答
難しい言葉(日本語として)の確認。該当部分の中の難しそうな箇所の事前チェック。(60分)
法律用語の学習。字のチェック、定義の確認、例の理解などの復習(60分)
期末テストのための準備(540分)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
平常点40%+定期試験60%
※平常点は、小テストと、授業における出席の態度など(備考欄を参照)より評価する。
※公欠者・病欠者等の扱い
 公欠届・診断書等を提出した場合に限り、
 ・出欠については、出席扱いとする。ただし、公欠届を出席扱いとするのは3回を上限とする。
 ・そのとき行われた小テストについては、代わりにレポートを課す。
※出席回数が10回未満の受講生は失格(S評価)とする。
※出席回数・小テスト・レポートの結果について、定期試験前の問い合わせには一切応じない。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『民法講義Ⅰ 民法総則(第6版補訂)』近江 幸治成文堂3300円+税978-4-7923-2623-4
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プロセス講義民法Ⅰ総則』後藤巻則ほか編信山社未刊未刊5月ごろ発売予定
参考URL
1.なし
質疑応答
オフィスアワー、授業前後の時間で受ける。それ以外の場合には事前に連絡してアポイントメントをとることが望ましい(sato@dpc.agu.ac.jp)。
備考
(1) 受講生にかかわる情報
この後民法に関する科目は多いので(民法Ⅰ、民法Ⅱ…)そこでの学修を効果的にするためにもしっかり学んでほしい。
(2) 受講のルールに関する情報
・チャイムが鳴るまでに着席しておくこと。毎回小テストをするため、遅刻は欠席扱いとする。また、無断で退室をした場合も同様とする。
・六法を必ず携帯すること。
・授業中の私語は禁止する。
・授業中のゲーム機等の操作は禁止する。違反した者は平常点を減点する。
画像
ファイル
更新日付2017/02/23 10:26:01