開講年度2017
科目名栄養学実験B
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者丸山 和佳子
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 3時限
春学期 木曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
はじめての実験科学
授業の概要
基礎栄養学の講義で学習した内容、すなわち栄養素が生体内で消化・吸収・代謝され、健康を維持、増進する働きがあるということについて、みずから手を動かして、体験することによって、より理解を深める。各栄養素(糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)の化学的、物理化学的性質を理解するために、それぞれについて定性実験および定量実験を行う。また、生体内で、糖質、タンパク質、脂質が各々の消化酵素によってどのように加水分解されるかを理解するための酵素反応実験を行う。
授業の到達
目標
栄養学に携わるものとして必須である定量実験の基礎的手法について習熟し、実験ノートに記載できるようになる。実験の結果を簡明にレポートにまとめることができるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション
実験ノートの作成方法と試薬の調製
講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
2リン酸溶液の調製講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
3ヘモグロビンの最大吸収波長の測定講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
4タンパク質濃度の吸光光度計による測定講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
5糖質の定性反応(1)
フェーリング反応、バーフォード反応、セリワノフ反応、ヨウ素でんぷん反応
講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
6糖質の定性反応(2)
実験結果と考察、レポートの作成法
講義、実験内容についてノート作成と自主学習、レポート作成と提出(60分)
7アミラーゼによるでんぷんの消化(糖質消化1)講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
8アミラーゼによるでんぷんの消化(糖質消化2)
実験結果と考察、レポートの作成
講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
9パンクレアチンによる乳脂肪の消化(脂質消化2)講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
10パンクレアチンによる乳脂肪の消化(脂質消化2)
実験結果と考察、レポートの作成
講義、実験内容についてノート作成と自主学習、レポート作成と提出(60分)
11酵素反応(1)
基質濃度依存性
講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
12酵素反応(2)
実験結果と考察、レポートの作成
講義、実験内容についてノート作成と自主学習、レポート作成と提出(60分)
13酵素反応(3)
至適pH
講義、実験内容についてノート作成と自主学習(30分)
14酵素反応(4)
実験結果と考察、レポートの作成
講義、実験内容についてノート作成と自主学習、レポート作成と提出(60分)
15実験のまとめと総合討論栄養学実験で学んだことについて group discussin を行う(60分)
    
評価方法・基
準(評価割合)
実験態度(遅刻をしない。積極的に責任をもって実験にとりくむ。実験結果を理解し、積極的に質問と発表をする)を重視する(70点)。実験ノート1回、レポート2回(30点)を加算し、総合的に評価する。実験が成功したかどうかではなく、実験を通し学ぶ姿勢を重視します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『管理栄養士のための栄養生科学実験ハンドブック』岡本光弘帝塚山大学出版会1500978-4-925247-20-7
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
月曜日12:00-13:00に教授室で学生との質疑応答(オフィスアワー)を設ける。
備考
ノート(ルーズリーフでなく、A4ノート一冊)と鉛筆またはシャープペン、消しゴム、方眼紙を用意して下さい。実験に際しては白衣着用すること。その他身だしなみについて、ガイダンスで説明します。服装チエックを行います。
画像
ファイル
更新日付2017/02/08 09:54:24